ミラティブ (472A)

著名投資家片山晃
保有比率: 14.27% ↑+14.27% 増加新規
業種: 情報・通信業
報告書提出日: 2026-07-09
片山晃 ── 投資家プロファイル
投資哲学: 中小型グロース株への集中投資と業績変化点の先取りを重視するスタイル。
ターゲット像: 業績モメンタムが顕在化した直後で、PERが低位に放置されている中小型株。
得意セクター: 情報・通信業、機械、化学、サービス業、卸売業、電気機器
本件との適合: 高ROEかつ低PERの創業者経営の中小型グロース株であり、VCからの株式引き受けという需給変化も合致。
ℹ️ データ蓄積途上のレポートです
このファンドの過去実績が少ないため、以下の3項目がN/A(未算出)となっています。データが揃い次第、自動更新されます。
N/A項目: 平均保有期間、配当CAGR(3年)、TOPIX超過勝率(1年)

1. 投資仮説──なぜこの株なのか

片山晃氏はなぜこの銘柄を選んだのか。投資哲学・過去の銘柄選定パターン・当該銘柄の特徴から、投資仮説を推定します。
推定投資仮説?
高ROE・低PERのファンダメンタルズと、VCの売却ニーズ引き受けによる需給改善に着目した、業績モメンタムの再評価を狙う投資仮説。

→ 片山氏は高ROE(自己資本利益率)かつ低PER(株価収益率)の中小型グロース株を好む著名個人投資家であり、ミラティブのROE 19.61%(業種中央値10.87%)およびPER 10.01倍(同15.43倍)という高収益・割安の組み合わせが投資仮説の核心と推定される。

現在保有する3銘柄の中で、同社の保有比率14.27%は他の2銘柄(6.5〜6.7%)の2倍超と突出しているが、これはベンチャーキャピタル(VC)の売却ニーズを市場外相対取引で一括引き受けした需給上の特殊要因による。取得開始時(2026年7月2日)のPBR(株価純資産倍率)2.17倍・PER 8.5倍に対し、現在は株価が+18.0%上昇したことでPBR 2.56倍・PER 10.01倍へ移行しているが、依然として業種平均対比で割安な水準にあり、ネットキャッシュ比率(NC比率)31.29%に裏打ちされた財務健全性も維持されている。過去の類似例であるトレンダーズ(2017年)では初回11.38%取得後に短期エグジットした実績がある一方、チャーム・ケア・コーポレーション(2014年)のように中長期保有した例もあり、本件はVCの需給圧力解消を契機とした業績モメンタムの再評価プロセスを検証する局面にある(過去実績・将来非保証)。

保有履歴(3件)
初回報告日 コード 銘柄名 業種 ピーク保有比率 1年超過リターン
2026-08-05 4461 第一工業製薬 化学 6.7%
2026-07-09 472A ミラティブ 情報・通信業 14.3%
2026-02-02 6227 AIメカテック 機械 6.5%

※ ピーク保有比率は当該キャンペーンにおける最大値。超過リターンはTOPIX対比・1年(未経過は「—」)。当該銘柄をハイライト表示。

ミラティブ【472A】の提出履歴(1件)
報告日 株価 保有比率 保有目的
2026-07-09 482円 14.27% 純投資

※ 最新の報告をハイライト表示。

【編集部注】 投資仮説を推定した。次に、この仮説がデータで裏付けられるかを検証する。


2. 数字で検証する──バリュエーションと財務構造

S1で推定した投資仮説は、数字で裏付けられるか。PBR・PER・NC比率・ROICから、この銘柄のバリュエーションと資本効率を検証します。
業種中央値2.08倍
EV/EBITDA?
業種中央値14.33倍
ROICスプレッド?
ROIC 5.5% − WACC 5.4%
根拠データ
判定基準
実質PBR:
含み益(不動産・政策保有株等)を加味した純資産に対する株価倍率。業種中央値との乖離で割安/割高を判断する基礎指標。1.0倍未満: 割安圏、1.0-1.5倍: 中立圏、1.5倍以上: 割高圏。

EV/EBITDA:
企業価値(時価総額+有利子負債−現金)÷ EBITDA。キャッシュフローベースの企業価値評価。業種中央値比0.8未満: 割安圏、0.8-1.2: 中立圏、1.2超: 割高圏。EBITDAが取得できない場合はPER(清原式)で代替。

ROICスプレッド:
ROIC − WACC。プラスなら資本コスト以上の利益を創出(価値創造)、マイナスなら価値破壊。10%超: 強い価値創造、0-10%: 中立水準、マイナス: 価値破壊。

NC比率(清原式):
ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。高いほど増配・自社株買いの原資として推移を確認できる。
割安度の検証

株価: 569円 / 発行済株式数: 16,929,750株

指標市場ベース資産調整後
PBR 2.56倍 実質PBR 2.56倍
PER 10.01倍 PER(清原式) 6.9倍
純資産 38億円 修正純資産 38億円
NC比率(清原式) 31.3% 目安 約10%
NC額(清原式)30億円
├ 流動資産43億円
├ 投資有価証券2億円(×70%)
└ 負債合計14億円
時価総額 96億円 理論時価総額 179億円
配当還元 0.00% 潜在利回り 4.99%
📝 指標の説明
  • PBR(株価純資産倍率): 株価÷1株あたり純資産(簿価)。会社を今すぐ解散した場合の資産価値に対して、株価が何倍かを示す。1.0倍なら帳簿上の資産と株価が同じ。1倍割れは東証の「資本コストや株価を意識した経営」要請の対象であり、株価上昇の余地を示す基本指標。
  • 実質PBR: 含み益(不動産・有価証券の時価と簿価の差額)を加味した修正純資産ベースのPBR。帳簿に載っていない「隠れた資産価値」を反映する。簿価PBRが1倍超でも、不動産や株式の含み益を加えると実質的に割安になるケースがある。実質PBRは隠れた資産価値を反映するため、割安株投資家が重視する指標。
  • PER(株価収益率): 株価÷1株あたり利益(EPS)。今の利益水準で投資額を回収するのに何年かかるかの目安。低いほど利益に対して株価が割安。業種中央値より高ければ市場の期待が大きい。低ければ過小評価されている可能性があり、株価見直しの余地を示す。
  • PER(清原式): (時価総額 − ネットキャッシュ) ÷ 純利益。余剰現金を差し引き、事業の利益力だけに対するPERを算出する。通常PERより低くなるほど「現金の厚み」が株価に織り込まれていない。清原式PERが業種中央値を大幅に下回る企業は、現金を抱え込んだまま事業効率を高めていない可能性が高く、割安株投資の典型的な投資対象。
  • 修正純資産: 簿価の純資産に、保有不動産の含み益・有価証券の含み益を加算した「実態ベース」の純資産額。この金額が大きいほど企業の「隠れた資産」が多い。遊休資産の売却、政策保有株の解消、不動産のリート化など、資産活用による企業価値向上の余地を示す。
  • EV/EBITDA: 企業価値(時価総額+有利子負債−現金)÷ EBITDA(利払前・税引前・減価償却前利益)。減価償却の影響を除いたキャッシュフローベースの企業価値倍率。M&A(企業買収)で最も使われる値付けの尺度。業種中央値より低ければ買収対象として割安であり、TOB(公開買付け)の可能性を測る目安にもなる。
  • NC比率(清原式): ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。時価総額に対して余剰現金をどれだけ抱えているかの比率。この比率が高い企業は「現金を溜め込んでいる」とみなされる。比率が高い企業は還元強化の余地が大きい。
  • 理論時価総額: 清原式事業価値モデル(モデルB)による試算値。算式: 理論時価総額 = 適正事業価値 + ネットキャッシュ。適正事業価値 = (市場評価の事業価値 ÷ PER清原式) × 業種PER中央値。現在の事業利益を業種平均の評価倍率で再評価し、余剰現金を加算した理論上の企業価値。理論時価総額が現在の時価総額を上回る場合、市場が企業価値を過小評価している可能性を示す。この乖離が大きいほど、株主還元や資本政策の見直しによる株価上昇シナリオが描ける。
  • 潜在利回り: 配当性向を引き上げた場合に実現しうる理論上の配当利回り。算式: 潜在利回り = EPS × MAX(業種配当性向中央値, 50%) ÷ 株価。配当性向の下限を50%に設定する根拠は、東証が上場企業に求める資本コスト経営の水準と、株主還元強化の一般的な目安に基づく。潜在利回りが現在利回りを大きく上回る場合、増配の余地が大きいことを意味し、株主還元強化による株価上昇シナリオが描ける。
セクター相対評価

業種: 情報・通信業(33業種分類)

PBR 前実
当社
2.56倍
業種中央値
2.08倍
対業種 1.23倍
PER 今予
当社
10.01倍
業種中央値
15.43倍
対業種 0.65倍
ROE 前実
当社
19.6%
業種中央値
10.9%
対業種 1.80倍
配当性向(実績) 前実
当社
0.0%
業種中央値
19.7%
対業種 0.00倍
📝 指標の説明
  • 対業種比: 当社値÷業種中央値。1.0=業種平均水準
  • 業種内順位(%ile): 業種内でのパーセンタイル順位。PBR・PER: 低%ile=割安 / ROE: 高%ile=高効率
  • ROE(自己資本利益率): 前期確定の純利益÷自己資本。株主の出資に対してどれだけ効率的に利益を稼いでいるか。8%未満なら東証の「資本コストを意識した経営」要請の対象であり、改善余地を示す基本指標。
  • 配当性向(実績): 前期確定の純利益のうち配当に回した比率(実績値)。会社予想ベースの配当性向はS4に記載。低すぎれば増配要求の余地が大きい。高すぎれば持続性に問題があり、利益成長が求められる。
株主資本は有効に使われているか
計算パラメータ(Beta / WACC / ROIC)
指標
Beta(1年)? 0.78
株主資本コスト前実? 5.7%
WACC前実? 5.4%
ROIC前実? 5.5%
結論: 価値を創っているか
ROICスプレッド 前実? 0.2% 価値創造
▼0%
EVA 前実? 0億円
ROE 19.6%
原因: ROEを決める3要素
売上高純利益率 前実? 10.3%
総資産回転率 前実? 1.39回
財務レバレッジ 前実? 1.38倍
ROE 19.6% の内訳
利益率
10.3%
回転率
1.39回
レバレッジ
1.38倍
余力: まだ使える手段はあるか
D/Eレシオ 前実? 0.15倍
▼1.0倍
📝 指標の説明
  • ROICスプレッド: ROIC(投下資本利益率)からWACC(加重平均資本コスト)を差し引いた値。プラスなら株主が期待する最低リターンを超える利益を生んでおり「価値創造」、マイナスなら資本コスト以下の利益しか出せておらず「価値破壊」の状態。アクティビストが最も重視する経営効率の指標。スプレッドがマイナスの企業は「株主の資本を有効に使えていない」と批判される。事業ポートフォリオの再編(低ROIC事業の売却)、遊休資産の処分、余剰現金の株主還元など、資本配分の見直しを要求する最も強力な根拠になる。
  • EVA(経済的付加価値): Economic Value Added。税引後営業利益(NOPAT)から投下資本×WACCを差し引いた金額。ROICスプレッドを金額で表したもの。プラスなら真の経済的利益を生んでおり、マイナスなら会計上は黒字でも株主資本を食い潰している。EVAがマイナスの企業は「帳簿上は利益が出ているが、株主の機会費用を考慮すると実質赤字」。アクティビストは「EVAがゼロ以上になるまでROICを改善せよ」と具体的な数値目標を掲げて経営改善を要求する。金額で示されるため、毀損規模が直感的に伝わる。
  • ROE(自己資本利益率): 純利益÷自己資本。株主の出資に対してどれだけ効率的に利益を稼いでいるかを示す。ROEは以下の3要素に分解できる(デュポン分析)。8%未満なら東証の「資本コストや株価を意識した経営」要請の対象。アクティビストが改善を要求する際の出発点となる指標であり、どの要素が足を引っ張っているかをデュポン分析で特定する。
  • 売上高純利益率: 純利益÷売上高。売上からどれだけ最終利益を残せているかを示す「収益性」の指標。ROEを構成するデュポン3要素の1つ。利益率が低い場合、アクティビストは不採算事業の撤退・売却、コスト構造の改善、価格転嫁��の強化を要求する。特に多角化企業では「低利益率のセグメントを切り離せ」という事業ポートフォリオ再編の根拠になる。
  • 総資産回転率: 売上高÷総資産。保有する資産をどれだけ効率的に売上に変換できているかを示す「効率性」の指標。ROEを構成するデュポン3要素の1つ。回転率が低い場合、遊休資産・過剰在庫・不要な政策保有株を抱えている可能性が高い。アクティビストは「使っていない資産を売却して株主に返せ」と要求する。不動産や政策保有株の売却要求の定量的根拠になる。
  • 財務レバレッジ: 総資産÷純資産。借入によって資産をどれだけ膨らませているかの度合い。ROEを構成するデュポン3要素の1��。高いほどROEは上がるがリスクも増す。レバレッジが低すぎる(=純資産が��沢すぎる)場合、アクティビストは「余剰資本を株主に返還すべき」と主張する。自社株買いや特別配当によって自己資本を圧縮し、ROEを引き上げる戦略の根拠になる。
  • D/Eレシオ: 有利子負債÷株主資本。借入への依存度を示す。1.0倍未満なら借入より自己資本が多い安全圏。低いほど追加の借入余力が大きく、自社株買い・増配・設備投資の原資を調達しやすい。D/Eレシオが極端に低い企業は「財務が保守的すぎる」として、最適資本構成への転換を求められる。適度な借入でレバレッジを高め、余剰資本を株主還元に回すことでROE改善とPBR是正を同時に実現する――これがアクティビストの典型的な資本政策提案。
  • Beta(1年): 過去1年間の日次リターンをもとに算出した、市場全体(TOPIX)に対する株価の変動感応度。1.0なら市場並みの変動、1.0超なら市場より大きく動く、1.0未満なら市場より安定的。株主資本コスト算出のパラメータ。Betaが高い銘柄は資本コストも高くなるため、ROICスプレッドがマイナスに振れやすい。アクティビストにとっては「資本コストが高いのにそれを超えるリターンを出せていない」という批判の材料��なりうる。
  • 株主資本コスト: 株主が期待する最低限のリターン。算式: リスクフリーレート(1.0%) + Beta × 市場リスクプレミアム(6.0%)。ROEがこの率を下回っていれば、株主の期待に応えられていない。東証の「資本コスト経営」要請の中核概念。アクティビストは「御社の株主資本コストはX%だが、ROEはY%しかない。コストを下回るリターンは株主価値の毀損だ」と数値を突きつけて改善を要求する。
  • WACC(加重平均資本コスト): 株主資本コストと負債コストを資本構成比率で加重平均した、企業全体の資本コスト。ROICがWACCを上回っていれば価値を創造している。企業価値評価(DCF法)の割引率として使われ、M&AやMBOの価格算定にも影響する。アクティビストはWACCを基準に「事業の取捨選択」を提案し、WACC未満のリターンしか出せない事業の売却を要求する。
  • ROIC(投下資本利益率): 税引後営業利益(NOPAT)÷投下資本(株主資本+有利子負債)。事業に投じた全資本に対するリターン。ROEが株主視点の指標であるのに対し、ROICは債権者を含む全資本提供者の視点。ROICは財務レバレッジの影響を受けないため、事業の「素の実力」を測る指標としてアクティビストが重用する。「ROICツリー」で分解し、改善余地がある事業オペレーションを特定する手法が定着している。

出典: EDINET有価証券報告書 (S100XUI4)大量保有報告書 (S100YPLB)

配当と還元余力

配当利回り?
0.0%
現在水準
総還元性向?
0.0%
(配当+自社株買い)÷純利益(前期確定)
配当・還元データ

本銘柄は無配(または配当シミュレーション非対象)のため、増配シミュレーションは省略しています。

配当・還元データ
NC比率? 前実 31.3%
時価総額の約3割が余剰現金。増配原資は潤沢
総還元性向? 前実 0.0%
自社株買いゼロ。還元は配当のみ
FCF利回り? 前実 -0.3%
FCF低水準。還元余力は限定的
業種配当性向中央値? 前実 19.7%
現在0.0%は業種を下回る水準(増配の論拠)
配当実績
配当性向(予想)? 0.0%
DOE? 前実 0.0%
配当成長率(前年比)? N/A
配当CAGR(3年)? N/A
自社株買い
自社株買い余力? 前実 0億円
自社株買い余力比率? 0.0%
時価総額比
0%
📝 指標の説明
  • NC比率: ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。高いほど増配・自社株買いの原資が潤沢で、アクティビストの還元要求の根拠になる
  • 総還元性向: (配当総額+自社株買い額)÷純利益。100%超は利益以上に還元しており持続不能。低い場合はアクティビストが増配・自社株買いを要求する余地が大きい
  • FCF利回り: フリーキャッシュフロー÷時価総額。配当の持続可能性を測る指標。配当利回りを上回っていれば配当は本業のキャッシュで賄えている
  • 業種配当性向中央値: 同業種の上場企業における配当性向の中央値。自社が下回っている場合、増配の論拠になる
  • 配当性向(予想): 予想1株配当÷予想EPS。利益のうちどれだけ配当に回しているかを示す
  • DOE: 株主資本配当率(Dividend on Equity)。配当総額÷株主資本。利益変動に左右されにくい安定配当指標で、3%以上が高水準の目安
  • 配当成長率(前年比): 前年度の1株配当からの増減率。増配傾向にあるかを確認する指標
  • 配当CAGR(3年): 直近3年間の配当の年平均成長率。継続的な増配トレンドの有無を示す
  • 自社株買い余力: ネットキャッシュから算出した自社株買いの原資額。余力が大きいほど、アクティビストが自社株買いを要求する根拠になる
  • 自社株買い余力比率: 自社株買い余力÷時価総額。5%以上なら十分な水準

【編集部注】 バリュエーションと財務構造のデータを確認した。次に、理論株価モデルによる試算値を確認する。


3. 理論的な出口──この仮説が実現したら

この投資家の仮説が実現した場合、株価はどこに到達するか。理論株価3モデルと推定取得単価から、出口の条件を確認します。
3シナリオ試算値レンジ?
弱気385円〜強気1,292円

現在株価: 569円

理論株価5モデル vs 現在株価(569円)
清原式
1,055円(+85.4%)
EV/EBITDA逆算
385円(-32.3%)
配当還元
1,292円(+127.1%)
実質PBR是正
464円(-18.5%)
理論株価試算値(中央値)
1,055円(+85.4%)
推定取得単価
442円
赤線 = 現在株価
根拠データ
判定基準
3シナリオ試算値レンジ:
5つの理論株価モデルの最小値〜最大値。現在株価がレンジのどこに位置するかで割安/割高を視覚的に把握。

理論株価5モデル:
A: 清原式事業価値+余剰現金 / B: 実質PBR是正 / C: EV/EBITDA逆算 / D: 配当還元 / E: DOE逆算
理論株価試算値 = 常に算出可能な3モデル(A・B・D)の中央値。

推定取得単価: 大量保有報告書の記載から逆算。投資家側の損益分岐であり、売却判断の参照水準。
3シナリオのトリガー条件
シナリオ試算値現在株価比トリガー条件(何が起きたら)
強気 1,292円 +127.1% 四半期決算での大幅な増益や、新規事業・AI関連施策の進展による業績モメンタムの加速。
中立 1,055円 +85.4% 業績は堅調に推移するものの、市場の関心が薄くバリュエーションの再評価が進まない状態。
弱気 385円 -32.3% 本業の赤字拡大によるネットキャッシュの毀損、またはフリーキャッシュフローのマイナス幅拡大。
下値参照 442円 -22.3% 推定取得単価。これを下回ると撤退圧力が発動する水準
強気 +127.1%
1,292円
四半期決算での大幅な増益や、新規事業・AI関連施策の進展による業績モメンタムの加速。
中立 +85.4%
1,055円
業績は堅調に推移するものの、市場の関心が薄くバリュエーションの再評価が進まない状態。
弱気 -32.3%
385円
本業の赤字拡大によるネットキャッシュの毀損、またはフリーキャッシュフローのマイナス幅拡大。
下値参照: 442円(-22.3%) — 推定取得単価。撤退圧力発動水準
理論株価5モデル比較
モデル理論株価現在株価比
事業価値+余剰現金(清原式)
PER(清原式) 6.9倍 → 業種PER中央値 15.4倍 で事業を再評価し、NCを加算
NC 3,014百万円 + 適正事業価値 14,842百万円 = 理論時価総額 17,856百万円
→ 理論株価: 1,055円
1,055円 +85.4%
EV/EBITDA逆算
当社EV/EBITDA 26.43倍 → 業種中央値 14.33倍 で再評価
EBITDA 257百万円 × 14.33倍 = 理論EV 3,683百万円
理論EV 3,683百万円 − 純有利子負債 -2,841百万円 = 理論時価総額 6,524百万円
→ 理論株価: 385円
385円 -32.3%
配当還元
配当性向をMAX(業種中央値19.7%, 50%)=50.0%とした場合
潜在EPS 56.8円 × 50.0% = 潜在DPS 28.4円
→ 理論株価: 1,292円(要求利回り TOPIX平均2.2%)
1,292円 +127.1%
実質PBR是正
実質PBR 2.56倍 → 適用PBR 2.08倍(業種中央値2.08倍)
現在株価 569円 × 2.08 ÷ 2.56
→ 理論株価: 464円
修正純資産 38億円(不動産含み益データなし)
※ 実質PBRを業種中央値に機械的に収斂させた参考値。高ROE企業では控えめな試算となる傾向があります
464円 -18.5%
理論株価試算値(中央値) 1,055円 +85.4%
下値参照(推定取得単価)
推定取得単価 442円 に対し現在株価 569円(乖離 +28.7%)。
※推定取得単価は大量保有報告書記載の取得価格・株数から加重平均で算出(提出日: 2026-07-09)
442円 売却判断の参照水準
事業価値+余剰現金(清原式)
1,055円 +85.4%
▶ 計算式
PER(清原式) 6.9倍 → 業種PER中央値 15.4倍 で再評価
NC 3,014百万円 + 適正事業価値 14,842百万円 = 理論時価総額 17,856百万円
EV/EBITDA逆算
385円 -32.3%
▶ 計算式
当社EV/EBITDA 26.43倍 → 業種中央値 14.33倍 で再評価
EBITDA 257百万円 × 14.33倍 = 理論EV 3,683百万円
配当還元
1,292円 +127.1%
▶ 計算式
配当性向 MAX(業種中央値19.7%, 50%)=50.0%
潜在EPS 56.8円 × 50.0% = 潜在DPS 28.4円
DOE逆算(3%ターゲット) N/A
実質PBR是正
464円 -18.5%
▶ 計算式
実質PBR 2.56倍 → 適用PBR 2.08倍(業種中央値2.08倍)
現在株価 569円 × 2.08 ÷ 2.56
理論株価試算値(中央値)
1,055円 +85.4%
下値参照(推定取得単価): 442円 — 売却判断の参照水準

※理論株価試算値は常に算出可能な3モデル(清原式・PBR是正・配当還元)の中央値。

📝 指標の説明
  • 事業価値+余剰現金(清原式): PER(清原式)を業種中央値PERで再評価し、ネットキャッシュを加算した理論株価。事業の利益力を業種標準で評価した「フェアな値段」。これより安ければ市場が事業価値を過小評価している。
  • 実質PBR是正: 修正純資産×業種中央値PBRで算出。資産ベースの理論株価。PBRが業種中央値に収斂する想定。含み益が大きい企業ほどこのモデルでの理論株価が高くなる。
  • EV/EBITDA逆算: 業種中央値のEV/EBITDA倍率でEBITDAを再評価し、負債と現金を調整して株価を逆算。グローバルM&Aで最も使われる尺度。買収される場合の「値段」に近い。
  • 配当還元: 増配後の想定DPSを市場平均配当利回りで割り引いた理論株価。増配が実現した場合の潜在株価。配当性向引き上げの余地が大きいほど理論株価が高くなる。
  • DOE逆算: BPS×ターゲットDOE(3%)÷要求利回り。自己資本配当率をベースにした理論株価
  • 推定取得単価: 大量保有報告書に記載される取得価格と株数の加重平均。複数回の報告がある場合は直近の値を使用。これが投資家の取得コスト。この水準を意識して保有判断するため、売却・追加投資の分岐点になる。
  • 理論株価試算値(中央値): 常に算出可能な3モデル(清原式・PBR是正・配当還元)の中央値。外れ値の影響を排除した代表値

保有動向

→ 新規報告から1ヶ月未満であり、保有比率14.27%を維持している。

ベンチャーキャピタル(VC)からの市場外相対取引による一括取得という経緯から、需給悪化を伴わない形でのポジション構築が完了しており、現時点で減少シグナルは確認されない。

【編集部注】 理論的な出口を確認した。最後に、この投資仮説が今も有効かを検証する。

出典: 大量保有報告書 (S100YPLB)EDINET有価証券報告書 (S100XUI4)

4. この仮説はまだ有効か

S1の投資仮説をS2・S3のデータに照らして検証し、仮説の現在地と崩壊条件を整理します。


出典:
EDINET有価証券報告書 (S100XUI4)
・EDINET半期報告書
大量保有報告書 (S100YPLB)
⚠ 重要なお知らせ (Disclaimer)
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