多木化学 (4025) 化学

肥料・農業資材の「アグリ事業」、水処理薬剤・機能性材料の「化学品事業」を中核に、建材製造、石油販売、不動産賃貸、運輸業を多角的に展開する企業グループです。農業従事者や工業・建設業界など、幅広い法人・個人顧客を対象に、化学技術を基盤とした製品供給と生活関連サービスを提供しています。
アセット・バリュー・インベスターズ建設的対話型
保有比率: 5.00% ↑+5.00% 増加新規
報告書提出日: 2026-07-21
アセット・バリュー・インベスターズは過去に多くの介入先で成果を出してきた──だが多木化学の安定株主比率は36%を超えており、過去の株主提案賛成率が6%台に留まった強固な支持基盤を崩せるかは不透明。
コバンザメスコア?
(0.0–10.0)
7.0以上
全167件中 ─ 中央値: 6.1 / 上位25%: 7.0
0 中央値 上位25% 10
目次 (クリックで開閉 ── ▶ マークは全て同様に操作できます)
  1. 割安か──バリュエーション指標
  2. どう動くか──介入シナリオと行動確率
  3. 提案は通るか──株主構成と議決権の壁
  4. 下値は堅いか──配当・増配・自社株買い余力
  5. 出口はどこか──シナリオ別試算値
  6. 過去の打率は──実績と勝率
  7. 撤退の兆候は──エグジットシグナルと検知条件
  8. まとめ──スコアの構成と根拠

1. 割安か──バリュエーション指標

今の株価は割高か割安か。PBR・PER・NC比率などの指標から、複数のアプローチで株価水準を検証します。
データ期間の見方 前実 直近の確定決算(有価証券報告書・決算短信)の数値 今予 会社が発表した今期の業績予想に基づく数値 ※ 株価・時価総額は前営業日終値
実質PBR前実?
業種中央値0.88倍
EV/EBITDA前実?
業種中央値7.57倍
ROICスプレッド前実?
ROIC 1.5% − WACC 3.8%
業種内ポジション
アクティビストは同業他社との比較で経営改善余地を主張する。中央値からの乖離が株主提案の根拠となる。
PBR
0.89倍(51%ile)
EV/EBITDA
42.41倍(89%ile)
ROE
7.2%(56%ile)
← 低い   業種中央値   高い →
ROIC vs WACC
ROICがWACCを上回れば価値創造、下回れば価値破壊。アクティビストはスプレッドがマイナスの企業に対し、事業再編や資本配分の見直しを要求する根拠とする。
スプレッド
-2.4%(価値破壊)
← 価値破壊ROIC 1.5% | WACC 3.8%価値創造 →

→ 賃貸等不動産の含み益80.64億円を加味した実質PBR(株価純資産倍率)0.79倍は、標準PBR(株価純資産倍率)0.89倍および化学セクターの業種中央値0.88倍を下回り、資産面で割安な水準にあります。

ネットキャッシュ比率(NC比率)45.77%と手元資金も厚く、ネットキャッシュを控除した清原式PER(株価収益率)は9.40倍と10倍を下回ります。この資産の厚みと低PER(株価収益率)の組み合わせは、市場が同社の保有する隠れ資産や現金を評価に反映していないことを示しており、アクティビストがバリュエーションの再評価を求める論拠となります(過去実績・将来非保証)。

根拠データ
判定基準
実質PBR:
含み益(不動産・政策保有株等)を加味した純資産に対する株価倍率。業種中央値との乖離で割安/割高を判断する基礎指標。1.0倍未満: 割安圏、1.0-1.5倍: 中立圏、1.5倍以上: 割高圏。

EV/EBITDA:
企業価値(時価総額+有利子負債−現金)÷ EBITDA。キャッシュフローベースの企業価値評価。業種中央値比0.8未満: 割安圏、0.8-1.2: 中立圏、1.2超: 割高圏。EBITDAが取得できない場合はPER(清原式)で代替。

ROICスプレッド:
ROIC − WACC。プラスなら資本コスト以上の利益を創出(価値創造)、マイナスなら価値破壊。10%超: 強い価値創造、0-10%: 中立水準、マイナス: 価値破壊。

NC比率(清原式):
ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。高いほどアクティビストが還元強化を要求する根拠が強くなる。
割安度の検証
4,855円
発行済株式数: 9,458,768株
PBR 前実?
市場ベース?
0.89倍
資産調整後?
0.79倍
市場
実質
PER 今予?
市場ベース?
15.28倍
清原式?
9.4倍
市場
清原
純資産 前実?
簿価
430億円
修正純資産?
510億円
簿価
修正
NC比率(清原式) 前実?
NC比率
45.8%
目安 約10%
NC額?
210億円
= 流動資産 299億円 + 投資有価証券×70% 202億円 − 負債合計 230億円
NC/時価総額
46%
時価総額?
市場
459億円
理論時価総額?
581億円
市場
理論
配当利回り 今予?
現在
1.65%
潜在利回り?
3.27%
現在
潜在
📝 指標の説明
  • PBR(株価純資産倍率): 前期末の簿価純資産に対する株価の倍率。会社を今すぐ解散した場合の資産価値に対して、株価が何倍かを示す。1.0倍なら帳簿上の資産と株価が同じ。1倍割れは東証の「資本コストや株価を意識した経営」要請の対象。アクティビストが「株主資本を有効活用できていない」と指摘する最も基本的な根拠になる。
  • 実質PBR: 前期末の修正純資産(含み益加味)に対する株価の倍率。帳簿に載っていない「隠れた資産価値」を反映する。簿価PBRが1倍超でも、不動産や株式の含み益を加えると実質的に割安になるケースがある。アクティビストは実質PBRを重視し、含み資産の売却・活用を要求する根拠にする。
  • PER(株価収益率): 今期の会社予想EPSに基づく株価収益率。今の利益水準で投資額を回収するのに何年かかるかの目安。低いほど利益に対して株価が割安。業種中央値より高ければ市場の期待が大きい。低ければ過小評価されている可能性があり、アクティビストが「株価を引き上げる施策」を要求する根拠になりうる。
  • PER(清原式): (時価総額 − ネットキャッシュ) ÷ 今期予想純利益。余剰現金を差し引き、事業の利益力だけに対するPERを算出する。通常PERより低くなるほど「現金の厚み」が株価に織り込まれていない。清原式PERが業種中央値を大幅に下回る企業は、現金を抱え込んだまま事業効率を高めていない可能性が高く、アクティビストの還元要求の典型的な対象。
  • 純資産: 会社の資産から負債を差し引いた正味の財産額。「簿価」は帳簿上の金額、「修正純資産」は不動産含み益などを加算した実態ベースの金額。
  • 修正純資産: 簿価の純資産に、保有不動産の含み益・有価証券の含み益を加算した「実態ベース」の純資産額。この金額が大きいほど企業の「隠れた資産」が多い。遊休資産の売却、政策保有株の解消、不動産のリート化など、アクティビストが資産活用を要求する原資の規模を示す。
  • EV/EBITDA: 企業価値(時価総額+前期末有利子負債−現金)÷ 前期実績EBITDA。減価償却の影響を除いたキャッシュフローベースの企業価値倍率。M&A(企業買収)で最も使われる値付けの尺度。業種中央値より低ければ買収対象として割安であり、TOB(公開買付け)の可能性を測る目安にもなる。
  • 時価総額: 株価×発行済株式数。「市場」は現在の株式市場での評価額。「理論時価総額」は事業利益を業種平均PERで再評価し、余剰現金を加算した理論上の企業価値。
  • 理論時価総額: 清原式事業価値モデルによる試算値。算式: 理論時価総額 = 適正事業価値 + ネットキャッシュ。適正事業価値 = (市場評価の事業価値 ÷ PER清原式) × 業種PER中央値。理論時価総額が現在の時価総額を上回る場合、市場が企業価値を過小評価している可能性を示す。アクティビストはこの乖離を根拠に、株主還元や資本政策の見直しを要求する。
  • 配当利回り: 今期予想の1株あたり配当金÷株価。投資額に対して年間いくら配当を受け取れるかの指標。業種中央値より低ければ増配余力がある可能性を示す。アクティビストが増配要求する際の出発点になる。
  • 潜在利回り: 今期予想の利益を前提に、配当性向を引き上げた場合に実現しうる理論上の配当利回り。算式: 潜在利回り = EPS × MAX(業種配当性向中央値, 50%) ÷ 株価。潜在利回りが現在利回りを大きく上回る場合、増配余力が大きいことを意味し、アクティビストの増配要求が企業価値向上に寄与するシナリオの蓋然性が高い。
  • NC比率(清原式): 前期末ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。時価総額に対して余剰現金をどれだけ抱えているかの比率。この比率が高い企業は「現金を溜め込んでいる」とみなされる。自社株買い・増配・特別配当の要求根拠になり、比率が高いほどアクティビストの介入動機が強い。
  • NC額: ネットキャッシュ額。計算式: 流動資産 + 投資有価証券×70% − 負債合計。事業に使っていない余剰現金の総額。NC額が大きいほど自社株買い・増配・特別配当の原資が豊富。アクティビストが還元強化を要求する際の具体的な金額規模を示す。
セクター相対評価

業種: 化学(33業種分類)

PBR 前実
当社
0.89倍
業種中央値
0.88倍
対業種 1.01倍
PER 今予
当社
15.28倍
業種中央値
13.99倍
対業種 1.09倍
ROE 前実
当社
7.2%
業種中央値
6.4%
対業種 1.13倍
配当性向(実績) 前実
当社
21.6%
業種中央値
36.2%
対業種 0.60倍
📝 指標の説明
  • 対業種比: 当社値÷業種中央値。1.0=業種平均水準
  • 業種内順位(%ile): 業種内でのパーセンタイル順位。PBR・PER: 低%ile=割安 / ROE: 高%ile=高効率
  • ROE(自己資本利益率): 前期確定の純利益÷自己資本。株主の出資に対してどれだけ効率的に利益を稼いでいるか。8%未満なら東証の「資本コストを意識した経営」要請の対象。アクティビストが改善を要求する根拠になる。
  • 配当性向(実績): 前期確定の純利益のうち配当に回した比率(実績値)。会社予想ベースの配当性向はS4に記載。低すぎれば増配要求の余地が大きい。高すぎれば持続性に問題があり、利益成長が求められる。
株主資本は有効に使われているか
計算パラメータ(Beta / WACC / ROIC)
指標
Beta(1年)? 0.48
株主資本コスト前実? 3.9%
WACC前実? 3.8%
ROIC前実? 1.5%
結論: 価値を創っているか
ROICスプレッド 前実? -2.4% 価値破壊
▼0%
EVA 前実? -11億円
ROE 7.2%
原因: ROEを決める3要素
売上高純利益率 前実? 7.8%
総資産回転率 前実? 0.61回
財務レバレッジ 前実? 1.51倍
ROE 7.2% の内訳
利益率
7.8%
回転率
0.61回
レバレッジ
1.51倍
余力: まだ使える手段はあるか
D/Eレシオ 前実? 0.03倍
▼1.0倍
📝 指標の説明
  • ROICスプレッド: ROIC(投下資本利益率)からWACC(加重平均資本コスト)を差し引いた値。プラスなら株主が期待する最低リターンを超える利益を生んでおり「価値創造」、マイナスなら資本コスト以下の利益しか出せておらず「価値破壊」の状態。アクティビストが最も重視する経営効率の指標。スプレッドがマイナスの企業は「株主の資本を有効に使えていない」と批判される。事業ポートフォリオの再編(低ROIC事業の売却)、遊休資産の処分、余剰現金の株主還元など、資本配分の見直しを要求する最も強力な根拠になる。
  • EVA(経済的付加価値): Economic Value Added。税引後営業利益(NOPAT)から投下資本×WACCを差し引いた金額。ROICスプレッドを金額で表したもの。プラスなら真の経済的利益を生んでおり、マイナスなら会計上は黒字でも株主資本を食い潰している。EVAがマイナスの企業は「帳簿上は利益が出ているが、株主の機会費用を考慮すると実質赤字」。アクティビストは「EVAがゼロ以上になるまでROICを改善せよ」と具体的な数値目標を掲げて経営改善を要求する。金額で示されるため、毀損規模が直感的に伝わる。
  • ROE(自己資本利益率): 純利益÷自己資本。株主の出資に対してどれだけ効率的に利益を稼いでいるかを示す。ROEは以下の3要素に分解できる(デュポン分析)。8%未満なら東証の「資本コストや株価を意識した経営」要請の対象。アクティビストが改善を要求する際の出発点となる指標であり、どの要素が足を引っ張っているかをデュポン分析で特定する。
  • 売上高純利益率: 純利益÷売上高。売上からどれだけ最終利益を残せているかを示す「収益性」の指標。ROEを構成するデュポン3要素の1つ。利益率が低い場合、アクティビストは不採算事業の撤退・売却、コスト構造の改善、価格転嫁��の強化を要求する。特に多角化企業では「低利益率のセグメントを切り離せ」という事業ポートフォリオ再編の根拠になる。
  • 総資産回転率: 売上高÷総資産。保有する資産をどれだけ効率的に売上に変換できているかを示す「効率性」の指標。ROEを構成するデュポン3要素の1つ。回転率が低い場合、遊休資産・過剰在庫・不要な政策保有株を抱えている可能性が高い。アクティビストは「使っていない資産を売却して株主に返せ」と要求する。不動産や政策保有株の売却要求の定量的根拠になる。
  • 財務レバレッジ: 総資産÷純資産。借入によって資産をどれだけ膨らませているかの度合い。ROEを構成するデュポン3要素の1��。高いほどROEは上がるがリスクも増す。レバレッジが低すぎる(=純資産が��沢すぎる)場合、アクティビストは「余剰資本を株主に返還すべき」と主張する。自社株買いや特別配当によって自己資本を圧縮し、ROEを引き上げる戦略の根拠になる。
  • D/Eレシオ: 有利子負債÷株主資本。借入への依存度を示す。1.0倍未満なら借入より自己資本が多い安全圏。低いほど追加の借入余力が大きく、自社株買い・増配・設備投資の原資を調達しやすい。D/Eレシオが極端に低い企業は「財務が保守的すぎる」として、最適資本構成への転換を求められる。適度な借入でレバレッジを高め、余剰資本を株主還元に回すことでROE改善とPBR是正を同時に実現する――これがアクティビストの典型的な資本政策提案。
  • Beta(1年): 過去1年間の日次リターンをもとに算出した、市場全体(TOPIX)に対する株価の変動感応度。1.0なら市場並みの変動、1.0超なら市場より大きく動く、1.0未満なら市場より安定的。株主資本コスト算出のパラメータ。Betaが高い銘柄は資本コストも高くなるため、ROICスプレッドがマイナスに振れやすい。アクティビストにとっては「資本コストが高いのにそれを超えるリターンを出せていない」という批判の材料��なりうる。
  • 株主資本コスト: 株主が期待する最低限のリターン。算式: リスクフリーレート(1.0%) + Beta × 市場リスクプレミアム(6.0%)。ROEがこの率を下回っていれば、株主の期待に応えられていない。東証の「資本コスト経営」要請の中核概念。アクティビストは「御社の株主資本コストはX%だが、ROEはY%しかない。コストを下回るリターンは株主価値の毀損だ」と数値を突きつけて改善を要求する。
  • WACC(加重平均資本コスト): 株主資本コストと負債コストを資本構成比率で加重平均した、企業全体の資本コスト。ROICがWACCを上回っていれば価値を創造している。企業価値評価(DCF法)の割引率として使われ、M&AやMBOの価格算定にも影響する。アクティビストはWACCを基準に「事業の取捨選択」を提案し、WACC未満のリターンしか出せない事業の売却を要求する。
  • ROIC(投下資本利益率): 税引後営業利益(NOPAT)÷投下資本(株主資本+有利子負債)。事業に投じた全資本に対するリターン。ROEが株主視点の指標であるのに対し、ROICは債権者を含む全資本提供者の視点。ROICは財務レバレッジの影響を受けないため、事業の「素の実力」を測る指標としてアクティビストが重用する。「ROICツリー」で分解し、改善余地がある事業オペレーションを特定する手法が定着している。
賃貸等不動産(隠れ資産)
指標
簿価合計71億円
時価合計152億円
含み益81億円
📝 指標の説明
  • 簿価合計: 賃貸等不動産の帳簿上の価額。取得原価から減価償却を差し引いた金額
  • 時価合計: 不動産鑑定評価額等に基づく現在の市場価値
  • 含み益: 時価 − 簿価。帳簿に載らない隠れた資産価値。売却すれば利益として実現可能
時系列データ(過去5年)
決算期簿価時価含み益
2025-12 7,118 15,182 8,064
単位: 百万円

出典: EDINET有価証券報告書 (S100XS6V)大量保有報告書 (S100YR5Q)

【編集部注】 実質PBR(株価純資産倍率)0.79倍という資産の割安さは明確になった。しかし、どれほど割安であっても、アクティビストが具体的な変革を迫る行動を起こさなければその価値は埋没したままとなる。


2. どう動くか──介入シナリオと行動確率

大量保有報告書は出した──次の問いは、純投資のままか、経営に変化を求めるか。報告書の文言・過去の行動パターンから、介入の方向性と確率を読みます。
行動確率?
過去27件中18件

→ 過去27件中18件で明示的行動に移った実績から、行動確率は67%と算出される。

多木化学に対しては、2025年10月に日本調査責任者の社外取締役選任を求める臨時株主総会招集請求、2026年3月に1株当たり195円の配当を求める株主提案をすでに実施した事実が確認されている。ネットキャッシュ比率(NC比率)45.77%およびPBR(株価純資産倍率)0.89倍という過剰資本と割安な財務構成は、このアクティビストが過去にアツギやシンクロ・フードなどの他銘柄で資本効率改善を求めた際のターゲット像と一致する。会社側が自己株買いや増配などの対応を示しているものの、アクティビスト側の要求水準との乖離は依然として大きく、今後も保有比率の積み増しを伴う対話継続の蓋然性が高いと評価される。

主要戦略: 株主還元方針変更 / 副次的な戦略: ガバナンス改善要求

推定取得単価4,696円に対し現在株価4,855円(乖離+3.4%)。

共同保有者・貸株・担保契約:いずれも本報告書に記載なし

📝 指標の説明
  • 行動確率: このアクティビストの過去の全保有案件のうち、実際に株主提案・増配要求等の行動に移った割合。75%以上なら過去の実績上ほぼ確実に動く。50%未満なら純投資で終わる可能性も。
  • 推定取得単価: 大量保有報告書の記載(取得価格×株数)から加重平均で算出した1株あたり推定コスト。現在株価がこれを下回ると含み損。撤退圧力が発動する水準であると同時に、追加買い増しの動機にもなる。
  • 共同保有者: 同一目的で株式を共同保有する者。報告書の「共同保有者」欄に記載。共同保有者がいれば実質的な議決権はその合算。表面上の保有比率より影響力が大きい場合がある。
  • 貸株・担保契約: 保有株式の貸株や担保提供の有無。貸株に出していれば議決権行使時に回収が必要。担保差入れがあれば追加投資の制約になりうる。
根拠データ
判定基準
行動確率:
このアクティビストの過去の全保有案件のうち、実際にエスカレーション(株主提案・対話要求等)に移った比率。75%なら4件中3件で行動に転じた実績。保有目的文言はテンプレート化されていることが多いため、文言一致ではなく全案件ベースで算出。灰色固定表示。

ISS/Glass Lewis基準該当: 一般公開基準への形式的該当を示す。実際の個別推奨は非公開(有料レポート)のため「反対推奨された」と断定するものではない。
過去投資先での実績
行動パターン
過去27件中、株主提案に踏み込んだのは15件、公開書簡どまりが3件、明示的行動なしが9件。株主提案階層の勝率は64.29%、対する行動なし階層の勝率は75.00%であり、踏み込みの深さとリターンが必ずしも単純比例しないものの、全体として高い行動確率を維持している。過去の観測事実は、このアクティビストが対話の進展に応じて能動的な関与を選択する傾向を示している。

行動タイプ別の成績(過去27件、リターン確定 20件)

行動強度 件数 1年超過勝率 超過R中央値
E法的係争型 0件
D株主提案型 15件 64.3% (14件) 10.3%
C公開書簡型 3件 50.0% (2件) 12.4%
B会社対応のみ観測 0件
A明示的行動なし 9件 75.0% (4件) 29.0%

※ 過去実績。投資判断の保証ではない。D階層(株主提案型)の結果内訳(可決/譲歩/否決)は下記カード個別参照。

過去投資先での行動履歴(全27件):過去の新規報告銘柄について、実際の行動と保有目的を対比(当該企業は除外)。

倉敷紡績 (3106) 繊維製品 A 行動なし
初回報告: 2025-05-08 ピーク比率: 5.02%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +13.1%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
ヘリオス テクノ ホールディング (6927) 電気機器 D 株主提案
初回報告: 2025-04-07 ピーク比率: 5.01%
実際の行動
株主提案
2025 年定時株主総会で自己株式取得および譲渡制限付株式報酬制度に関する株主提案が議題化 (第三者情報、要確認)。提案主体が AVI 単独かバリュー系外資連合かは Web 検索範囲では特定不能
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: -15.9%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
シンクロ・フード (3963) 情報・通信業 D 株主提案
初回報告: 2025-03-27 ピーク比率: 27.68%
実際の行動
株主提案
2025 年 11 月 12 日付で取締役会意見開示、12 月 26 日臨時株主総会で会社提案第 1 号議案否決・株主提案第 2/3/6 号議案可決 (第 4 号議案否決)、結果として大久保俊氏が取締役 → 代表取締役社長へ昇格・藤代真一創業者は代表権なし会長へ後退・酒井 (坂井) 一成氏が株主提案で社外取締役に新任という経営陣刷新が実現 (一次資料: 適時開示 / 報道)
AGM結果
ション、AVI 投資家向けレポートで「時価総額の約 45% 相当の現預金を保有する過剰資本 BS」「営業利益率約 30% で年成長 17%」と標的根拠を公表 (報道ベース) 株主提案第 2/3/6 号可決により経営陣刷新は既に実現済みでイベントドリブン局面のピークは通過、今後は (a) AVI/LIM の保有継続による特別配当・自社株買い要求の第 2 ラウンド、(b) MBO/TOB による Exit
メディア報道
6 日臨時株主総会開催の段階的エスカレーション、AVI 投資家向けレポートで「時価総額の約 45% 相当の現預金を保有する過剰資本 BS」「営業利益率約 30% で年成長 17%」と標的根拠を公表 (報道ベース) 株主提案第 2/3/6 号可決により経営陣刷新は既に実現済みでイベントドリブン局面のピークは通過、今後は (a) AVI/LIM の保有継続による特別配当・自社株買い要求の第 2 ラウンド、(b)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: -43.2%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
わかもと製薬 (4512) 医薬品 D 株主提案
初回報告: 2025-02-27 ピーク比率: 10.60%
実際の行動
株主提案
AVI 名義の株主提案は未確認。先行のナナホシマネジメントが 2024 年 6 月総会で 6 項目提案 (実験動物頭数開示等)、2024-12-02 公開書簡で社長辞任要求と再宣戦布告、2025-04-21 にも書簡送付という独立した活動を継続。AVI が 2026 年 6 月総会で独自提案を出すか、ナナホシ提案への賛同票を投じるかは未確認
公開書簡
AVI 公式サイト (assetvalueinvestors.com) および AJOT 月次レターでは、4512 専用の公開書簡・特設キャンペーンページは現時点で確認されない。ただし AJOT 2026 年 3 月月次レターで「Wakamoto Pharmaceutical (+6%) は当月 2 番目の貢献銘柄、初の通期営業
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: -43.7%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
シェアリングテクノロジー (3989) 情報・通信業 A 行動なし
初回報告: 2024-08-21 ピーク比率: 28.18%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +44.8%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
アツギ (3529) 繊維製品 D 株主提案
初回報告: 2024-08-08 ピーク比率: 28.47%
実際の行動
株主提案
2025 年 6 月 27 日開催の第 99 回定時株主総会の招集通知において、AVI からの株主提案議案の存在は未確認 (公開情報からは取締役選任議案は会社提案のみが確認できたが、提案の有無の明示的記載は未確認)
メディア報道
期に営業利益 100 百万円の黒字化を「方向性の肯定的な信号」と評価し、2025 年 11 月 - 12 月にかけて複数回保有比率を引き上げ。AVI は経営陣との対話を通じた資本効率改善要求を実施 (報道ベース: AJOT 公式サイト) 最終比率 28.47% は AVI の日本案件としては最大級の集中度で、第 3 者割当・MBO・自己株 TOB 等の資本政策イベント発生確率が高い段階。筆頭株主は BNP
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +32.2%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
新家工業 (7305) 鉄鋼 D 株主提案
初回報告: 2024-08-06 ピーク比率: 8.54%
実際の行動
株主提案
公開された株主提案・委任状闘争・特別委員会要請は確認**できず**
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: -20.9%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
青山財産ネットワークス (8929) 不動産業 D 株主提案
初回報告: 2024-06-18 ピーク比率: 8.21%
実際の行動
株主提案
AVI 名義での株主提案・公開書簡の確認なし (2026-05-05 時点)。エンゲージメントは私信 (private letters) と経営陣面談中心の非公開段階
公開書簡
ata.com) (1) 業種は東証で「不動産業」分類 (旧プライム → 現スタンダード)。(2) AVI が買い増し継続中 (1 年半で +3.07pt) かつエンゲージメント中期段階で次の触媒 (公開書簡・株主提案・自社株買い発表等) のリスク・リターン非対称性が高い局面。(3) Hibiki Path Advisors との実質的並走 (共同保有届出はないが対象会社共通) は組織票形成の温床になり得
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +26.9% 2年超過: -57.3%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
ブロードメディア (4347) サービス業 D 株主提案
初回報告: 2024-05-29 ピーク比率: 38.01%
実際の行動
株主提案
株主提案・委任状闘争の公開記録は未確認 (TDnet 検索範囲。TOB を選択したため正式株主提案ルートは経由していないと推定)
メディア報道
t plc)、買付価格 1 株 2,200 円 (公表前日比 +29.5% プレミアム)、買付代金 17.06 億円。2026-01-29 に成立公表、AJOT 単独所有割合 43.03% に到達 (報道ベース、M&A Online 等)。ブロードメディア取締役会は当該 TOB に対し「中立」表明 (報道ベース)。AVI 公式の Activist Campaigns ページ (Wacom/Rohto/帝国繊
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +5.5% 2年超過: -29.6%
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純投資及び重要提案行為等を行うこと
栄研化学 (4549) 医薬品 D 株主提案
初回報告: 2024-03-11 ピーク比率: 7.79%
実際の行動
株主提案
2025 年 6 月 24 日開催の第 87 期定時株主総会に対し AVI が 2 議案を提出 (確定情報、日経 / QUICK Money World)。(1) 定款変更 (剰余金配当の株主総会決議化) → 賛成 73.11% で可決、(2) 自己株式取得 → 賛成 37.66% で否決。会社側は当初両議案に反対決議も、可決後「総還元性向 50% 以上を目安」と表明
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +15.5% 2年超過: +12.7%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
BEENOS (3328) 小売業 D 株主提案
初回報告: 2024-02-20 ピーク比率: 9.98%
実際の行動
株主提案
2024 年 12 月 20 日開催予定の第 25 回定時株主総会 (※臨時開催) に向けて AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC が株主提案を正式提出。提案内容は「定款一部変更」「剰余金処分 (増配)」「自己株式取得」「取締役 (監査等委員・社外取締役を除く) への譲渡制限付株式報酬制度の改正」の 4 議題。並行して Valex Partners K.K. も取締役 2 名選任を提案。両提案とも LY Corporation TOB 公表 (2024-12-19) を受けて株主総会前日 (2024-12-19) に取下げ、BEENOS 取締役会も同日取下げに同意 (BEENOS 適時開示・QUICK Money World 確認済)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +166.3%
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純投資及び重要提案行為等を行うこと
TSIホールディングス (3608) 繊維製品 A 行動なし
初回報告: 2023-03-01 ピーク比率: 9.59%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: -27.6% 2年超過: +59.3%
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純投資及び重要提案行為等を行うこと
コニシ (4956) 化学 C 公開書簡
初回報告: 2023-01-16 ピーク比率: 5.01%
実際の行動
公開書簡
数週間後に **8.5% 自社株買い**を発表し株価 +10%。EDINET 上の報告書は 2 件のみだが、これは AVI の手法が「私的協議 (private engagement) 主導」であり、公開書簡・株主提案・委任状闘争へのエスカレーションを伴わない協調的成功事例だったことを示す **完全エグジット完了済み**につき新規追随不可。本銘柄は AVI のエンゲージメントが「私的協議で成功 → 株価上
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +33.1% 2年超過: +1.4%
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純投資及び重要提案行為等を行うこと
ジェイドグループ (3558) 小売業 C 公開書簡
初回報告: 2022-01-05 ピーク比率: 12.03%
実際の行動
公開書簡
る確率は低い。ピーク 12.03% から 4.76% への急速な売り下がりが続いており、AVI の確信度低下シグナルとして読み取れる。新規買い候補ではなく、AVI 復活シグナル (保有比率再上昇 / 公開書簡発行) 待ちのウォッチ案件 (推定)
メディア報道
四半期レポートで「最大株主として経営陣の成長戦略を支持」「JADE の割安さを指摘する私信書簡 (letters) を経営陣に送付」「配当廃止と M&A・自社株買いへの資本配分集中を提案」と開示 (報道ベース: AJOT Q1 2024 newsletter / sharesmagazine)。Magaseek 買収の PMI 進捗は 2024-07 IR 改善で評価したが、2024-10 の FY25
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: -8.3% 2年超過: +41.1%
EDINET保有目的「純投資」
純投資
NCホールディングス (6236) 機械 D 株主提案
初回報告: 2021-11-11 ピーク比率: 21.55%
実際の行動
株主提案
2023 年 6 月 29 日定時株主総会で AVI 提案が一部可決。可決 3 件 = (1) 株主総会で剰余金処分を決定可能とする定款変更 (特別決議)、(2) 1 株 65 円 (配当性向 70% 相当 / 当初会社案 17.5 円の約 3.7 倍) の期末配当、(3) TSR 50% 以上 + ROIC 10% 以上を条件とする業績連動型株式報酬制度。多数派支持を得たが (3 分の 2 に届かず) 否決された特別決議 3 件 = 取締役定員 12 → 13 名増、買収防衛策発動の最低基準設定、第三者割当増資への総会承認義務化。社外取締役選任・戦略レビュー委員会・取締役報酬上限引上げ等の残り提案は否決。具体賛成率の臨時報告書数値は未確認
公開書簡
2021 年 6 月の保有開始後 2 年間の私的対話を経て、2022 年 4 月に「重要提案行為等」へ切替。2023 年 5 月に専用キャンペーンサイト enhancingNCHD.com を開設し公開書簡発出。要求の中核は (a) 配当性向 70% (DOE 引上げ)、(b) 戦略レビュー委員会の設置、(c) ROIC・TSR 連動の役員株式報酬導入、(d) 社外独立取締役 2 名 (Jiro Yas
AGM結果
ネットキャッシュ比率 50% 超 + PBR 1 倍未満 + 東証スタンダード小型 + 親子上場でない独立系で同一パターンを示す銘柄を AVI 公式ポートフォリオから抽出可能、(3) 株主提案の総会賛成率が 50% を超えた (一部特別決議で 3 分の 2 未達) 銘柄は 1 〜 2 年以内に資本政策イベントが起きやすい、という 3 つの先行指標を重視すべき。同時に、AVI 単独銘柄 (MIRI 級の
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +22.5% 2年超過: -5.7%
EDINET保有目的「純投資」
純投資
ワコム (6727) 電気機器 D 株主提案
初回報告: 2021-11-09 ピーク比率: 14.83%
実際の行動
株主提案
2025 年 6 月定時株主総会向けに 6 議案を提出 — (1) 資本市場経験を持つ社外取締役 1 名選任 (候補: カナメ・キャピタル調査責任者 槙野尚氏)、(2) 事業構造変革監督委員会 (Transformation Plan Supervisory Committee) 設置、(3) METI「企業買収における行動指針」に基づく買収提案取扱いに係る定款変更、(4) 配当方針決定権限を株主に付与する定款変更、(5) 2026 年 3 月期に 50 億円規模の自社株買い実施、(6) 役員報酬の業績連動指標として TSR (株主総利回り) の採用。会社側は反対表明。なお 2025 年 5 月 21 日付で「株主提案の一部撤回に関する書面受領および一部撤回に対する同意のお知らせ」が適時開示されている (議案の一部撤回が成立)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: -19.2% 2年超過: -23.5%
EDINET保有目的「純投資」
純投資
エーワン精密 (6156) 機械 D 株主提案
初回報告: 2021-07-05 ピーク比率: 10.16%
実際の行動
株主提案
6156 への AVI による株主提案 (議案提出) は、適時開示・臨時報告書を確認する限り**確認できない** (確認済不在)。2024 年 9 月の株主総会で可決された取締役選任議案 (Bellamy 氏含む 5 名) は会社提案であり、株主提案ではない
公開書簡
rlando Bellamy 氏 (AVI 在籍 2020 年 4 月 〜) が、2024 年 9 月 21 日定時株主総会で社外取締役 (独立役員) に選任された (確定、複数ソース確認)。これは「公開書簡を伴わない水面下対話型エンゲージメントが結実し、取締役派遣に成功した」典型パターンと判断できる。会社側の選任理由は「海外での仕事・事業経験、海外人脈を活かした海外展開アドバイスと支援」と記載 (1)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +18.9% 2年超過: +22.2%
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
DTS (9682) 情報・通信業 D 株主提案
初回報告: 2021-03-02 ピーク比率: 8.90%
実際の行動
株主提案
AVI から DTS への株主提案提出が MarketScreener で報じられている。具体的提案項目の詳細は本調査範囲では未取得 (推定不能)
公開書簡
AVI 公式ウェブサイト・MarketScreener 報道で AVI が DTS に対し公開書簡 + 株主提案を提出した事実が確認できる。AVI による分析評価は「DTS は 5 年 EBIT CAGR 11% を達成しているが、EV/EBIT 5.6 倍とベストインクラス同業 20 倍に対し著
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +15.1% 2年超過: +27.4%
EDINET保有目的「純投資」
純投資
東京ラヂエーター製造 (7235) 輸送用機器 D 株主提案
初回報告: 2021-01-26 ピーク比率: 5.23%
実際の行動
株主提案
2021 年 6 月株主総会に 4 議案を提出 (確認済) — (1) 親会社 Marelli への預託 55 億円を特別配当として株主還元 (時価総額の 47% 相当)、(2) 監査等委員会設置会社への移行、(3) 過半数を社外取締役とする指名委員会・報酬委員会設置、(4) 取締役向け譲渡制限付き株式報酬制度導入。2022 年 5 月にも同方向で再度提案 (76 円配当・3% 自社株買い等を含む modest な第一歩との位置付け)。具体的賛成率は公開情報で未確認
公開書簡
る集計値として複数媒体に転載)。専用キャンペーンサイト (assetvalueinvestors.com/tokyo-radiator/)、2021 年 5 月 18 日付 BusinessWire 公開書簡 (KKR 傘下 Marelli への現預金返還要求)、2022 年 5 月 23 日付 BusinessWire 株主提案再提出リリースを確認 (1) AVI のコアテーゼ (親子上場解消・現預金返
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +1.1% 2年超過: +41.6%
EDINET保有目的「純投資」
純投資
パソナグループ (2168) サービス業 A 行動なし
初回報告: 2020-12-08 ピーク比率: 4.08%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: +79.5% 2年超過: -6.2%
EDINET保有目的「純投資」
純投資
愛眼 (9854) 小売業 A 行動なし
初回報告: 2026-06-23 ピーク比率: 5.00%
実際の行動

実行動データ未収録(deep research未調査)

1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企…」
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要である提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
サクサ (6675) 電気機器 A 行動なし
初回報告: 2026-02-19 ピーク比率: 7.37%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
フォスター電機 (6794) 電気機器 A 行動なし
初回報告: 2026-01-29 ピーク比率: 7.16%
実際の行動
AGM結果
力かは公開情報では切り分け不能 (要確認) (a) Axium が筆頭株主 22% 超で先行・主導役、AVI は後発 6%・サブとなる二重アクティビスト構図。今後の改革進展は Axium の社外取候補可決可否が主軸、AVI の影響度は限定的の可能性。(b) みずほ銀行が 1 月に 9.22% → 8.06% へ売却継続、Axium が買い手と推定される需給良好局面。(c) AVI 保有期間が履歴データ
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
アシロ (7378) サービス業 A 行動なし
初回報告: 2025-12-19 ピーク比率: 35.23%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
アイネス (9742) 情報・通信業 C 公開書簡
初回報告: 2025-12-12 ピーク比率: 8.05%
実際の行動
公開書簡
点)。帝国繊維・東京放送 (TBS) などの公開キャンペーン銘柄とは異なり、現時点では非公開エンゲージメント段階と判断 (1) AVI のエンゲージメントは公開キャンペーン化前の初期段階で、株主提案・公開書簡が表面化すれば株価カタリスト化する可能性。(2) 業績下振れ (2026 年 3 月期 Q3 営業赤字) 下での AVI 積み増しは、バリュー株投資家の "悪材料出尽くし狙い" の典型パターン。(3)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
三陽商会 (8011) 繊維製品 D 株主提案
初回報告: 2025-12-05 ピーク比率: 13.07%
実際の行動
株主提案
2026 年 5 月開催予定の定時株主総会に向け外資が買い増し継続中との報道あり。AVI 名義の正式な株主提案書提出は 2026-05-05 時点で TDnet・三陽商会 IR で未確認 (未確認)
公開書簡
から 2026-04-30 の 13.07% まで 5 か月で比率を 2.4 倍化させた高速積み増し局面が直近完了。2026-03-18 の筆頭株主化公表は短期サプライズ材料、5 月総会前の株主提案・公開書簡発出が次のカタリスト候補。固定資産譲渡 + 投資有価証券売却の連続開示は会社側の防衛的バランスシート開示行動の可能性が高く、増配・自社株買い発表が次の節目。八木通商 (15%) との議決権逆転判定が委
参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと
テクノスジャパン (3666) 情報・通信業 A 行動なし
初回報告: 2024-07-11 ピーク比率: 10.46%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-05-05
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び重要提案行為等を行うこと」
純投資及び重要提案行為等を行うこと

残り22件を表示 ▼

※ 実行動データは Claude Code WebSearch 経由で調査・格納(activist_action_history_gold)。超過リターンは TOPIX 対比・報告翌営業日始値基準・1年/2年経過時点の値。

保有目的文言の変遷(事由変更 11件 / 同一事由 17件)

▼ 保有事由が変更された銘柄:

フォスター電機(6794) 最終保有 7.16%(最大 7.16%)
初回 2026-01-29
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-06-26
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
アイネス(9742) 最終保有 8.05%(最大 8.05%)
初回 2025-12-12
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-05-25
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
倉敷紡績(3106) 最終保有 4.64%(最大 5.02%)
初回 2025-05-08
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-07-21
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。 ・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職又は執行役員の選任若しくは解任・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更 提出者は、発行者の開示する中期経営計画「Accelerate’27」期間中(2025年4月~2028年3月)における発行者の自己株式取得総額を、現行の200億円から増額することを提案している。 上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
シンクロ・フード(3963) 最終保有 27.68%(最大 27.68%)
初回 2025-03-27
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-05-22
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職又は執行役員の選任若しくは解任・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・株式交換、株式移転、株式交付、会社の分割又は合併・その発行する有価証券の取引所金融商品市場における上場の廃止・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更 これら以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
BEENOS株式会社(3666) 最終保有 0.00%(最大 10.46%)
初回 2024-07-11
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2025-05-14
純投資
青山財産ネットワークス(8929) 最終保有 7.18%(最大 8.21%)
初回 2024-06-18
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-06-09
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
BEENOS株式会社(3328) 最終保有 0.00%(最大 9.98%)
初回 2024-02-20
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2025-05-16
純投資
ジェイドグループ(3558) 最終保有 4.76%(最大 12.03%)
初回 2022-01-05
純投資
最終 2025-01-10
純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと
ワコム(6727) 最終保有 14.83%(最大 14.83%)
初回 2021-11-09
純投資
最終 2026-06-26
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更提出者は、2026年4月24日に、発行者の第43回定時株主総会につき、下記の事項を議題とする株主提案を行った。(1) 取締役(監査等委員である取締役を除く)1名選任の件洲濵陽一氏を監査等委員でない取締役に選任することを内容とする議案である。(2)取締役2名の解任の件代表取締役社長である井出信孝氏及び業務執行取締役チーフ・オペレーション・オフィサーである中嶋崇史氏を取締役から解任することを内容とする議案である。提出者は、発行者に対し、配当性向の目安を65%に設定するように提案している。上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
DTS(9682) 最終保有 6.28%(最大 8.90%)
初回 2021-03-02
純投資
最終 2026-01-20
純投資及び重要提案行為等を行うこと
東京ラヂエーター製造(7235) 最終保有 1.34%(最大 5.23%)
初回 2021-01-26
純投資
最終 2023-02-21
純投資及び重要提案行為等を行うこと
同一事由の 17件を表示
多木化学(4025) 最終保有 5.00%(最大 5.00%)
初回 2026-07-21
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
最終 2026-07-21 同一事由
愛眼(9854) 最終保有 5.00%(最大 5.00%)
初回 2026-06-23
提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要である提出者の保有目的は純投資であり、発行者の持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある。・重要な財産の処分又は譲受け・代表取締役の選定若しくは解職・特定の者の役員への選任・役員の構成の重要な変更・事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止・配当に関する方針の重要な変更・資本政策に関する重要な変更上記以外の重要提案行為等の具体的な内容、時期及び条件については未定である。
最終 2026-06-23 同一事由
サクサ(6675) 最終保有 7.37%(最大 7.37%)
初回 2026-02-19
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-03-16 同一事由
アシロ(7378) 最終保有 35.23%(最大 35.23%)
初回 2025-12-19
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-03-26 同一事由
三陽商会(8011) 最終保有 13.07%(最大 13.07%)
初回 2025-12-05
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-04-30 同一事由
ヘリオス テクノ ホールディング(6927) 最終保有 5.01%(最大 5.01%)
初回 2025-04-07
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2025-04-07 同一事由
わかもと製薬(4512) 最終保有 10.60%(最大 10.60%)
初回 2025-02-27
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-01-09 同一事由
シェアリングテクノロジー(3989) 最終保有 28.18%(最大 28.18%)
初回 2024-08-21
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-03-18 同一事由
アツギ(3529) 最終保有 28.47%(最大 28.47%)
初回 2024-08-08
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-01-20 同一事由
新家工業(7305) 最終保有 3.18%(最大 8.54%)
初回 2024-08-06
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2025-02-19 同一事由
ブロードメディア(4347) 最終保有 38.01%(最大 38.01%)
初回 2024-05-29
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2026-02-04 同一事由
栄研化学(4549) 最終保有 7.37%(最大 7.79%)
初回 2024-03-11
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2025-12-05 同一事由
TSIホールディングス(3608) 最終保有 0.26%(最大 9.59%)
初回 2023-03-01
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2025-07-31 同一事由
コニシ(4956) 最終保有 0.00%(最大 5.01%)
初回 2023-01-16
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2025-08-05 同一事由
NCホールディングス株式会社(6236) 最終保有 0.00%(最大 21.55%)
初回 2021-11-11
純投資
最終 2024-07-23 同一事由
エーワン精密(6156) 最終保有 5.00%(最大 10.16%)
初回 2021-07-05
純投資及び重要提案行為等を行うこと
最終 2024-06-05 同一事由
パソナグループ(2168) 最終保有 4.08%(最大 4.08%)
初回 2020-12-08
純投資
最終 2020-12-08 同一事由

※ 事由変更ありの行は左線ハイライト。報告日リンクからEDINETの1次情報を確認できます。

出典: 大量保有報告書 (S100YR5Q)

【編集部注】 過去の行動確率から対話継続の蓋然性は高いとされる。だが、要求を突きつけたところで、議決権を握る他の株主たちが会社側を支持するならば提案が通る見込みは薄い。


3. 提案は通るか──株主構成と議決権の壁

株主提案は通るか。固定株主の壁と浮動株の構成から、アクティビストの議決権戦略が成立する条件を検証します。
安定株主比率前実?
壁の合計(鈴木式準拠)
アクティビスト保有?
最新報告書
36.4%
58.6%
アクティビスト 5.0%
実質安定株主 36.4%
その他株主 58.6%

安定株主比率は議決権ベース、アクティビスト保有は株券等保有割合ベースのため分母が異なります(概算)。
市場での売買のしやすさは「浮動株比率(JPX基準)」で別途示しています。

市場流動性の目安 — 浮動株比率(JPX基準): 55.0%(JPX基準・2026-03-31時点)

→ 安定株主比率36.4%は、アセット・バリュー・インベスターズの過去の勝ちケースである倉敷紡績の36.45%(過去実績・将来非保証)とほぼ同水準であり、議決権構造上の障壁は比較的低い部類に位置する。

しかし、2026年3月の第107回定時株主総会における1株当たり195円の配当を求める株主提案の賛成率が6.27%に留まった事実は、大株主である金融機関や事業法人の会社側支持基盤が強固であることを示している。同アクティビストの化学セクターにおける過去実績はコニシの1勝0敗(過去実績・将来非保証)であり、直接的な議決権行使での勝利よりも、対話を通じた防衛的な自己株買いや増配などの株主還元策を引き出すアプローチが機能しやすい構造である。

根拠データ
判定基準
安定株主比率:
鈴木式準拠固定株分析(独自拡張版、v6.0 議決権ベース、2026-04-30〜)。A(その他法人) + B(政府) + D(個人大株主) + E(政策保有金融×0.7) + F(外国戦略株主) + G(オーナー系ファンド) + H(持株会×0.5) − I(国内VC控除)。分母=議決権総数(発行済株式総数 − 自己株式)。C(自己株式)は議決権ゼロのため計算式から除外し、参考値として表示。鈴木氏の見解では、30%を超えるとアクティビストにとっては狙いにくい銘柄となる(70%以上: 壁が極めて厚い、30-70%: 中間水準、30%未満: 議決権構造上の障壁が低い水準)。

アクティビスト保有比率:
最新の大量保有報告書に基づく保有比率。参考情報として灰色表示。

オーナー持株比率:
CEO・関連資産管理会社の合計保有比率。20%超: 拒否権に近い水準、5-20%: 中間水準、5%未満: 低水準。

外国法人等保有比率:
海外機関投資家・ファンド等の保有比率。外国法人等の比率が高い企業は株主還元・ガバナンス改善への圧力が強い傾向があり、アクティビストの提案が賛同を得やすい環境を示す。
安定株主比率の内訳(鈴木式準拠)
指標
安定株主比率(鈴木式準拠) 36.4%
├ A. その他法人 25.2%
├ B. 政府・公共団体 0.0%
├ C. 自己株式 (参考、計算式不使用) 11.8%
├ D. 個人大株主 0.0%
├ E. 政策保有金融(×0.7) 11.2% (16.0% × 0.7) (三菱UFJ信託銀行株式会社,株式会社中国銀行,株式会社百十四銀行,あいおいニッセイ同和損害保険株式会社,株式会社三井住友銀行,損害保険ジャパン株式会社)
├ F. 外国戦略株主 0.0%
├ G. オーナー系ファンド 0.0%
├ H. 持株会・共栄会(×0.5) 0.0%
└ I. 国内VC控除 −0.0%

※ v6.0(2026-04-30〜): 全項目を議決権分母(自己株式除外)で統一。A・Bは元の発行済総数分母値を÷(1-自己株式比率)で議決権分母に補正、D〜Iは大株主の議決権分母値をそのまま使用。Cは議決権ゼロのため計算式から除外(参考値)。

安定株主比率(鈴木式準拠)
36.4%
A. その他法人
25.2%
B. 政府・公共団体
0.0%
C. 自己株式 (参考、計算式不使用)
11.8%
D. 個人大株主
0.0%
E. 政策保有金融(×0.7)
11.2% (16.0% × 0.7) (三菱UFJ信託銀行株式会社,株式会社中国銀行,株式会社百十四銀行,あいおいニッセイ同和損害保険株式会社,株式会社三井住友銀行,損害保険ジャパン株式会社)
F. 外国戦略株主
0.0%
G. オーナー系ファンド
0.0%
H. 持株会・共栄会(×0.5)
0.0%
I. 国内VC控除
−0.0%
所有者別構成(法定開示区分)
金融機関26.8%
証券会社2.7%
その他法人22.2%
外国法人等5.3%
個人その他43.0%
自己株式11.8%
大株主一覧(上位10名)
#株主名所有者区分持株比率保有株数(株)
1 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 金融機関 7.4% 621,000
2 三菱UFJ信託銀行株式会社 金融機関 3.6% 302,000
3 株式会社中国銀行 金融機関 3.4% 286,000
4 株式会社百十四銀行 金融機関 2.9% 237,000
5 日本マタイ株式会社 その他法人 2.7% 223,000
6 株式会社イトーヨーカ堂 その他法人 2.4% 200,000
7 有限会社フォレスト企画 その他法人 2.2% 187,000
8 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 金融機関 2.1% 178,000
9 株式会社三井住友銀行 金融機関 2.0% 169,000
10 損害保険ジャパン株式会社 金融機関 1.9% 162,000
1
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 金融機関
7.4% 621,000株
2
三菱UFJ信託銀行株式会社 金融機関
3.6% 302,000株
3
株式会社中国銀行 金融機関
3.4% 286,000株
4
株式会社百十四銀行 金融機関
2.9% 237,000株
5
日本マタイ株式会社 その他法人
2.7% 223,000株
6
株式会社イトーヨーカ堂 その他法人
2.4% 200,000株
7
有限会社フォレスト企画 その他法人
2.2% 187,000株
8
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 金融機関
2.1% 178,000株
9
株式会社三井住友銀行 金融機関
2.0% 169,000株
10
損害保険ジャパン株式会社 金融機関
1.9% 162,000株
支配構造リスク
リスク項目判定詳細
オーナー管理
判定結果CEOまたは資産管理会社が大株主5%以上に該当せず
代表者多木勝彦
代表者持株比率2.2%
非該当 -
親子上場
判定結果該当する上場大株主なし
筆頭株主日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(7.4%)
非該当 -
筆頭株主が上場企業 -
上場大株主あり(20%超) -
政策保有・相互保有
#銘柄名コード株数時価持ち合い
1 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 2,921,100株 10,145百万円
2 (株)三井住友フィナンシャルグループ 8316 261,086株 1,755百万円
3 (株)ちゅうぎんフィナンシャルグループ 5832 215,000株 671百万円
4 (株)いよぎんホールディングス 5830 119,881株 387百万円
5 日鉄鉱業(株) 1515 112,000株 295百万円
6 住友精化(株) 4008 206,400株 262百万円
7 住友金属鉱山(株) 5713 13,000株 88百万円
8 (株)セブン&アイ・ホールディングス 3382 39,900株 83百万円
9 (株)ノザワ 5237 56,500株 70百万円
10 (株)りそなホールディングス 8308 27,066株 60百万円
11 (株)百十四銀行 8386 22,600株 59百万円
12 山陽電気鉄道(株) 9052 28,800株 57百万円
13 MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株) 8725 12,339株 55百万円
14 SOMPOホールディングス(株) 8630 6,075株 40百万円
15 レンゴー(株) 3941 16,530株 24百万円
16 片倉コープアグリ(株) 4031 18,000株 19百万円
17 東亞合成(株) 4045 8,075株 14百万円
18 三谷産業(株) 8285 2,420株 2百万円
1
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 相互保有
2,921,100 時価 10,145 百万円
2
(株)三井住友フィナンシャルグループ 8316 相互保有
261,086 時価 1,755 百万円
3
(株)ちゅうぎんフィナンシャルグループ 5832 相互保有
215,000 時価 671 百万円
4
(株)いよぎんホールディングス 5830 相互保有
119,881 時価 387 百万円
5
日鉄鉱業(株) 1515 相互保有
112,000 時価 295 百万円
6
住友精化(株) 4008 相互保有
206,400 時価 262 百万円
7
住友金属鉱山(株) 5713 相互保有
13,000 時価 88 百万円
8
(株)セブン&アイ・ホールディングス 3382 相互保有
39,900 時価 83 百万円
9
(株)ノザワ 5237 相互保有
56,500 時価 70 百万円
10
(株)りそなホールディングス 8308 相互保有
27,066 時価 60 百万円
11
(株)百十四銀行 8386 相互保有
22,600 時価 59 百万円
12
山陽電気鉄道(株) 9052 相互保有
28,800 時価 57 百万円
13
MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株) 8725 相互保有
12,339 時価 55 百万円
14
SOMPOホールディングス(株) 8630 相互保有
6,075 時価 40 百万円
15
レンゴー(株) 3941 相互保有
16,530 時価 24 百万円
16
片倉コープアグリ(株) 4031 相互保有
18,000 時価 19 百万円
17
東亞合成(株) 4045 相互保有
8,075 時価 14 百万円
18
三谷産業(株) 8285 相互保有
2,420 時価 2 百万円
合計 18銘柄 対時価総額比率 24.9%
LOW 対時価総額比率24.9%
オーナー管理
非該当
親子上場
非該当
筆頭株主が上場企業
上場大株主あり(20%超)
政策保有・相互保有
LOW
対時価総額比率 24.9%
銘柄一覧(18銘柄)
1
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 相互保有
2,921,100 時価 10,145 百万円
2
(株)三井住友フィナンシャルグループ 8316 相互保有
261,086 時価 1,755 百万円
3
(株)ちゅうぎんフィナンシャルグループ 5832 相互保有
215,000 時価 671 百万円
4
(株)いよぎんホールディングス 5830 相互保有
119,881 時価 387 百万円
5
日鉄鉱業(株) 1515 相互保有
112,000 時価 295 百万円
6
住友精化(株) 4008 相互保有
206,400 時価 262 百万円
7
住友金属鉱山(株) 5713 相互保有
13,000 時価 88 百万円
8
(株)セブン&アイ・ホールディングス 3382 相互保有
39,900 時価 83 百万円
9
(株)ノザワ 5237 相互保有
56,500 時価 70 百万円
10
(株)りそなホールディングス 8308 相互保有
27,066 時価 60 百万円
11
(株)百十四銀行 8386 相互保有
22,600 時価 59 百万円
12
山陽電気鉄道(株) 9052 相互保有
28,800 時価 57 百万円
13
MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株) 8725 相互保有
12,339 時価 55 百万円
14
SOMPOホールディングス(株) 8630 相互保有
6,075 時価 40 百万円
15
レンゴー(株) 3941 相互保有
16,530 時価 24 百万円
16
片倉コープアグリ(株) 4031 相互保有
18,000 時価 19 百万円
17
東亞合成(株) 4045 相互保有
8,075 時価 14 百万円
18
三谷産業(株) 8285 相互保有
2,420 時価 2 百万円
合計 18銘柄 対時価総額比率 24.9%
📝 指標の説明
  • 安定株主比率: 鈴木式準拠9変数モデル(独自拡張版、v6.0 議決権ベース、2026-04-30〜)。A+B+D+E×0.7+F+G+H×0.5−I(分母=議決権総数=発行済−自己株式)。鈴木氏の見解では、30%を超えるとアクティビストにとっては狙いにくい銘柄となる(30%未満=議決権構造上の障壁が低い水準、30-70%=拮抗、70%以上=壁が極めて厚い)。直近の有価証券報告書に記載された大株主データに基づく。期中の売買は反映されない。この比率が低いほどアクティビストの委任状争奪で賛同票を集めやすい。
  • A. その他法人: 事業法人・持株会社等(所有者別状況)。取引先持ち合い等の固定株の中核
  • B. 政府・公共団体: 国・地方自治体・公的機関の保有分。政策的に売却されにくい完全固定株
  • C. 自己株式: 会社自身が保有する株式。議決権ゼロのため v6.0 から計算式不使用、参考値として表示。消却すれば1株あたり価値が上昇する。自己株式の消却要求はアクティビストの定番施策。
  • D. 個人大株主: 創業家・役員本人または同姓の個人。経営権に直結し最も固定度が高い
  • E. 政策保有金融(×0.7): 銀行・生損保等。東証の政策保有解消要請を受け3割は流動化リスクありとみなし係数0.7で割引
  • F. 外国戦略株主: 海外の事業パートナー等による戦略的保有。純投資ではなく売却されにくい
  • G. オーナー系ファンド: 創業家の資産管理会社等。オーナーの意向で固定される株式
  • H. 持株会・共栄会(×0.5): 従業員・取引先持株会。半分は退職・脱退で流動化するため0.5倍で算入。持株会が厚いと安定株が多いが、係数0.5なので壁としては薄い。
  • I. 国内VC控除: ベンチャーキャピタル・投資組合等。Exit狙いの純投資家であり固定株から完全除外
  • 所有者区分: 有価証券報告書の法定開示区分。金融機関(信託銀行含む)・証券会社・その他法人・外国法人等・個人その他・自己株式に分類。外国法人等の比率が高い企業はガバナンス改善圧力が強く、アクティビストの提案に賛同票が集まりやすい。
  • オーナー管理: CEOまたはその資産管理会社が大株主に名を連ね保有比率5%以上の場合に該当。経営陣の支配力が強くアクティビストの提案が通りにくい。ただし対話型アプローチで改善を引き出すケースもある。
  • 親子上場: 上場企業が過半数保有でCRITICAL、20%超大株主でHIGH。固定株が多く提案が通りにくい。上場企業による支配はガバナンス上の論点であり、アクティビストの分離・独立要求の対象になりうる。
  • 筆頭株主が上場企業: 最大株主が上場企業であるか。親子上場に準ずる構造的課題を示す。議決権支配によりアクティビストの提案が否決されるリスクがある。
  • 上場大株主あり(20%超): 20%超を保有する上場企業の大株主がいるか。親子上場に準じるリスク。安定株主の壁として機能しアクティビストに不利。
  • 政策保有リスク: HIGH=対時価総額比率5%超 / MODERATE=1-5% / MINIMAL=1%未満。売却すれば株主還元の原資になりうる。東証の政策保有解消要請が追い風。
  • 持ち合い: 当社の株式を相手方も保有している相互保有関係。有報の「当該株式の発行者による当社株式の保有の有無」に基づく

※ 安定株主比率の各項目は有価証券報告書(EDINET開示)のXBRLデータに基づいています。解析精度により一部データが正確に取得できていない場合があります。

ガバナンス
指標
社外取締役比率前実 36% (4名 / 11名)
社外役員比率(取締役+監査役) 36%
買収防衛策 TDnet開示なし
社外取締役比率前実
36% (4名 / 11名)
▼1/3
社外役員比率(取締役+監査役)
36%
買収防衛策
TDnet開示なし
取締役・監査役一覧
氏名役職区分保有株数持株比率
多木勝彦 代表取締役 社長 取締役 14,900株 0.2%
多木隆元 取締役 会長 取締役 11,100株 0.1%
正木貴久 代表取締役 上席専務執行役員 総務人事部・内部監査部・ 不動産事業部担当 取締役 4,000株 0.0%
泉一成 取締役 上席常務執行役員 本社工場・品質保証部・ 物流部・資材部担当 取締役 3,800株 0.0%
鈴木吾郎 取締役 上席執行役員 研究所担当、研究所長 きのこ事業化プロジェクトチーム 担当、リーダー 取締役 2,700株 0.0%
井筒裕之 取締役 上席執行役員 経営企画部・サステナビリティ・ 経理部担当 取締役 2,500株 0.0%
下山昌彦 取締役 (常勤監査等委員) 取締役 2,000株 0.0%
重田昇三 取締役 (監査等委員) 社外取締役 0株 0.0%
水野久美子 取締役 (監査等委員) 社外取締役 0株 0.0%
岩木達郎 取締役 (監査等委員) 社外取締役 0株 0.0%
北嶋紀子 取締役 (監査等委員) 社外取締役 0株 0.0%
多木勝彦 取締役
代表取締役 社長
14,900株 0.2%
多木隆元 取締役
取締役 会長
11,100株 0.1%
正木貴久 取締役
代表取締役 上席専務執行役員 総務人事部・内部監査部・ 不動産事業部担当
4,000株 0.0%
泉一成 取締役
取締役 上席常務執行役員 本社工場・品質保証部・ 物流部・資材部担当
3,800株 0.0%
鈴木吾郎 取締役
取締役 上席執行役員 研究所担当、研究所長 きのこ事業化プロジェクトチーム 担当、リーダー
2,700株 0.0%
井筒裕之 取締役
取締役 上席執行役員 経営企画部・サステナビリティ・ 経理部担当
2,500株 0.0%
下山昌彦 取締役
取締役 (常勤監査等委員)
2,000株 0.0%
重田昇三 社外取締役
取締役 (監査等委員)
0株 0.0%
水野久美子 社外取締役
取締役 (監査等委員)
0株 0.0%
岩木達郎 社外取締役
取締役 (監査等委員)
0株 0.0%
北嶋紀子 社外取締役
取締役 (監査等委員)
0株 0.0%

※「社外」はEDINET開示の役職名に基づく分類。

📝 指標の説明
  • 社外取締役比率: 独立した外部の人が取締役会に占める割合。過半数なら株主提案が通りやすい
  • 社外役員比率: 取締役と監査役を合わせた全役員に対する社外役員の割合
  • 買収防衛策: TDnet適時開示のタイトルマッチで判定。有報本文・XBRLは未参照。開示がない場合、未導入とは限りません

出典: EDINET有価証券報告書 (S100XS6V)

【編集部注】 直接的な議決権行使での勝利が困難な構造である以上、対話の長期化は避けられない。その膠着期間を耐えうるだけの下値の堅牢性が担保されているかが次の焦点となる。


4. 下値は堅いか──配当・増配・自社株買い余力

株価が下がったらどこまで耐えられるか。ネットキャッシュの厚みと株主還元の実績から、下値を支える原資と還元姿勢を検証します。
NC比率?
ネットキャッシュ÷時価総額
総還元性向前実?
(配当+自社株買い)÷純利益(前期確定)
ネットキャッシュの時価総額カバー率(NC比率)
NC比率が高い企業は「使っていない現金」が多く、アクティビストが増配・自社株買いを要求する根拠になる。株価の下値を支える安全域の目安。
NC比率
46%
配当利回りシミュレーション
アクティビストが増配を要求した場合、配当利回りがどこまで上がり得るかの試算。利回り上昇は株価の下支え要因となる。
現在
1.6%
配当性向50%
3.8%
配当性向75%
5.7%
配当性向100%
7.6%

→ ネットキャッシュ比率(NC比率)45.77%が示す豊富な還元原資に対し、総還元性向21.65%にとどまる保守的な還元姿勢は、アクティビストによる還元強化要求の余地が大きいことを示しています。

時価総額459.22億円に対して210.18億円のネットキャッシュを保有しており、FCF(フリーキャッシュフロー)利回り2.73%とキャッシュ創出も黒字を維持しています。配当性向を50%に引き上げた場合の想定配当利回りは3.81%(モデル計算・将来非保証)に達し、現在の配当利回り1.65%を大きく上回る潜在力を有しています。この潤沢な原資と低い還元実績の乖離は、株主還元の大幅な引き上げを求める要求の論拠となります(過去実績・将来非保証)。

根拠データ
判定基準
配当利回り:
1株あたり配当 ÷ 株価。現在の水準での基本指標。

総還元性向:
(配当+自社株買い)÷純利益。80%未満: 健全水準、80-100%: 高水準、100%超: 利益以上に還元しており持続不能。

配当性向:
① AI推定配当性向: このアクティビストの過去の増配要求実績(1件以上)と財務指標を統合してAIが推定した配当性向。
② シミュレーション配当性向: 過去実績なしの場合、MAX(業種配当性向中央値, 50%)を仮定値として使用。これは仮定に基づく試算であり、予測ではない。

増配余力:
NC比率が高いほど現金余剰が大きく、配当性向を引き上げても財務の安全性を損なわない。総還元性向100%超は持続不能。
増配シミュレーション
※ シミュレーションは前期確定EPSに基づく試算
現状配当性向 21.6%
1.6%
利回り
50%シナリオ配当性向 50%
3.8%
利回り
75%シナリオ配当性向 75%
5.7%
利回り
100%シナリオ配当性向 100%
7.6%
利回り
配当・還元データ
NC比率? 前実 45.8%
時価総額の約5割が余剰現金。増配原資は潤沢
総還元性向? 前実 21.6%
還元余地が大きい
FCF利回り? 前実 2.7%
自社
業種
FCFは一定水準
業種配当性向中央値? 前実 36.2%
現在21.6%は業種を下回る水準(増配の論拠)
配当実績
配当性向(予想)? 28.6%
DOE? 前実 1.6%
自社
業種
配当成長率(前年比)? 36.4%
自社
業種
配当CAGR(3年)? 14.5%
自社
業種
自社株買い
自社株買い余力? 前実 13億円
自社株買い余力比率? 2.7%
時価総額比
3%
📝 指標の説明
  • NC比率: ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。高いほど増配・自社株買いの原資が潤沢で、アクティビストの還元要求の根拠になる
  • 総還元性向: (配当総額+自社株買い額)÷純利益。100%超は利益以上に還元しており持続不能。低い場合はアクティビストが増配・自社株買いを要求する余地が大きい
  • FCF利回り: フリーキャッシュフロー÷時価総額。配当の持続可能性を測る指標。配当利回りを上回っていれば配当は本業のキャッシュで賄えている
  • 業種配当性向中央値: 同業種の上場企業における配当性向の中央値。自社が下回っている場合、増配の論拠になる
  • 配当性向(予想): 予想1株配当÷予想EPS。利益のうちどれだけ配当に回しているかを示す
  • DOE: 株主資本配当率(Dividend on Equity)。配当総額÷株主資本。利益変動に左右されにくい安定配当指標で、3%以上が高水準の目安
  • 配当成長率(前年比): 前年度の1株配当からの増減率。増配傾向にあるかを確認する指標
  • 配当CAGR(3年): 直近3年間の配当の年平均成長率。継続的な増配トレンドの有無を示す
  • 自社株買い余力: ネットキャッシュから算出した自社株買いの原資額。余力が大きいほど、アクティビストが自社株買いを要求する根拠になる
  • 自社株買い余力比率: 自社株買い余力÷時価総額。5%以上なら十分な水準

出典: EDINET有価証券報告書 (S100XS6V)

【編集部注】 潤沢なキャッシュによる下値の強固さは確認された。しかし、守りが堅いという事実だけでは、最終的にどの水準をエグジットの参照点とすべきかの設計図が描けない。


5. 出口はどこか──シナリオ別試算値

何が起きたら、いつまでに、いくらで売れるのか。出口が見えなければ全体像が掴めない。
ここまでの分析を統合し、カタリストのスケジュールとトリガー条件から3シナリオの出口を描きます。
3シナリオ試算値レンジ?
弱気1,371円〜強気7,223円

現在株価: 4,855円

→ 試算値レンジ1,371〜7,223円(モデル計算・将来非保証)に対し、現在株価4,855円は理論株価試算値(モデル計算・将来非保証)の中央値6,140円を▲20.9%下回る位置にあります。

資産価値を反映する実質PBR(株価純資産倍率)_是正モデル(6,120円)や清原式モデル(6,140円)が現在株価を大きく上回る一方、過剰なネットキャッシュを考慮しないEV/EBITDA(企業価値倍率)モデル(1,371円)は著しく低位に乖離しており、本件の豊富な手元資金が市場評価に未反映であることを示しています。推定取得単価4,695.96円が下値支持線として機能する中、会社側が「中期経営計画2028」に沿って政策保有株式の縮減や自己株買いを推進することで、資産価値の顕在化に伴う理論値への収斂が想定されるシナリオです。

理論株価5モデル vs 現在株価(4,855円)
事業価値+余剰現金
6,140円(+26.5%)
EV/EBITDA逆算
1,371円(-71.8%)
配当還元
7,223円(+48.8%)
実質PBR是正
6,120円(+26.1%)
理論株価試算値(中央値)
6,140円(+26.5%)
推定取得単価
4,696円
赤線 = 現在株価
根拠データ
判定基準
3シナリオ試算値レンジ:
5つの理論株価モデルの最小値〜最大値。現在株価がレンジのどこに位置するかで割安/割高を視覚的に把握。

理論株価5モデル:
A: 清原式事業価値+余剰現金 / B: 実質PBR是正 / C: EV/EBITDA逆算 / D: 配当還元 / E: DOE逆算
理論株価試算値 = 常に算出可能な3モデル(A・B・D)の中央値。

推定取得単価: 大量保有報告書の記載から逆算。アクティビスト側の損益分岐であり、撤退圧力の発動水準。
3シナリオのトリガー条件
シナリオ試算値現在株価比トリガー条件(何が起きたら)
強気 7,223円 +48.8% 会社側が「中期経営計画2028」を前倒しし、配当性向50%以上への引き上げや大規模な自己株買いを公表した場合。
中立 6,140円 +26.5% 会社側が現行の緩やかな還元強化(配当性向30%程度)を維持し、アクティビストが保有比率を維持したまま対話を継続する場合。
弱気 1,371円 -71.8% 会社側が還元強化を拒否し、かつ他の機関投資家の賛同が得られず、アクティビストが保有比率を5%未満に引き下げて撤退する場合。
下値参照 4,696円 -3.3% 推定取得単価。これを下回ると撤退圧力が発動する水準
強気 +48.8%
7,223円
会社側が「中期経営計画2028」を前倒しし、配当性向50%以上への引き上げや大規模な自己株買いを公表した場合。
中立 +26.5%
6,140円
会社側が現行の緩やかな還元強化(配当性向30%程度)を維持し、アクティビストが保有比率を維持したまま対話を継続する場合。
弱気 -71.8%
1,371円
会社側が還元強化を拒否し、かつ他の機関投資家の賛同が得られず、アクティビストが保有比率を5%未満に引き下げて撤退する場合。
下値参照: 4,696円(-3.3%) — 推定取得単価。撤退圧力発動水準
理論株価5モデル比較
モデル理論株価現在株価比
事業価値+余剰現金(清原式)
PER(清原式) 9.4倍 → 業種PER中央値 14.0倍 で事業を再評価し、NCを加算
NC 21,018百万円 + 適正事業価値 37,062百万円 = 理論時価総額 58,080百万円
→ 理論株価: 6,140円
6,140円 +26.5%
EV/EBITDA逆算
当社EV/EBITDA 42.41倍 → 業種中央値 7.57倍 で再評価
EBITDA 946百万円 × 7.57倍 = 理論EV 7,160百万円
理論EV 7,160百万円 − 純有利子負債 -5,805百万円 = 理論時価総額 12,965百万円
→ 理論株価: 1,371円
1,371円 -71.8%
配当還元
配当性向をMAX(業種中央値36.2%, 50%)=50.0%とした場合
潜在EPS 317.8円 × 50.0% = 潜在DPS 158.9円
→ 理論株価: 7,223円(要求利回り TOPIX平均2.2%)
7,223円 +48.8%
DOE逆算(3%ターゲット)
BPS × ターゲットDOE(3%) ÷ 要求利回り(2.2%)で算出。
算出不可: BPS(1株純資産)が未取得
N/A BPSが未取得
実質PBR是正
実質PBR 0.79倍 → 適用PBR 1.00倍(業種中央値0.88倍)
現在株価 4,855円 × 1.00 ÷ 0.79
→ 理論株価: 6,120円
修正純資産 510億円(含み益 8,064百万円)
※ 実質PBRを業種中央値に機械的に収斂させた参考値。高ROE企業では控えめな試算となる傾向があります
6,120円 +26.1%
理論株価試算値(中央値)
常に算出可能な3モデル(清原式・PBR是正・配当還元)の中央値。
算出可能モデル数: 3件 → 中央値: 6,140円
6,140円 +26.5%
下値参照(推定取得単価)
推定取得単価 4,696円 に対し現在株価 4,855円(乖離 +3.4%)。
※推定取得単価は大量保有報告書記載の取得価格・株数から加重平均で算出(提出日: 2026-07-21)
4,696円 撤退圧力発動水準
事業価値+余剰現金(清原式)
6,140円 +26.5%
▼現在
▶ 計算式
PER(清原式) 9.4倍 → 業種PER中央値 14.0倍 で再評価
NC 21,018百万円 + 適正事業価値 37,062百万円 = 理論時価総額 58,080百万円
EV/EBITDA逆算
1,371円 -71.8%
▼現在
▶ 計算式
当社EV/EBITDA 42.41倍 → 業種中央値 7.57倍 で再評価
EBITDA 946百万円 × 7.57倍 = 理論EV 7,160百万円
配当還元
7,223円 +48.8%
▼現在
▶ 計算式
配当性向 MAX(業種中央値36.2%, 50%)=50.0%
潜在EPS 317.8円 × 50.0% = 潜在DPS 158.9円
DOE逆算(3%ターゲット) N/A
実質PBR是正
6,120円 +26.1%
▼現在
▶ 計算式
実質PBR 0.79倍 → 適用PBR 1.00倍(業種中央値0.88倍)
現在株価 4,855円 × 1.00 ÷ 0.79
理論株価試算値(中央値)
6,140円 +26.5%
▼現在
下値参照(推定取得単価): 4,696円 — 撤退圧力発動水準

※理論株価試算値は常に算出可能な3モデル(清原式・PBR是正・配当還元)の中央値。

📝 指標の説明
  • 事業価値+余剰現金(清原式): 今期予想純利益とNCを計算元に、PER(清原式)を業種中央値PERで再評価し、ネットキャッシュを加算した理論株価。事業の利益力を業種標準で評価した「フェアな値段」。これより安ければ市場が事業価値を過小評価している。
  • 実質PBR是正: 前期末の修正純資産ベース。修正純資産×業種中央値PBRで算出。資産ベースの理論株価。PBRが業種中央値に収斂する想定。含み益が大きい企業ほどこのモデルでの理論株価が高くなる。
  • EV/EBITDA逆算: 前期実績EBITDAベース。業種中央値のEV/EBITDA倍率でEBITDAを再評価し、負債と現金を調整して株価を逆算。グローバルM&Aで最も使われる尺度。買収される場合の「値段」に近い。
  • 配当還元: 今期予想EPSベース。増配後の想定DPSを市場平均配当利回りで割り引いた理論株価。増配要求が通った場合の潜在株価。配当性向引き上げの余地が大きいほど理論株価が高くなる。
  • DOE逆算: 前期末BPSベース。BPS×ターゲットDOE(3%)÷要求利回り。自己資本配当率をベースにした理論株価
  • 推定取得単価: 大量保有報告書に記載される取得価格と株数の加重平均。複数回の報告がある場合は直近の値を使用。これがアクティビストのコスト。この水準を意識して行動するため、撤退・追加投資の分岐点になる。
  • 理論株価試算値(中央値): 常に算出可能な3モデル(清原式・PBR是正・配当還元)の中央値。外れ値の影響を排除した代表値
このアクティビストの過去の行動パターン
銘柄行動内容結果
アツギ(2024年) 非公開対話による資本効率改善要求 営業黒字化や資本効率改善要求の継続
アシロ(2025年) 重要提案行為等を明示し、経営陣と対話 対話継続中
シンクロ・フード(2025年) 他アクティビストと連携し、取締役解任・選任の株主提案 臨時総会および定時総会で取締役選任・解任が可決
パターン分析(AI抽出値):
過去の類似ケースでは、新規報告後に段階的な買い増しを行い、対話が進展しない場合は株主提案や役員派遣要求などの強硬手段へ移行する傾向がある。
※ 上記はAIが抽出した参考値です。SQLによるルールベース集計ではありません。

出典: 大量保有報告書 (S100YR5Q)EDINET有価証券報告書 (S100XS6V)

【編集部注】 モデルが示す理論上の出口水準は導き出された。だが、このアクティビストが過去の投資先において、実際にそのギャップを埋めるだけの成果を上げてきたかという執行力が問われる。


6. 過去の打率は──過去17件でTOPIXに勝てたか

このアクティビストは過去、市場平均に勝てたか。勝率が低くても、個別の需給・財務条件が違えば結果は変わる──その違いをS1〜S5で多面的に検証してきました。
勝率(1年)?
17件中
超過リターン中央値?
TOPIX対比・1年

期待値スコア: 3.26%

→ 過去1年の実績において、実額ベースの勝率は82.35%(17件中14件がプラス)、TOPIX超過勝率は58.82%(17件中10件が市場平均を上回る)を記録している(いずれも過去実績・報告翌営業日始値基準・将来非保証)。

超過リターンの中央値は5.54%であり、直近のコニシ(超過リターン33.12%)やアツギ(超過リターン32.21%)のように、PBR(株価純資産倍率)1倍未満かつROE(自己資本利益率)低位のバリュー株において高い実績を示す傾向がある。多木化学のPBR 0.89倍およびROE 7.22%という財務指標は、過去に超過リターンを獲得した成功事例のプロファイルと高度に整合している。過去の打率データは、このアクティビストが過剰資本を抱える中小型バリュー株において、対話を通じて企業価値を顕在化させる能力を有していることを示している。

根拠データ
判定基準
大量保有報告書が公開された翌営業日の始値を基準に、その後の株価パフォーマンスを検証しています。
「勝ち」= 報告書公開翌営業日の始値を起点に、1年後の株価リターンがTOPIXを上回った案件
対象:アセット・バリュー・インベスターズの過去26件の大量保有案件(うち1年以上経過し成績が確定した17件で勝率を算出)

勝率: 60%以上は市場平均を上回る傾向、50%未満は市場平均を下回る傾向。
超過リターン中央値: プラスなら市場平均を上回る実績。

※ リターンは報告翌営業日の始値から一律1年後の株価で算出しており、アクティビストの途中撤退は考慮していません。
開示翌日基準の成績(報告翌営業日始値)
期間 勝率 リターン中央値 リターン平均値 対象件数
3ヶ月 50% -0.1% 3.5% 24
6ヶ月 59% 1.3% 7.9% 22
1年 59% 5.5% 10.7% 17
2年 56% 1.4% 4.4% 9
3ヶ月 24件
勝率
50%
中央値
-0.1%
平均
3.5%
6ヶ月 22件
勝率
59%
中央値
1.3%
平均
7.9%
1年 17件
勝率
59%
中央値
5.5%
平均
10.7%
2年 9件
勝率
56%
中央値
1.4%
平均
4.4%

(参考)絶対リターン: 1年勝率 82% / 平均+28.5%、 2年勝率 78% / 平均+34.4%

📝 指標の説明
  • 期待値スコア: 勝率×超過リターン中央値。プラスなら「平均的に市場を上回る」ことを示す総合指標。スコアがプラスのアクティビストは、過去に市場平均を上回る成果を出してきた実績がある。
  • 勝率: このアクティビストの過去投資先のうち、同期間のTOPIXリターンを上回った銘柄の割合。50%超なら市場平均に勝つ確率が高い
  • リターン中央値: TOPIX対比の超過リターンの中央値。典型的なケースでの実力を示す。外れ値の影響を受けにくい
  • リターン平均値: TOPIX対比の超過リターンの平均値。大きなリターンを出した銘柄の影響を受けやすい
  • 対象件数: 分析に使用した過去の投資先銘柄数。多いほど統計的信頼性が高い
  • 絶対リターン vs TOPIX超過リターン: 絶対リターンは株価の変動率そのもの。超過リターンは同期間のTOPIXリターンを差し引いた値。相場全体が上がった時に超過リターンがマイナスなら、市場に劣後しただけで実額ではプラスの場合もある。両方を見ることで実力を正確に把握できる。
  • スタイル: 積極介入型=株主提案・委任状争奪を積極的に行う / 建設的対話型=対話重視で改善を促す / パッシブ型=大量保有のみで積極的な働きかけは少ない
  • 算出方法の注意: リターンは報告翌営業日の始値から一律1年後(365日後以降の最初の営業日終値)の株価で機械的に算出しており、アクティビストの途中撤退は反映されていません。
アクティビスト自身の成績(推定取得単価基準)
期間 勝率 リターン中央値 リターン平均値 対象件数
1年 59% 17.5% 21.3% 17
2年 56% 10.8% 17.1% 9
1年 17件
勝率
59%
中央値
17.5%
平均
21.3%
2年 9件
勝率
56%
中央値
10.8%
平均
17.1%

※ 報告書記載の推定取得単価を基準にした成績です。取得単価の精度に限界があるため参考値として掲載しています。開示翌日基準(上記メインテーブル)の数値を優先してください。

📝 指標の説明
  • 推定取得単価基準: 大量保有報告書に記載される取得価格と株数から加重平均で算出した1株あたりコストを基準とした成績。これがアクティビストのコスト。この水準を意識して行動するため、撤退・追加投資の分岐点になる。
過去投資先の個別実績(27件)
初回報告日 銘柄 リターン(1年) リターン(2年)
2025-05-08 倉敷紡績(3106) +13.1% N/A
2025-04-07 ヘリオス テクノ ホールディング(6927) -15.9% N/A
2025-03-27 シンクロ・フード(3963) -43.2% N/A
2025-02-27 わかもと製薬(4512) -43.7% N/A
2024-08-21 シェアリングテクノロジー(3989) +44.8% N/A
2024-08-08 アツギ(3529) +32.2% N/A
2024-08-06 新家工業(7305) -20.9% N/A
2024-06-18 青山財産ネットワークス(8929) +26.9% -57.3%
2024-05-29 ブロードメディア(4347) +5.5% -29.6%
2024-03-11 栄研化学(4549) +15.5% +12.7%
2024-02-20 BEENOS(3328) +166.3% N/A
2023-03-01 TSIホールディングス(3608) -27.6% +59.3%
2023-01-16 コニシ(4956) +33.1% +1.4%
2022-01-05 ジェイドグループ(3558) -8.3% +41.1%
2021-11-11 NCホールディングス(6236) +22.5% -5.7%
2021-11-09 ワコム(6727) -19.2% -23.5%
2021-07-05 エーワン精密(6156) +18.9% +22.2%
2021-03-02 DTS(9682) +15.1% +27.4%
2021-01-26 東京ラヂエーター製造(7235) +1.1% +41.6%
2020-12-08 パソナグループ(2168) +79.5% -6.2%
2026-06-23 愛眼(9854) N/A N/A
2026-02-19 サクサ(6675) N/A N/A
2026-01-29 フォスター電機(6794) N/A N/A
2025-12-19 アシロ(7378) N/A N/A
2025-12-12 アイネス(9742) N/A N/A
2025-12-05 三陽商会(8011) N/A N/A
2024-07-11 テクノスジャパン(3666) N/A N/A
倉敷紡績 (3106) 2025-05-08
1年
+13.1%
2年
N/A
ヘリオス テクノ ホールディング (6927) 2025-04-07
1年
-15.9%
2年
N/A
シンクロ・フード (3963) 2025-03-27
1年
-43.2%
2年
N/A
わかもと製薬 (4512) 2025-02-27
1年
-43.7%
2年
N/A
シェアリングテクノロジー (3989) 2024-08-21
1年
+44.8%
2年
N/A
アツギ (3529) 2024-08-08
1年
+32.2%
2年
N/A
新家工業 (7305) 2024-08-06
1年
-20.9%
2年
N/A
青山財産ネットワークス (8929) 2024-06-18
1年
+26.9%
2年
-57.3%
ブロードメディア (4347) 2024-05-29
1年
+5.5%
2年
-29.6%
栄研化学 (4549) 2024-03-11
1年
+15.5%
2年
+12.7%
BEENOS (3328) 2024-02-20
1年
+166.3%
2年
N/A
TSIホールディングス (3608) 2023-03-01
1年
-27.6%
2年
+59.3%
コニシ (4956) 2023-01-16
1年
+33.1%
2年
+1.4%
ジェイドグループ (3558) 2022-01-05
1年
-8.3%
2年
+41.1%
NCホールディングス (6236) 2021-11-11
1年
+22.5%
2年
-5.7%
ワコム (6727) 2021-11-09
1年
-19.2%
2年
-23.5%
エーワン精密 (6156) 2021-07-05
1年
+18.9%
2年
+22.2%
DTS (9682) 2021-03-02
1年
+15.1%
2年
+27.4%
東京ラヂエーター製造 (7235) 2021-01-26
1年
+1.1%
2年
+41.6%
パソナグループ (2168) 2020-12-08
1年
+79.5%
2年
-6.2%
愛眼 (9854) 2026-06-23
1年
N/A
2年
N/A
サクサ (6675) 2026-02-19
1年
N/A
2年
N/A
フォスター電機 (6794) 2026-01-29
1年
N/A
2年
N/A
アシロ (7378) 2025-12-19
1年
N/A
2年
N/A
アイネス (9742) 2025-12-12
1年
N/A
2年
N/A
三陽商会 (8011) 2025-12-05
1年
N/A
2年
N/A
テクノスジャパン (3666) 2024-07-11
1年
N/A
2年
N/A

※ リターンはTOPIX超過リターン(報告翌営業日始値基準)。新規報告のみ。

出典: 大量保有報告書 (S100YR5Q)

【編集部注】 中小型バリュー株において高い過去実績が示されている。しかし、どれほど過去の打率が高かろうと、現時点でファンドが密かに撤退の準備を進めているなら前提は崩壊する。


7. 撤退の兆候は──エグジットシグナルと検知条件

4つの撤退シナリオについて、観測データと警戒条件を整理します。
撤退兆候?
4項目中0項目が警戒(2項目は手動確認)

平均保有期間: N/A

📝 指標の説明
  • 撤退兆候: 4つの撤退シナリオ(保有比率減少・要求達成・対話膠着・バリュエーション到達)の該当状況を示すパネル。警戒1項目以上で赤、注視のみで灰、全て兆候なしで緑
  • 平均保有期間: このアクティビストの過去案件における平均保有期間。保有期間が短いファンドは早期売却リスクが高い。長いファンドは腰を据えて改善を求める傾向。
  • エグジットシグナルスコア: 50点満点で撤退リスクの総合度を数値化したもの。5つのシナリオ(保有比率減少・要求達成・議決権敗北・需給反転・バリュエーション到達)の合計。STRONG_HOLD(0-15)=撤退リスク低い / HOLD(16-25)=当面継続 / MONITOR(26-35)=継続監視 / STRONG_EXIT(36-50)=撤退の蓋然性が高い。スコアが高いほどアクティビストが撤退に近い状態。追加報告書の提出頻度と合わせて見ると予測精度が上がる。

→ 4項目チェックリスト(保有比率減少、要求達成、対話膠着、バリュエーション到達)のいずれにおいても撤退の兆候は確認されません。

現在株価4,855円は推定取得単価4,695.96円をわずかに上回る水準にあり、理論株価試算値(モデル計算・将来非保証)である6,140円に対しても▲20.9%乖離しているため、アクティビストが利益確定売りに動く条件は整っていません。最大のリスク要因は、過去の株主提案賛成率が6.27%に留まったことに象徴される対話の膠着ですが、会社側が自己株買いや増配などの防衛的な還元強化に動いている事実から、現時点で対話が決裂して撤退に至る蓋然性は低いと評価されます。

根拠データ
判定基準
撤退兆候チェックリスト(4項目):
各項目について「兆候なし / 注視 / 警戒」の3段階で判定。警戒が1項目以上でパネル赤、注視のみで灰、全て兆候なしで緑。

① 保有比率減少: 大量保有報告書の変更報告から自動判定。2回連続で減少した場合に警戒。
② 要求達成: 主要要求(増配・自社株買い・ガバナンス改革等)が実現し保有継続の動機が消滅した場合に警戒。現在は手動確認。
③ 対話膠着: 株主総会での提案否決が複数回続き対話にも応じない状態が長期化した場合に警戒。現在は手動確認。
④ バリュエーション到達: 株価が理論株価試算値に到達、またはPBRが業種中央値に収斂した場合に警戒。自動判定。
撤退シナリオ別チェック
● 兆候なし ① 保有比率減少
観測データ: 保有比率 5.00% →S3
警戒条件: 保有比率が2回連続で減少した場合
判定方法: 自動判定(大量保有報告書の変更報告から前回比較)
─ 自動検知の対象外 ② 要求達成
観測データ: 配当性向21.6%(業種中央値36.2%)
警戒条件: 主要要求(増配・自社株買い・ガバナンス改革等)が実現し、保有継続の動機が消滅した場合
─ 自動検知の対象外 ③ 対話膠着
観測データ: 安定株主比率 36.4%、社外取締役比率 →S3
警戒条件: 株主総会での提案否決が複数回続き、経営層が対話にも応じない状態が長期化した場合
● 兆候なし ④ バリュエーション到達
観測データ: 実質PBR 0.79倍(業種中央値0.88倍の0.9倍)、推定取得単価 4,696円 → 現在株価 4,855円 →S1
警戒条件: 理論株価試算値に到達、またはPBRが業種中央値に収斂した場合
判定方法: 自動判定(PBR・理論株価と閾値の比較)

本チェックリストは撤退兆候の有無を整理したものであり、売買タイミングの助言を構成するものではありません。

出典: 大量保有報告書 (S100YR5Q)EDINET有価証券報告書 (S100XS6V)

【編集部注】 現時点で撤退の兆候は見られず、対立構造は維持されている。部分的なデータは出揃ったが、これら全ての要素を重ね合わせたときに浮かび上がる全体像とは何か。


8. まとめ──スコアの構成と根拠

S1〜S7の分析を4つの軸で集約した総合指標。スコアの計算過程とデータ品質を開示します。
コバンザメスコア?
/ 10.0
財務 2.5 + 行動 2.8 + 株主構成 1.5 + 実績 0.3
財務
2.5/3.0
30%
行動
2.8/3.5
35%
株主構成
1.5/2.5
25%
実績
0.3/1.0
10%
合計
7.1
/10

※ 本スコアは、財務面の割安度・アクティビストの行動特性・株主構成・過去案件の実績を定量評価した分析指標です。投資判断を推奨するものではありません。

→ 日本の化学業界では、2026年1月に三菱ケミカルなど大手3社がエチレン設備停止を発表するなど、構造再編と高付加価値化が進行している。

この環境下、アセット・バリュー・インベスターズは他社であるエスケー化研への還元要求やサクサの新規保有など、中小型バリュー株への関与を強めている。多木化学は2026年5月発表の第1四半期決算で営業利益が前年同期比37.1%増の9億4,600万円に達し、中期経営計画2028の目標値を上方修正した。実質PBR(株価純資産倍率)0.79倍という資産の割安さと、過去の株主提案賛成率6.27%にみられる強固な会社側支持基盤の双方が存在する中、総合スコア7.1は業界再編の圧力と個別企業の財務特性が交錯する位置に算出されている。

根拠データ
判定基準: コバンザメスコアの算出方法
コバンザメスコア(0.0〜10.0)
4つの分析軸を重み付け平均した総合指標。
composite = (財務×0.30 + 行動×0.35 + 株主構成×0.25 + 実績×0.10) ÷ 5.0 × 10.0

割安か+下値は堅いか(財務 ×30%)
バリュエーション・資本効率・株主還元余力。§1と§4の分析がこの軸に対応。
5=極めて割安+還元余力潤沢、0=割高+効率的。

どう動くか+撤退の兆候は(行動 ×35%)
本気度・行動確率・戦略予測・撤退リスク。§2と§7の分析がこの軸に対応。
5=AGGRESSIVE+高勝率+エスカレーション、0=撤退兆候。

提案は通るか(株主構成 ×25%)
議決権構造・株主構成・浮動株比率。§3の分析がこの軸に対応。
5=壁が薄い+浮動株潤沢+票読みHIGH、0=壁が厚く変更困難。

過去の打率は(実績 ×10%)
アクティビストの過去案件バックテスト。§6の分析がこの軸に対応。
TOPIX超過勝率×超過リターン中央値。データ不足時は0.0。

データ品質
HIGH=データ十分で信頼性高い / MEDIUM=一部欠損あり / LOW=重要データ欠損。

※本スコアはモデル計算値であり、投資判断を示すものではありません。将来のリターンを保証・予測するものではなく、スコアの高低は売買の推奨を意味しません。

スコア内訳
分析軸スコアウェイトデータ品質?
割安か+下値は堅いか(財務)?4.2 / 5×30%HIGH
どう動くか+撤退の兆候は(行動)?4.0 / 5×35%HIGH
提案は通るか(株主構成)?3.0 / 5×25%HIGH
過去の打率は(実績)?1.6 / 5×10%HIGH
コバンザメスコア?7.1/ 10.0

各軸スコアはS1〜S7の分析データを入力としたAIによるモデル計算値であり、ルールベースの算出ではありません。 同一データに対して実行ごとに微小な差異が生じる場合があります。

AI分析プロセス
アクティビスト意図: 過剰資本の是正と還元強化を求める関与継続
データ品質: VERIFIED 財務分析: HIGH ガバナンス分析: HIGH 株主構成分析: HIGH

ステージ間分析

⚠ ステージ間の矛盾:
  • 財務分析ではネットキャッシュ比率(NC比率)45.77%かつ実質PBR(株価純資産倍率)0.79倍と極めて割安で還元余力が大きいと評価されているが、株主構成分析では安定株主比率36.4%に対して過去の株主提案賛成率が6.27%に留まり、直接的な提案可決が困難であるという不整合。
矛盾解消: 直接的な議決権行使による株主提案の可決は困難ですが、会社側はアクティビストの関与後に自己株買いや増配、中期経営計画の策定など防衛的な還元強化に動いており、対話を通じた間接的な要求実現の蓋然性は高いという形で矛盾が解消されます。
✔ ステージ間シナジー:
  • 実質PBR(株価純資産倍率)0.79倍の資産面での割安性と、賃貸等不動産の含み益80.64億円(時価総額の17.56%相当)の存在が、アクティビストによる政策保有株式の売却や資産流動化要求の強力な論拠としてシナジーを発揮しています。
相互作用効果:
  • ガバナンス脆弱性の高さ(買収防衛策なし、Glass Lewisの一般基準に形式的に該当)と、アクティビストの追加取得確率80%の高さが相互に作用し、会社側に対して中長期的な改善圧力を与え続ける効果を生んでいます。
調査トピック: 化学業界の設備削減と再編 / 多木化学の中期経営計画修正 / AVIの日本株投資動向 | ※ AI生成・外部情報参照



出典:
EDINET有価証券報告書 (S100XS6V)
EDINET半期報告書 (S100WHKR)
大量保有報告書 (S100YR5Q)
⚠ 重要なお知らせ (Disclaimer)
本レポートは、当サービスが独自に開発したアルゴリズムによる計算結果・統計データを提供するものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。 理論株価試算値・スコア等はモデル計算に基づく参考値であり、将来の価格・リターンを保証するものではありません。 データは複数の公開情報源から自動取得しており、正確性を保証するものではありません。重要な判断の際は、必ず1次情報(EDINET・TDnet・企業IR等)でご自身で確認してください。 投資判断はご自身の責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当サービスは一切の責任を負いません。