宝ホールディングス (2531) 食料品

酒類・調味料の製造販売、バイオテクノロジー事業を展開する持株会社です。主力セグメントは、国内で酒類・調味料を扱う「宝酒造」、海外で酒類製造や日本食材の卸売を行う「宝酒造インターナショナルグループ」、試薬・機器開発や遺伝子医療受託を行う「タカラバイオグループ」の3つです。国内外の一般消費者や飲食店、研究機関を主要な顧客としています。
バリューアクト・キャピタル  建設的対話型
保有比率: 20.01% ↑+1.00% 増加  変更(増加)
報告書提出日: 2026-10-22
バリューアクトは宝ホールディングスの株式を20%超まで買い増し、安定株主比率23%の極めて低い議決権構造を背景に取締役派遣を求める構え──だが会社側はすでに利益の多くを株主還元に回しており、追加還元の余地は乏しい。
コバンザメスコア?
(0.0–10.0)
4.0–7.0
全209件中 ─ 中央値: 5.9 / 上位25%: 6.8
0 中央値 上位25% 10
目次 (クリックで開閉 ── ▶ マークは全て同様に操作できます)
  1. 割安か──バリュエーション指標
  2. どう動くか──介入シナリオと行動確率
  3. 提案は通るか──株主構成と議決権の壁
  4. 下値は堅いか──配当・増配・自社株買い余力
  5. 出口はどこか──シナリオ別試算値
  6. 過去の打率は──実績と勝率
  7. 撤退の兆候は──エグジットシグナルと検知条件
  8. まとめ──スコアの構成と根拠

1. 割安か──バリュエーション指標

今の株価は割高か割安か。PBR・PER・NC比率などの指標から、複数のアプローチで株価水準を検証します。
データ期間の見方 前実 直近の確定決算(有価証券報告書・決算短信)の数値 今予 会社が発表した今期の業績予想に基づく数値 ※ 株価・時価総額は前営業日終値
実質PBR前実?
業種中央値1.16倍
EV/EBITDA前実?
業種中央値31.03倍
ROICスプレッド前実?
ROIC 2.1% − WACC 3.7%
業種内ポジション
アクティビストは同業他社との比較で経営改善余地を主張する。中央値からの乖離が株主提案の根拠となる。
PBR
1.78倍(81%ile)
EV/EBITDA
17.14倍(30%ile)
ROE
3.8%(29%ile)
← 低い   業種中央値   高い →
ROIC vs WACC
ROICがWACCを上回れば価値創造、下回れば価値破壊。アクティビストはスプレッドがマイナスの企業に対し、事業再編や資本配分の見直しを要求する根拠とする。
スプレッド
-1.6%(価値破壊)
← 価値破壊ROIC 2.1% | WACC 3.7%価値創造 →

→ 実質PBR(株価純資産倍率)1.78倍は業種中央値1.16倍を54.2%上回り、資産面での割安さは見られない。

PER(株価収益率)(清原式)は41.42倍に達する。ネットキャッシュ比率(NC比率)は13.08%にとどまる。投下資本利益率(ROIC)2.13%は資本コスト3.71%を下回る。収益力の低さが株価指標の高さを正当化しにくい要因と読める(モデル計算・将来非保証)。

年足チャート
参考:年足(暦年)の株価推移。株式分割・併合は最新基準に遡及調整済み。過去データであり将来を保証するものではない。
週足チャート
参考:週足の株価推移。紫の水平線は推定取得単価(撤退圧力発動水準)、マーカーは大量保有報告書提出時点の保有比率。過去データであり将来を保証するものではない。
根拠データ
判定基準
実質PBR:
含み益(不動産・政策保有株等)を加味した純資産に対する株価倍率。業種中央値との乖離で割安/割高を判断する基礎指標。1.0倍未満: 割安圏、1.0-1.5倍: 中立圏、1.5倍以上: 割高圏。

EV/EBITDA:
企業価値(時価総額+有利子負債−現金)÷ EBITDA。キャッシュフローベースの企業価値評価。業種中央値比0.8未満: 割安圏、0.8-1.2: 中立圏、1.2超: 割高圏。EBITDAが取得できない場合はPER(清原式)で代替。

ROICスプレッド:
ROIC − WACC。プラスなら資本コスト以上の利益を創出(価値創造)、マイナスなら価値破壊。10%超: 強い価値創造、0-10%: 中立水準、マイナス: 価値破壊。

NC比率(清原式):
ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。高いほどアクティビストが還元強化を要求する根拠が強くなる。
割安度の検証
2,875円
発行済株式数: 197,252,043株
PBR 前実?
市場ベース?
1.78倍
資産調整後?
1.78倍
市場
実質
PER 今予?
市場ベース?
46.70倍
清原式?
41.4倍
市場
清原
純資産 前実?
簿価
3,109億円
修正純資産?
3,109億円
簿価
修正
NC比率(清原式) 前実?
NC比率
13.1%
目安 約10%
NC額?
686億円
= 流動資産 2,431億円 + 投資有価証券×70% 367億円 − 負債合計 2,002億円
NC/時価総額
13%
時価総額?
市場
5,671億円
理論時価総額?
2,786億円
市場
理論
配当利回り 今予?
現在
1.08%
潜在利回り?
1.07%
現在
潜在
📝 指標の説明
  • PBR(株価純資産倍率): 前期末の簿価純資産に対する株価の倍率。会社を今すぐ解散した場合の資産価値に対して、株価が何倍かを示す。1.0倍なら帳簿上の資産と株価が同じ。1倍割れは東証の「資本コストや株価を意識した経営」要請の対象。アクティビストが「株主資本を有効活用できていない」と指摘する最も基本的な根拠になる。
  • 実質PBR: 前期末の修正純資産(含み益加味)に対する株価の倍率。帳簿に載っていない「隠れた資産価値」を反映する。簿価PBRが1倍超でも、不動産や株式の含み益を加えると実質的に割安になるケースがある。アクティビストは実質PBRを重視し、含み資産の売却・活用を要求する根拠にする。
  • PER(株価収益率): 今期の会社予想EPSに基づく株価収益率。今の利益水準で投資額を回収するのに何年かかるかの目安。低いほど利益に対して株価が割安。業種中央値より高ければ市場の期待が大きい。低ければ過小評価されている可能性があり、アクティビストが「株価を引き上げる施策」を要求する根拠になりうる。
  • PER(清原式): (時価総額 − ネットキャッシュ) ÷ 今期予想純利益。余剰現金を差し引き、事業の利益力だけに対するPERを算出する。通常PERより低くなるほど「現金の厚み」が株価に織り込まれていない。清原式PERが業種中央値を大幅に下回る企業は、現金を抱え込んだまま事業効率を高めていない可能性が高く、アクティビストの還元要求の典型的な対象。
  • 純資産: 会社の資産から負債を差し引いた正味の財産額。「簿価」は帳簿上の金額、「修正純資産」は不動産含み益などを加算した実態ベースの金額。
  • 修正純資産: 簿価の純資産に、保有不動産の含み益・有価証券の含み益を加算した「実態ベース」の純資産額。この金額が大きいほど企業の「隠れた資産」が多い。遊休資産の売却、政策保有株の解消、不動産のリート化など、アクティビストが資産活用を要求する原資の規模を示す。
  • EV/EBITDA: 企業価値(時価総額+前期末有利子負債−現金)÷ 前期実績EBITDA。減価償却の影響を除いたキャッシュフローベースの企業価値倍率。M&A(企業買収)で最も使われる値付けの尺度。業種中央値より低ければ買収対象として割安であり、TOB(公開買付け)の可能性を測る目安にもなる。
  • 時価総額: 株価×発行済株式数。「市場」は現在の株式市場での評価額。「理論時価総額」は事業利益を業種平均PERで再評価し、余剰現金を加算した理論上の企業価値。
  • 理論時価総額: 清原式事業価値モデルによる試算値。算式: 理論時価総額 = 適正事業価値 + ネットキャッシュ。適正事業価値 = (市場評価の事業価値 ÷ PER清原式) × 業種PER中央値。理論時価総額が現在の時価総額を上回る場合、市場が企業価値を過小評価している可能性を示す。アクティビストはこの乖離を根拠に、株主還元や資本政策の見直しを要求する。
  • 配当利回り: 今期予想の1株あたり配当金÷株価。投資額に対して年間いくら配当を受け取れるかの指標。業種中央値より低ければ増配余力がある可能性を示す。アクティビストが増配要求する際の出発点になる。
  • 潜在利回り: 今期予想の利益を前提に、配当性向を引き上げた場合に実現しうる理論上の配当利回り。算式: 潜在利回り = EPS × MAX(業種配当性向中央値, 50%) ÷ 株価。潜在利回りが現在利回りを大きく上回る場合、増配余力が大きいことを意味し、アクティビストの増配要求が企業価値向上に寄与するシナリオの蓋然性が高い。
  • NC比率(清原式): 前期末ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。時価総額に対して余剰現金をどれだけ抱えているかの比率。この比率が高い企業は「現金を溜め込んでいる」とみなされる。自社株買い・増配・特別配当の要求根拠になり、比率が高いほどアクティビストの介入動機が強い。
  • NC額: ネットキャッシュ額。計算式: 流動資産 + 投資有価証券×70% − 負債合計。事業に使っていない余剰現金の総額。NC額が大きいほど自社株買い・増配・特別配当の原資が豊富。アクティビストが還元強化を要求する際の具体的な金額規模を示す。
セクター相対評価

業種: 食料品(33業種分類)

PBR 前実
当社
1.78倍
業種中央値
1.16倍
対業種 1.54倍
PER 今予
当社
46.70倍
業種中央値
17.45倍
対業種 2.68倍
ROE 前実
当社
3.8%
業種中央値
6.7%
対業種 0.56倍
配当性向(実績) 前実
当社
52.3%
業種中央値
35.8%
対業種 1.46倍
📝 指標の説明
  • 対業種比: 当社値÷業種中央値。1.0=業種平均水準
  • 業種内順位(%ile): 業種内でのパーセンタイル順位。PBR・PER: 低%ile=割安 / ROE: 高%ile=高効率
  • ROE(自己資本利益率): 前期確定の純利益÷自己資本。株主の出資に対してどれだけ効率的に利益を稼いでいるか。8%未満なら東証の「資本コストを意識した経営」要請の対象。アクティビストが改善を要求する根拠になる。
  • 配当性向(実績): 前期確定の純利益のうち配当に回した比率(実績値)。会社予想ベースの配当性向はS4に記載。低すぎれば増配要求の余地が大きい。高すぎれば持続性に問題があり、利益成長が求められる。
株主資本は有効に使われているか
計算パラメータ(Beta / WACC / ROIC)
指標値
Beta(1年)? 0.50
株主資本コスト前実? 4.0%
WACC前実? 3.7%
ROIC前実? 2.1%
結論: 価値を創っているか
ROICスプレッド 前実? -1.6% 価値破壊
▼0%
EVA 前実? -59億円
ROE 3.8%
原因: ROEを決める3要素
売上高純利益率 前実? 3.0%
総資産回転率 前実? 0.77回
財務レバレッジ 前実? 1.65倍
ROE 3.8% の内訳
利益率
3.0%
回転率
0.77回
レバレッジ
1.65倍
余力: まだ使える手段はあるか
D/Eレシオ 前実? 0.32倍
▼1.0倍
📝 指標の説明
  • ROICスプレッド: ROIC(投下資本利益率)からWACC(加重平均資本コスト)を差し引いた値。プラスなら株主が期待する最低リターンを超える利益を生んでおり「価値創造」、マイナスなら資本コスト以下の利益しか出せておらず「価値破壊」の状態。アクティビストが最も重視する経営効率の指標。スプレッドがマイナスの企業は「株主の資本を有効に使えていない」と批判される。事業ポートフォリオの再編(低ROIC事業の売却)、遊休資産の処分、余剰現金の株主還元など、資本配分の見直しを要求する最も強力な根拠になる。
  • EVA(経済的付加価値): Economic Value Added。税引後営業利益(NOPAT)から投下資本×WACCを差し引いた金額。ROICスプレッドを金額で表したもの。プラスなら真の経済的利益を生んでおり、マイナスなら会計上は黒字でも株主資本を食い潰している。EVAがマイナスの企業は「帳簿上は利益が出ているが、株主の機会費用を考慮すると実質赤字」。アクティビストは「EVAがゼロ以上になるまでROICを改善せよ」と具体的な数値目標を掲げて経営改善を要求する。金額で示されるため、毀損規模が直感的に伝わる。
  • ROE(自己資本利益率): 純利益÷自己資本。株主の出資に対してどれだけ効率的に利益を稼いでいるかを示す。ROEは以下の3要素に分解できる(デュポン分析)。8%未満なら東証の「資本コストや株価を意識した経営」要請の対象。アクティビストが改善を要求する際の出発点となる指標であり、どの要素が足を引っ張っているかをデュポン分析で特定する。
  • 売上高純利益率: 純利益÷売上高。売上からどれだけ最終利益を残せているかを示す「収益性」の指標。ROEを構成するデュポン3要素の1つ。利益率が低い場合、アクティビストは不採算事業の撤退・売却、コスト構造の改善、価格転嫁��の強化を要求する。特に多角化企業では「低利益率のセグメントを切り離せ」という事業ポートフォリオ再編の根拠になる。
  • 総資産回転率: 売上高÷総資産。保有する資産をどれだけ効率的に売上に変換できているかを示す「効率性」の指標。ROEを構成するデュポン3要素の1つ。回転率が低い場合、遊休資産・過剰在庫・不要な政策保有株を抱えている可能性が高い。アクティビストは「使っていない資産を売却して株主に返せ」と要求する。不動産や政策保有株の売却要求の定量的根拠になる。
  • 財務レバレッジ: 総資産÷純資産。借入によって資産をどれだけ膨らませているかの度合い。ROEを構成するデュポン3要素の1��。高いほどROEは上がるがリスクも増す。レバレッジが低すぎる(=純資産が��沢すぎる)場合、アクティビストは「余剰資本を株主に返還すべき」と主張する。自社株買いや特別配当によって自己資本を圧縮し、ROEを引き上げる戦略の根拠になる。
  • D/Eレシオ: 有利子負債÷株主資本。借入への依存度を示す。1.0倍未満なら借入より自己資本が多い安全圏。低いほど追加の借入余力が大きく、自社株買い・増配・設備投資の原資を調達しやすい。D/Eレシオが極端に低い企業は「財務が保守的すぎる」として、最適資本構成への転換を求められる。適度な借入でレバレッジを高め、余剰資本を株主還元に回すことでROE改善とPBR是正を同時に実現する――これがアクティビストの典型的な資本政策提案。
  • Beta(1年): 過去1年間の日次リターンをもとに算出した、市場全体(TOPIX)に対する株価の変動感応度。1.0なら市場並みの変動、1.0超なら市場より大きく動く、1.0未満なら市場より安定的。株主資本コスト算出のパラメータ。Betaが高い銘柄は資本コストも高くなるため、ROICスプレッドがマイナスに振れやすい。アクティビストにとっては「資本コストが高いのにそれを超えるリターンを出せていない」という批判の材料��なりうる。
  • 株主資本コスト: 株主が期待する最低限のリターン。算式: リスクフリーレート(1.0%) + Beta × 市場リスクプレミアム(6.0%)。ROEがこの率を下回っていれば、株主の期待に応えられていない。東証の「資本コスト経営」要請の中核概念。アクティビストは「御社の株主資本コストはX%だが、ROEはY%しかない。コストを下回るリターンは株主価値の毀損だ」と数値を突きつけて改善を要求する。
  • WACC(加重平均資本コスト): 株主資本コストと負債コストを資本構成比率で加重平均した、企業全体の資本コスト。ROICがWACCを上回っていれば価値を創造している。企業価値評価(DCF法)の割引率として使われ、M&AやMBOの価格算定にも影響する。アクティビストはWACCを基準に「事業の取捨選択」を提案し、WACC未満のリターンしか出せない事業の売却を要求する。
  • ROIC(投下資本利益率): 税引後営業利益(NOPAT)÷投下資本(株主資本+有利子負債)。事業に投じた全資本に対するリターン。ROEが株主視点の指標であるのに対し、ROICは債権者を含む全資本提供者の視点。ROICは財務レバレッジの影響を受けないため、事業の「素の実力」を測る指標としてアクティビストが重用する。「ROICツリー」で分解し、改善余地がある事業オペレーションを特定する手法が定着している。

出典: EDINET有価証券報告書 (S100YINV)、大量保有報告書 (S100Z2JF)

【編集部注】 割安さは見られない。だが、この状況でファンドはどう動くのか。


2. どう動くか──介入シナリオと行動確率

大量保有報告書は出した──次の問いは、純投資のままか、経営に変化を求めるか。報告書の文言・過去の行動パターンから、介入の方向性と確率を読みます。
行動確率?
過去7件中3件(2026-09-05時点の調査)

→ 行動確率43%(過去7件中3件)だが、保有目的の具体的な変更は経営介入への強い意思を示す。

(過去実績・将来非保証)バリューアクト・キャピタルは保有比率を20.01%まで引き上げた。報告書には臨時株主総会の招集請求と取締役3名の解任および選任の予定を明記した。これは従来の非公開対話から、実質的なガバナンス改善要求へ移行した事実を裏付ける。過去のマネーフォワード(3994)案件でも、筆頭株主への浮上後に経営への関与を強めた。今回も同様に、取締役会内部からの改革を主導する可能性が高い。

主要戦略: ガバナンス改善要求 / 副次的な戦略: 政策保有株売却要求

推定取得単価2,430円に対し現在株価2,875円(乖離+18.3%)。

共同保有者・貸株・担保契約:いずれも本報告書に記載なし

📝 指標の説明
  • 行動確率: このアクティビストの過去の全保有案件のうち、実際に株主提案・増配要求等の行動に移った割合。75%以上なら過去の実績上ほぼ確実に動く。50%未満なら純投資で終わる可能性も。
  • 推定取得単価: 大量保有報告書の記載(取得価格×株数)から加重平均で算出した1株あたり推定コスト。現在株価がこれを下回ると含み損。撤退圧力が発動する水準であると同時に、追加買い増しの動機にもなる。
  • 共同保有者: 同一目的で株式を共同保有する者。報告書の「共同保有者」欄に記載。共同保有者がいれば実質的な議決権はその合算。表面上の保有比率より影響力が大きい場合がある。
  • 貸株・担保契約: 保有株式の貸株や担保提供の有無。貸株に出していれば議決権行使時に回収が必要。担保差入れがあれば追加投資の制約になりうる。
根拠データ
判定基準
行動確率:
このアクティビストの過去の全保有案件のうち、実際にエスカレーション(株主提案・対話要求等)に移った比率。75%なら4件中3件で行動に転じた実績。保有目的文言はテンプレート化されていることが多いため、文言一致ではなく全案件ベースで算出。灰色固定表示。

ISS/Glass Lewis基準該当: 一般公開基準への形式的該当を示す。実際の個別推奨は非公開(有料レポート)のため「反対推奨された」と断定するものではない。
過去投資先での実績
行動パターン
過去7件中、株主提案に踏み込んだのは2件、公開書簡どまりが1件、明示的行動なしが4件である。株主提案階層の勝率は0.0%、公開書簡階層の勝率も0.0%であり、行動なし階層の勝率も0.0%にとどまる。これらは1年時点の超過リターンに基づく過去実績であり、本件における今後の具体的な行動やその成果を保証するものではない。バリューアクト・キャピタルは長期的な対話と取締役派遣を重視する傾向があり、短期的なリターン指標のみでその影響力を評価することは困難である。

行動タイプ別の成績(過去7件、リターン確定 5件)

行動強度 件数 1年超過勝率 超過R中央値
E法的係争型 0件 — —
D株主提案型 2件 0.0% (2件) -16.7%
C公開書簡型 1件 0.0% (1件) -11.8%
B会社対応のみ観測 0件 — —
A明示的行動なし 4件 0.0% (2件) -41.3%

※ 過去実績。投資判断の保証ではない。D階層(株主提案型)の結果内訳(可決/譲歩/否決)は下記カード個別参照。

過去投資先での行動履歴(全7件):過去の新規報告銘柄について、実際の行動と保有目的を対比(当該企業は除外)。

サン電子 (6736) 電気機器 D 株主提案
初回報告: 2025-10-09 ピーク比率: 12.08%
実際の行動
株主提案
2020年にOasisが臨時総会でパチンコ事業分離要求の株主提案を可決させた前例あり(報道ベース)。2026年6月第55回定時株主総会でのValueAct名義の正式株主提案は未確認。ただし取締役新体制(社外取締役2名追加・代表取締役異動)という実質的な経営変革がアクティビスト連合の圧力下で実現した可能性が高い(推測)。総会の臨時報告書(議決権行使結果)は2026-06-26時点で未公開(未確認)。
メディア報道
知らせ」が適時開示され、取締役構成が刷新(一次資料: Yahoo Finance 適時開示一覧)。新任社外取締役として真鍋理人氏とトーマス・ヘッゲ(Thomas Hegge)氏が就任予定との情報あり(報道ベース)。ヘッゲ氏はTrue Wind CapitalのManaging Directorと同一人物と推定(一次資料: truewind.com + ZoomInfo)。また2026-06-24の株主総会直
参照ソース(1件) / 調査: 2026-09-05
  • edinet_silver(大量保有履歴) / Business Wire公式リリース(2025-10-08) / Yahoo Finance 適時開示一覧(6…
1年超過リターン: -30.6%
EDINET保有目的「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行…」
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
マネーフォワード (3994) 情報・通信業 A 行動なし
初回報告: 2025-07-24 ピーク比率: 17.94%
実際の行動
メディア報道
lueAct CEO Rob Hale の「マネーフォワードの高成長と利益率向上を目指し、自身のソフトウェア事業の経験を活かし支援する」という前回確認済みコメントは今回時点でも撤回・修正の報道なし (報道ベース)。同社のエンゲージメント前例として Microsoft、Adobe、Salesforce、Olympus、KADOKAWA、Sanwa に加え Trend Micro への言及も新たに確認 (報道ベ
参照ソース(1件) / 調査: 2026-09-05
  • edinet_silver (一次資料: 報告書 7 件、初回 2025-07-24 / 最終 2026-07-03) / EDINET 公式 PDF 原文確認…
1年超過リターン: -44.8%
EDINET保有目的「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行…」
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
三和ホールディングス (5929) 金属製品 D 株主提案
初回報告: 2024-09-25 ピーク比率: 7.54%
実際の行動
株主提案
第91期定時株主総会 (2026-06-24、新宿NSビル30F) でのValueAct名義株主提案なし (一次資料: 三和HD IR公式ページ、前回確認済みを維持)。議案は①剰余金処分、②取締役6名選任、③監査等委員会委員3名選任の3件 (会社提案のみ)。2026-06-25付で当該総会の決議結果に関する臨時報告書がEDINETに提出されたことを確認 (一次資料: irbank.net/E01385/edinet)。ただし各議案の賛成率等の詳細数値は未確認。
参照ソース(1件) / 調査: 2026-09-05
  • 訂正報告書原本 (docID S100Y9YK、2026-06-10提出、EDINET disclosure2dl.edinet-fsa.go.jp、一次資料・…
1年超過リターン: -2.8% 2年超過: -61.0%
EDINET保有目的「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行…」
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
日本光電工業 (6849) 電気機器 C 公開書簡
初回報告: 2023-12-25 ピーク比率: 5.01%
実際の行動
公開書簡
シュを自社株買いまたは規律ある M&A に充当。米国市場シェア (現状 10%) 拡大による海外売上比率 40% → 引き上げも示唆。バリューアクトは ValueAct 公式サイト上での「特設ページ・公開書簡」は出していない (協調型のため非公開対話が中心) (報道ベース: [NBC Connecticut (CNBC 配信)](https://www.nbcconnecticut.com/news/bu
メディア報道
(現状 10%) 拡大による海外売上比率 40% → 引き上げも示唆。バリューアクトは ValueAct 公式サイト上での「特設ページ・公開書簡」は出していない (協調型のため非公開対話が中心) (報道ベース: [NBC Connecticut (CNBC 配信)](https://www.nbcconnecticut.com/news/business/money-report/how-valueact
参照ソース(1件) / 調査: 2026-09-05
  • edinet_silver, [CNBC (NBC Connecticut 経由) Activist Spotlight 2024-01-06](https:/…
1年超過リターン: -11.8% 2年超過: -64.3%
EDINET保有目的「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行…」
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
トプコン (7732) 精密機器 A 行動なし
初回報告: 2023-05-23 ピーク比率: 14.23%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-09-05
  • edinet_silver (一次資料), businesswire 2025-03-27 / 2025-09-10, dechert 2025-09, nik…
1年超過リターン: -37.8% 2年超過: +43.9%
EDINET保有目的「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行…」
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
マックス (6454) 機械 A 行動なし
初回報告: 2026-03-12 ピーク比率: 7.31%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-09-05
  • edinet_silver (EDINET 大量保有報告書 doc_id=S100XPTD、一次資料) / edinetdb (財務指標、一次資料) / IRB…
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行…」
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
日本特殊陶業 (5334) ガラス・土石製品 A 行動なし
初回報告: 2026-02-12 ピーク比率: 5.27%
実際の行動

目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)

参照ソース(1件) / 調査: 2026-09-05
  • edinet_silver / [日経新聞 2026-02-12](https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD126Q00S…
1年超過リターン: リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行…」
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと

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※ 実行動データは Claude Code WebSearch 経由で調査・格納(activist_action_history_gold)。超過リターンは TOPIX 対比・報告翌営業日始値基準・1年/2年経過時点の値。

保有目的文言の変遷(事由変更 4件 / 同一事由 4件)

▼ 保有事由が変更された銘柄:

宝ホールディングス(2531) 最終保有 20.01%(最大 20.01%)
初回 2025-08-20
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2026-10-22
提出者1は、発行者の株式は本来の価値に比して過小評価されており、コーポレート・ガバナンス及び資本配分の改善を通じてその価値を実現できると考え、投資一任運用権限に基づき発行者の株式を長期投資として運用している。提出者2は、発行者の取締役会の監督機能を強化するため、発行者に対し、会社法第297条第1項に基づき臨時株主総会の招集を請求し、当該臨時株主総会において(i)取締役3名の解任、及び (ii)取締役3名の選任を提案する予定である。提出者2が提案する各取締役候補者は、提出者1ないし5から独立しており、提出者1ないし5は、自身、またはその役員・従業員を候補者として提案していない。当該株主提案が可決された場合であっても、当該取締役は発行者の取締役会において過半数に満たない。提出者1ないし5は、発行者の支配権の取得を目指しておらず、発行者またはその関連当事者による自社株式の買取りも求めていない。提出者1は、発行者と対話を通じて合意に達することを引き続き望んでおり、コーポレート・ガバナンス及び資本配分戦略が十分に改善された場合には、提出者2は臨時株主総会招集請求及び株主提案を撤回する可能性がある。
マネーフォワード(3994) 最終保有 17.94%(最大 17.94%)
初回 2025-07-24
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2026-07-03
提出者は、発行者の株式が一定の特徴がある投資機会を提供するものであると判断し、投資目的で発行者の普通株式を保有している。提出者は、発行者の役員及び取締役と、発行者の事業、経営、取締役会の構成、業務運営、資本配分、配当政策、財務状況、事業戦略、役員報酬及びコーポレート・ガバナンス等、多岐にわたる事項について協議を行う可能性があり、若しくは行っており、今後も引き続きその可能性がある。提出者は、発行者の財務状況、株価水準、提出者における他の投資機会、株式市場の状況及び全般的な経済状況等を考慮し、施行令第14条の8の2第1項第1号、第3号、第4号、第5号、第6号、第7号、第8号、第10号及び12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令第16条第1号及び第4号)に関する事項について、発行者に対して提案を行う可能性がある。提出者が現時点で具体的に検討している提案はない。提出者は、継続的に提出者の投資を精査し、状況により、追加の株式取得、保有株式の一部または全部の売却、ヘッジ取引、その他の取引を行う可能性がある。また、提出者は上記の点に関し随時検証を行い、投資方針を変更する可能性がある。
三和ホールディングス(5929) 最終保有 7.54%(最大 7.54%)
初回 2024-09-25
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2026-06-10
提出者は、発行者の株式が一定の特徴がある投資機会を提供するものであると判断し、投資目的で発行者の普通株式を保有している。提出者は、発行者の役員及び取締役と、発行者の事業、経営、取締役会の構成、業務運営、資本配分、配当政策、財務状況、事業戦略、役員報酬及びコーポレート・ガバナンス等、多岐にわたる事項について協議を行う可能性があり、若しくは行っており、今後も引き続きその可能性がある。これらの協議は、金融商品取引法施行令(以下「施行令」という。)第14条の8の2第1項第1号、第3号、第4号、第5号、第6号、第7号、第8号、第10号及び12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令第16条第1号及び第4号)に規定された事項に関する重要提案行為に該当するとみなされる可能性がある。提出者は、発行者の財務状況、株価水準、提出者における他の投資機会、株式市場の状況及び全般的な経済状況等を考慮し、施行令第14条の8の2第1項第1号、第3号、第4号、第5号、第6号、第7号、第8号、第10号及び12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令第16条第1号及び第4号)に関する事項について、発行者に対して提案を行う可能性がある。提出者が現時点で具体的に検討している提案はない。提出者は、継続的に提出者の投資を精査し、状況により、追加の株式取得、保有株式の一部または全部の売却、ヘッジ取引、その他の取引を行う可能性がある。また、提出者は上記の点に関し随時検証を行い、投資方針を変更する可能性がある。
トプコン(7732) 最終保有 0.00%(最大 14.23%)
初回 2023-05-23
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2025-10-10
該当なし
同一事由の 4件を表示
マックス(6454) 最終保有 7.31%(最大 7.31%)
初回 2026-03-12
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2026-03-12 同一事由
日本特殊陶業(5334) 最終保有 5.27%(最大 5.27%)
初回 2026-02-12
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2026-02-13 同一事由
サン電子(6736) 最終保有 12.08%(最大 12.08%)
初回 2025-10-09
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2026-05-08 同一事由
日本光電工業(6849) 最終保有 3.85%(最大 5.01%)
初回 2023-12-25
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
最終 2025-05-21 同一事由

※ 事由変更ありの行は左線ハイライト。報告日リンクからEDINETの1次情報を確認できます。

出典: 大量保有報告書 (S100Z2JF)

【編集部注】 経営介入の意思は強い。しかし、その提案を通せる株主構成なのか。


3. 提案は通るか──株主構成と議決権の壁

株主提案は通るか。固定株主の壁と浮動株の構成から、アクティビストの議決権戦略が成立する条件を検証します。
安定株主比率前実(2026-03期)?
壁の合計(鈴木式準拠)
アクティビスト保有?
最新報告書
20.0%
23.0%
57.0%
アクティビスト 20.0%
実質安定株主 23.0%
その他株主 57.0%

安定株主比率は議決権ベース、アクティビスト保有は株券等保有割合ベースのため分母が異なります(概算)。
市場での売買のしやすさは「浮動株比率(JPX基準)」で別途示しています。

市場流動性の目安 — 浮動株比率(JPX基準): 55.0%(JPX基準・2026-03-31時点)

→ 安定株主比率23.0%は日本企業の平均を下回り、株主提案の可決を阻む構造的障壁は薄い。

アクティビストの保有比率は20.0%に達する。政策保有の金融機関を中心とする対立株主は14.8%にとどまる。アクティビスト自身の保有が対立株主の合計を上回る。同ファンドの食料品セクターでの過去実績は1勝0敗である(過去実績・将来非保証)。1年リターン確定済みの過去6件全体では1勝5敗にとどまる。20.0%の議決権を背景に、他の機関投資家の賛同を得て提案を通しやすい構成と読める。

根拠データ
判定基準
安定株主比率:
鈴木式準拠固定株分析(独自拡張版、v6.0 議決権ベース、2026-04-30〜)。A(その他法人) + B(政府) + D(個人大株主) + E(政策保有金融×0.7) + F(外国戦略株主) + G(オーナー系ファンド) + H(持株会×0.5) − I(国内VC控除)。分母=議決権総数(発行済株式総数 − 自己株式)。C(自己株式)は議決権ゼロのため計算式から除外し、参考値として表示。鈴木氏の見解では、30%を超えるとアクティビストにとっては狙いにくい銘柄となる(70%以上: 壁が極めて厚い、30-70%: 中間水準、30%未満: 議決権構造上の障壁が低い水準)。

アクティビスト保有比率:
最新の大量保有報告書に基づく保有比率。参考情報として灰色表示。

オーナー持株比率:
CEO・関連資産管理会社の合計保有比率。20%超: 拒否権に近い水準、5-20%: 中間水準、5%未満: 低水準。

外国法人等保有比率:
海外機関投資家・ファンド等の保有比率。外国法人等の比率が高い企業は株主還元・ガバナンス改善への圧力が強い傾向があり、アクティビストの提案が賛同を得やすい環境を示す。
安定株主比率の内訳(鈴木式準拠・2026-03期)
指標値
安定株主比率(鈴木式準拠) 23.0%
├ A. その他法人 12.7%
├ B. 政府・公共団体 0.0%
├ C. 自己株式 (参考、計算式不使用) 2.2%
├ D. 個人大株主 0.0%
├ E. 政策保有金融(×0.7) 10.4% (14.8% × 0.7) (株式会社みずほ銀行,農林中央金庫,明治安田生命保険相互会社,株式会社京都銀行)
├ F. 外国戦略株主 0.0%
├ G. オーナー系ファンド 0.0%
├ H. 持株会・共栄会(×0.5) 0.0%
└ I. 国内VC控除 −0.0%

※ v6.0(2026-04-30〜): 全項目を議決権分母(自己株式除外)で統一。A・Bは元の発行済総数分母値を÷(1-自己株式比率)で議決権分母に補正、D〜Iは大株主の議決権分母値をそのまま使用。Cは議決権ゼロのため計算式から除外(参考値)。

安定株主比率(鈴木式準拠)
23.0%
A. その他法人
12.7%
B. 政府・公共団体
0.0%
C. 自己株式 (参考、計算式不使用)
2.2%
D. 個人大株主
0.0%
E. 政策保有金融(×0.7)
10.4% (14.8% × 0.7) (株式会社みずほ銀行,農林中央金庫,明治安田生命保険相互会社,株式会社京都銀行)
F. 外国戦略株主
0.0%
G. オーナー系ファンド
0.0%
H. 持株会・共栄会(×0.5)
0.0%
I. 国内VC控除
−0.0%
所有者別構成(法定開示区分)
金融機関32.7%
証券会社2.9%
その他法人12.4%
外国法人等31.9%
個人その他20.0%
自己株式2.2%
大株主一覧(上位10名)
#株主名所有者区分持株比率保有株数(株)
1 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 金融機関 10.2% 19,763,600
2 STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY505010(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) 外国法人等 9.1% 17,488,679
3 株式会社みずほ銀行 金融機関 5.0% 9,616,500
4 農林中央金庫 個人その他 4.4% 8,550,000
5 VALUEACTJAPANMASTERFUND,L.P.(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) 外国法人等 3.1% 6,000,000
6 明治安田生命保険相互会社 金融機関 2.8% 5,370,000
7 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 金融機関 2.8% 5,345,000
8 株式会社京都銀行 金融機関 2.6% 5,000,000
9 STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY510311(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) 外国法人等 2.5% 4,908,544
10 STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY510312(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) 外国法人等 2.5% 4,809,656
1
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 金融機関
10.2% 19,763,600株
2
STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY505010(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) 外国法人等
9.1% 17,488,679株
3
株式会社みずほ銀行 金融機関
5.0% 9,616,500株
4
農林中央金庫 個人その他
4.4% 8,550,000株
5
VALUEACTJAPANMASTERFUND,L.P.(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) 外国法人等
3.1% 6,000,000株
6
明治安田生命保険相互会社 金融機関
2.8% 5,370,000株
7
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 金融機関
2.8% 5,345,000株
8
株式会社京都銀行 金融機関
2.6% 5,000,000株
9
STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY510311(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) 外国法人等
2.5% 4,908,544株
10
STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY510312(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) 外国法人等
2.5% 4,809,656株
支配構造リスク
リスク項目判定詳細
オーナー管理
判定結果CEOまたは資産管理会社が大株主5%以上に該当せず
非該当 -
親子上場
判定結果該当する上場大株主なし
筆頭株主日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(10.2%)
非該当 -
筆頭株主が上場企業 − -
上場大株主あり(20%超) − -
政策保有・相互保有
#銘柄名コード株数時価持ち合い
1 (株)京都フィナンシャルグループ 5844 1,630,672株 6,769百万円 無
2 (株)SCREENホールディングス 7735 460,520株 5,945百万円 有
3 (株)みずほフィナンシャルグループ 8411 730,373株 5,739百万円 無
4 三井物産(株)(注4) 8031 944,250株 4,701百万円 有
5 東洋製罐グループホールディングス(株) 5901 300,000株 1,356百万円 有
6 レンゴー(株) 3941 700,000株 1,111百万円 有
7 大日本印刷(株)(注7) 7912 376,000株 1,106百万円 有
8 キユーピー(株) 2809 244,000株 1,105百万円 有
9 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 294,070株 1,009百万円 無
10 日本新薬(株) 4516 254,000株 880百万円 有
11 東京建物(株) 8804 255,500株 823百万円 有
12 三井住友トラストグループ(株)(注5) 8309 499,056株 821百万円 無
13 (株)三井住友フィナンシャルグループ(注6) 8316 214,203株 690百万円 無
14 (株)ダイフク 6383 105,000株 572百万円 有
15 澁谷工業(株) 6340 95,000株 511百万円 有
16 (株)滋賀銀行 8366 161,834株 436百万円 有
17 TOPPANホールディングス(株) 7911 156,400株 352百万円 無
18 東京海上ホールディングス(株) 8766 558,020株 312百万円 無
19 (株)中央倉庫 9319 182,550株 300百万円 有
20 日本山村硝子(株) 5210 94,000株 262百万円 有
21 長谷川香料(株) 4958 58,000株 196百万円 有
22 石塚硝子(株) 5204 44,500株 135百万円 有
23 (株)キユーソー流通システム 9369 24,200株 73百万円 有
24 高砂香料工業(株) 4914 36,000株 47百万円 有
25 (株)近鉄百貨店 8244 955株 2百万円 無
26 アサヒグループホールディングス(株)(注8) 2502 300株 1百万円 無
27 キリンホールディングス(株) 2503 100株 0百万円 無
28 協和キリン(株) 4151 100株 0百万円 無
29 サッポロホールディングス(株) 2501 100株 0百万円 無
30 オエノンホールディングス(株) 2533 100株 0百万円 無
31 (株)ジーエス・ユアサコーポレーション 6674 N/A N/A 無
32 (株)ワコールホールディングス 3591 N/A N/A 無
1
(株)京都フィナンシャルグループ 5844
1,630,672 株 時価 6,769 百万円
2
(株)SCREENホールディングス 7735 相互保有
460,520 株 時価 5,945 百万円
3
(株)みずほフィナンシャルグループ 8411
730,373 株 時価 5,739 百万円
4
三井物産(株)(注4) 8031 相互保有
944,250 株 時価 4,701 百万円
5
東洋製罐グループホールディングス(株) 5901 相互保有
300,000 株 時価 1,356 百万円
6
レンゴー(株) 3941 相互保有
700,000 株 時価 1,111 百万円
7
大日本印刷(株)(注7) 7912 相互保有
376,000 株 時価 1,106 百万円
8
キユーピー(株) 2809 相互保有
244,000 株 時価 1,105 百万円
9
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306
294,070 株 時価 1,009 百万円
10
日本新薬(株) 4516 相互保有
254,000 株 時価 880 百万円
11
東京建物(株) 8804 相互保有
255,500 株 時価 823 百万円
12
三井住友トラストグループ(株)(注5) 8309
499,056 株 時価 821 百万円
13
(株)三井住友フィナンシャルグループ(注6) 8316
214,203 株 時価 690 百万円
14
(株)ダイフク 6383 相互保有
105,000 株 時価 572 百万円
15
澁谷工業(株) 6340 相互保有
95,000 株 時価 511 百万円
16
(株)滋賀銀行 8366 相互保有
161,834 株 時価 436 百万円
17
TOPPANホールディングス(株) 7911
156,400 株 時価 352 百万円
18
東京海上ホールディングス(株) 8766
558,020 株 時価 312 百万円
19
(株)中央倉庫 9319 相互保有
182,550 株 時価 300 百万円
20
日本山村硝子(株) 5210 相互保有
94,000 株 時価 262 百万円
21
長谷川香料(株) 4958 相互保有
58,000 株 時価 196 百万円
22
石塚硝子(株) 5204 相互保有
44,500 株 時価 135 百万円
23
(株)キユーソー流通システム 9369 相互保有
24,200 株 時価 73 百万円
24
高砂香料工業(株) 4914 相互保有
36,000 株 時価 47 百万円
25
(株)近鉄百貨店 8244
955 株 時価 2 百万円
26
アサヒグループホールディングス(株)(注8) 2502
300 株 時価 1 百万円
27
キリンホールディングス(株) 2503
100 株 時価 0 百万円
28
協和キリン(株) 4151
100 株 時価 0 百万円
29
サッポロホールディングス(株) 2501
100 株 時価 0 百万円
30
オエノンホールディングス(株) 2533
100 株 時価 0 百万円
31
(株)ジーエス・ユアサコーポレーション 6674
N/A 株 時価 N/A 百万円
32
(株)ワコールホールディングス 3591
N/A 株 時価 N/A 百万円
合計 32銘柄 対時価総額比率 5.9%
MEDIUM 対時価総額比率5.9%
オーナー管理
非該当
親子上場
非該当
筆頭株主が上場企業
−
上場大株主あり(20%超)
−
政策保有・相互保有
MEDIUM
対時価総額比率 5.9%
銘柄一覧(32銘柄)
1
(株)京都フィナンシャルグループ 5844
1,630,672 株 時価 6,769 百万円
2
(株)SCREENホールディングス 7735 相互保有
460,520 株 時価 5,945 百万円
3
(株)みずほフィナンシャルグループ 8411
730,373 株 時価 5,739 百万円
4
三井物産(株)(注4) 8031 相互保有
944,250 株 時価 4,701 百万円
5
東洋製罐グループホールディングス(株) 5901 相互保有
300,000 株 時価 1,356 百万円
6
レンゴー(株) 3941 相互保有
700,000 株 時価 1,111 百万円
7
大日本印刷(株)(注7) 7912 相互保有
376,000 株 時価 1,106 百万円
8
キユーピー(株) 2809 相互保有
244,000 株 時価 1,105 百万円
9
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306
294,070 株 時価 1,009 百万円
10
日本新薬(株) 4516 相互保有
254,000 株 時価 880 百万円
11
東京建物(株) 8804 相互保有
255,500 株 時価 823 百万円
12
三井住友トラストグループ(株)(注5) 8309
499,056 株 時価 821 百万円
13
(株)三井住友フィナンシャルグループ(注6) 8316
214,203 株 時価 690 百万円
14
(株)ダイフク 6383 相互保有
105,000 株 時価 572 百万円
15
澁谷工業(株) 6340 相互保有
95,000 株 時価 511 百万円
16
(株)滋賀銀行 8366 相互保有
161,834 株 時価 436 百万円
17
TOPPANホールディングス(株) 7911
156,400 株 時価 352 百万円
18
東京海上ホールディングス(株) 8766
558,020 株 時価 312 百万円
19
(株)中央倉庫 9319 相互保有
182,550 株 時価 300 百万円
20
日本山村硝子(株) 5210 相互保有
94,000 株 時価 262 百万円
21
長谷川香料(株) 4958 相互保有
58,000 株 時価 196 百万円
22
石塚硝子(株) 5204 相互保有
44,500 株 時価 135 百万円
23
(株)キユーソー流通システム 9369 相互保有
24,200 株 時価 73 百万円
24
高砂香料工業(株) 4914 相互保有
36,000 株 時価 47 百万円
25
(株)近鉄百貨店 8244
955 株 時価 2 百万円
26
アサヒグループホールディングス(株)(注8) 2502
300 株 時価 1 百万円
27
キリンホールディングス(株) 2503
100 株 時価 0 百万円
28
協和キリン(株) 4151
100 株 時価 0 百万円
29
サッポロホールディングス(株) 2501
100 株 時価 0 百万円
30
オエノンホールディングス(株) 2533
100 株 時価 0 百万円
31
(株)ジーエス・ユアサコーポレーション 6674
N/A 株 時価 N/A 百万円
32
(株)ワコールホールディングス 3591
N/A 株 時価 N/A 百万円
合計 32銘柄 対時価総額比率 5.9%
📝 指標の説明
  • 安定株主比率: 鈴木式準拠9変数モデル(独自拡張版、v6.0 議決権ベース、2026-04-30〜)。A+B+D+E×0.7+F+G+H×0.5−I(分母=議決権総数=発行済−自己株式)。鈴木氏の見解では、30%を超えるとアクティビストにとっては狙いにくい銘柄となる(30%未満=議決権構造上の障壁が低い水準、30-70%=拮抗、70%以上=壁が極めて厚い)。直近の有価証券報告書に記載された大株主データに基づく。期中の売買は反映されない。この比率が低いほどアクティビストの委任状争奪で賛同票を集めやすい。
  • A. その他法人: 事業法人・持株会社等(所有者別状況)。取引先持ち合い等の固定株の中核
  • B. 政府・公共団体: 国・地方自治体・公的機関の保有分。政策的に売却されにくい完全固定株
  • C. 自己株式: 会社自身が保有する株式。議決権ゼロのため v6.0 から計算式不使用、参考値として表示。消却すれば1株あたり価値が上昇する。自己株式の消却要求はアクティビストの定番施策。
  • D. 個人大株主: 創業家・役員本人または同姓の個人。経営権に直結し最も固定度が高い
  • E. 政策保有金融(×0.7): 銀行・生損保等。東証の政策保有解消要請を受け3割は流動化リスクありとみなし係数0.7で割引
  • F. 外国戦略株主: 海外の事業パートナー等による戦略的保有。純投資ではなく売却されにくい
  • G. オーナー系ファンド: 創業家の資産管理会社等。オーナーの意向で固定される株式
  • H. 持株会・共栄会(×0.5): 従業員・取引先持株会。半分は退職・脱退で流動化するため0.5倍で算入。持株会が厚いと安定株が多いが、係数0.5なので壁としては薄い。
  • I. 国内VC控除: ベンチャーキャピタル・投資組合等。Exit狙いの純投資家であり固定株から完全除外
  • 所有者区分: 有価証券報告書の法定開示区分。金融機関(信託銀行含む)・証券会社・その他法人・外国法人等・個人その他・自己株式に分類。外国法人等の比率が高い企業はガバナンス改善圧力が強く、アクティビストの提案に賛同票が集まりやすい。
  • オーナー管理: CEOまたはその資産管理会社が大株主に名を連ね保有比率5%以上の場合に該当。経営陣の支配力が強くアクティビストの提案が通りにくい。ただし対話型アプローチで改善を引き出すケースもある。
  • 親子上場: 上場企業が過半数保有でCRITICAL、20%超大株主でHIGH。固定株が多く提案が通りにくい。上場企業による支配はガバナンス上の論点であり、アクティビストの分離・独立要求の対象になりうる。
  • 筆頭株主が上場企業: 最大株主が上場企業であるか。親子上場に準ずる構造的課題を示す。議決権支配によりアクティビストの提案が否決されるリスクがある。
  • 上場大株主あり(20%超): 20%超を保有する上場企業の大株主がいるか。親子上場に準じるリスク。安定株主の壁として機能しアクティビストに不利。
  • 政策保有リスク: HIGH=対時価総額比率5%超 / MODERATE=1-5% / MINIMAL=1%未満。売却すれば株主還元の原資になりうる。東証の政策保有解消要請が追い風。
  • 持ち合い: 当社の株式を相手方も保有している相互保有関係。有報の「当該株式の発行者による当社株式の保有の有無」に基づく

※ 安定株主比率の各項目は有価証券報告書(EDINET開示)のXBRLデータに基づいています。解析精度により一部データが正確に取得できていない場合があります。

保有比率の推移

2025-08-20〜2026-10-22 で 9.84% → 20.01% (全8回報告・平均 1.45%/回) 買い増し

報告日株価保有比率増減保有目的報告書
2025-08-20 1,429円 9.84% ±0
← 初回
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行う…
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
S100WK0L
2025-08-21 1,729円 9.84% ±0
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行う…
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
S100WKK9
2025-12-18 1,603円 12.44% +2.60%
← 10%突破
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行う…
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
S100XB1O
2026-01-30 1,595円 14.80% +2.36%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行う…
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
S100XI4K
2026-01-30 1,595円 12.44% -2.36%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行う…
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
S100XIC9
2026-01-30 1,595円 14.80% +2.36%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行う…
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
S100XID9
2026-05-12 1,811円 19.01% +4.21%
← 15%突破
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行う…
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
S100Y2ZQ
2026-10-22 ─ 20.01% +1.00%
← 最新
提出者1は、発行者の株式は本来の価値に比して過小評価されてお…
提出者1は、発行者の株式は本来の価値に比して過小評価されており、コーポレート・ガバナンス及び資本配分の改善を通じてその価値を実現できると考え、投資一任運用権限に基づき発行者の株式を長期投資として運用している。提出者2は、発行者の取締役会の監督機能を強化するため、発行者に対し、会社法第297条第1項に基づき臨時株主総会の招集を請求し、当該臨時株主総会において(i)取締役3名の解任、及び (ii)取締役3名の選任を提案する予定である。提出者2が提案する各取締役候補者は、提出者1ないし5から独立しており、提出者1ないし5は、自身、またはその役員・従業員を候補者として提案していない。当該株主提案が可決された場合であっても、当該取締役は発行者の取締役会において過半数に満たない。提出者1ないし5は、発行者の支配権の取得を目指しておらず、発行者またはその関連当事者による自社株式の買取りも求めていない。提出者1は、発行者と対話を通じて合意に達することを引き続き望んでおり、コーポレート・ガバナンス及び資本配分戦略が十分に改善された場合には、提出者2は臨時株主総会招集請求及び株主提案を撤回する可能性がある。
S100Z2JF
2025-08-20 初回 1,429円
報告書
9.84%
±0
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
2025-08-21 1,729円
報告書
9.84%
±0
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
2025-12-18 1,603円
報告書
12.44%
+2.60%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
2026-01-30 1,595円
報告書
14.80%
+2.36%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
2026-01-30 1,595円
報告書
12.44%
-2.36%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
2026-01-30 1,595円
報告書
14.80%
+2.36%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
2026-05-12 1,811円
報告書
19.01%
+4.21%
純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこと
2026-10-22 最新
報告書
20.01%
+1.00%
提出者1は、発行者の株式は本来の価値に比して過小評価されており、コーポレート・ガバナンス及び資本配分の改善を通じてその価値を実現できると考え、投資一任運用権限に基づき発行者の株式を長期投資として運用している。提出者2は、発行者の取締役会の監督機能を強化するため、発行者に対し、会社法第297条第1項に基づき臨時株主総会の招集を請求し、当該臨時株主総会において(i)取締役3名の解任、及び (ii)取締役3名の選任を提案する予定である。提出者2が提案する各取締役候補者は、提出者1ないし5から独立しており、提出者1ないし5は、自身、またはその役員・従業員を候補者として提案していない。当該株主提案が可決された場合であっても、当該取締役は発行者の取締役会において過半数に満たない。提出者1ないし5は、発行者の支配権の取得を目指しておらず、発行者またはその関連当事者による自社株式の買取りも求めていない。提出者1は、発行者と対話を通じて合意に達することを引き続き望んでおり、コーポレート・ガバナンス及び資本配分戦略が十分に改善された場合には、提出者2は臨時株主総会招集請求及び株主提案を撤回する可能性がある。

→ 2025-08-20から2026-10-22の間に保有比率は9.8%から20.0%へ拡大(+10.2pp)。

【過去の類似パターンとの照合】
現在のパターン: 約14ヶ月で9.84%から20.01%へ、+10.17ppの段階的な積み増し

類似事例:
マネーフォワード(2025年)
パターン: 11ヶ月で5.62%から17.94%へ積み増し
その後の行動: 創業者を上回り筆頭株主に浮上し、経営陣との対話を継続
結果: 経営への発言力が実質的に最大化する段階に移行
トプコン(2023年)
パターン: 2年で5.68%から14.23%へ積み増し
その後の行動: KKRによるMBOを支持し、共同保有分を含め完全エグジット
結果: 非公開化による構造改革の支援と rollover 投資の実行
サン電子(2025年)
パターン: 7ヶ月で7.87%から12.08%へ積み増し
その後の行動: アクティビスト連合による取締役新体制への移行を支援
結果: 社外取締役の追加や代表取締役の異動が実現

パターン分析:
過去の類似ケースでは、保有比率が15%から20%に達した段階で、取締役派遣や経営陣との合意に基づく構造改革が具体化している。本件でも、臨時株主総会招集請求の予定公表を経て、取締役会への参画交渉が本格化する可能性が高い。

過去の行動パターン詳細と、理論株価から見た株価の位置づけは以下のセクションで分析します。
ガバナンス
指標値
社外取締役比率前実 57% (4名 / 7名)
社外役員比率(取締役+監査役) 58%
買収防衛策 TDnet開示なし
社外取締役比率前実
57% (4名 / 7名)
▼1/3
社外役員比率(取締役+監査役)
58%
買収防衛策
TDnet開示なし
取締役・監査役一覧
氏名役職区分保有株数持株比率
木村睦 代表取締役社長 取締役 109,300株 0.1%
森圭助 常勤監査役 監査役 34,000株 0.0%
三井照明 常勤監査役 監査役 20,100株 0.0%
鈴木正直 取締役 取締役 14,000株 0.0%
佐藤敬 取締役 取締役 10,600株 0.0%
宮口亜希 監査役 社外監査役 N/A N/A
友常理子 取締役 社外取締役 N/A N/A
吉本明子 監査役 社外監査役 N/A N/A
川上智子 取締役 社外取締役 N/A N/A
矢倉昌子 監査役 社外監査役 N/A N/A
本宮孝夫 取締役 社外取締役 N/A N/A
白幡清一郎 取締役 社外取締役 N/A N/A
木村睦 取締役
代表取締役社長
109,300株 0.1%
森圭助 監査役
常勤監査役
34,000株 0.0%
三井照明 監査役
常勤監査役
20,100株 0.0%
鈴木正直 取締役
取締役
14,000株 0.0%
佐藤敬 取締役
取締役
10,600株 0.0%
宮口亜希 社外監査役
監査役
N/A N/A
友常理子 社外取締役
取締役
N/A N/A
吉本明子 社外監査役
監査役
N/A N/A
川上智子 社外取締役
取締役
N/A N/A
矢倉昌子 社外監査役
監査役
N/A N/A
本宮孝夫 社外取締役
取締役
N/A N/A
白幡清一郎 社外取締役
取締役
N/A N/A

※「社外」はEDINET開示の役職名に基づく分類。

📝 指標の説明
  • 社外取締役比率: 独立した外部の人が取締役会に占める割合。過半数なら株主提案が通りやすい
  • 社外役員比率: 取締役と監査役を合わせた全役員に対する社外役員の割合
  • 買収防衛策: TDnet適時開示のタイトルマッチで判定。有報本文・XBRLは未参照。開示がない場合、未導入とは限りません

出典: EDINET有価証券報告書 (S100YINV)

【編集部注】 提案可決の障壁は薄い。対話が長引く際の下値の堅さを検証する。


4. 下値は堅いか──配当・増配・自社株買い余力

株価が下がったらどこまで耐えられるか。ネットキャッシュの厚みと株主還元の実績から、下値を支える原資と還元姿勢を検証します。
NC比率?
ネットキャッシュ÷時価総額
総還元性向前実?
(配当+自社株買い)÷純利益(前期確定)
ネットキャッシュの時価総額カバー率(NC比率)
NC比率が高い企業は「使っていない現金」が多く、アクティビストが増配・自社株買いを要求する根拠になる。株価の下値を支える安全域の目安。
NC比率
13%
配当利回りシミュレーション
アクティビストが増配を要求した場合、配当利回りがどこまで上がり得るかの試算。利回り上昇は株価の下支え要因となる。
現在
1.1%
配当性向50%
1.0%
配当性向75%
1.5%
配当性向100%
2.1%

→ ネットキャッシュ比率(NC比率)13.08%は原資の限定的さを示すが、総還元性向77.93%は高い還元姿勢を表す。

今期予想の配当性向は51.38%に達する。配当利回りは1.08%にとどまる。フリーキャッシュフロー(FCF)利回りは0.35%と低い。利益の多くを還元に回すものの、収益規模が小さいため利回り面での下支え力は厚みに欠けると読める(モデル計算・将来非保証)。

根拠データ
判定基準
配当利回り:
1株あたり配当 ÷ 株価。現在の水準での基本指標。

総還元性向:
(配当+自社株買い)÷純利益。80%未満: 健全水準、80-100%: 高水準、100%超: 利益以上に還元しており持続不能。

配当性向:
① AI推定配当性向: このアクティビストの過去の増配要求実績(1件以上)と財務指標を統合してAIが推定した配当性向。
② シミュレーション配当性向: 過去実績なしの場合、MAX(業種配当性向中央値, 50%)を仮定値として使用。これは仮定に基づく試算であり、予測ではない。

増配余力:
NC比率が高いほど現金余剰が大きく、配当性向を引き上げても財務の安全性を損なわない。総還元性向100%超は持続不能。
増配シミュレーション
※ シミュレーションは前期確定EPSに基づく試算
現状配当性向 52.3%
1.1%
利回り
50%シナリオ配当性向 50%
1.0%
利回り
75%シナリオ配当性向 75%
1.5%
利回り
100%シナリオ配当性向 100%
2.1%
利回り
配当・還元データ
NC比率? 前実 13.1%
余剰現金あり。増配原資は一定
総還元性向? 前実 77.9%
高水準の還元
FCF利回り? 前実 0.3%
自社
業種
FCFは一定水準
業種配当性向中央値? 前実 35.8%
現在52.3%は既に業種を上回る水準
配当実績
配当性向(予想)? 51.4%
DOE? 前実 2.0%
自社
業種
配当成長率(前年比)? 0.0%
配当CAGR(3年)? -6.6%
自社株買い
自社株買い余力? 前実 20億円
自社株買い余力比率? 0.3%
時価総額比
0%
📝 指標の説明
  • NC比率: ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。高いほど増配・自社株買いの原資が潤沢で、アクティビストの還元要求の根拠になる
  • 総還元性向: (配当総額+自社株買い額)÷純利益。100%超は利益以上に還元しており持続不能。低い場合はアクティビストが増配・自社株買いを要求する余地が大きい
  • FCF利回り: フリーキャッシュフロー÷時価総額。配当の持続可能性を測る指標。配当利回りを上回っていれば配当は本業のキャッシュで賄えている
  • 業種配当性向中央値: 同業種の上場企業における配当性向の中央値。自社が下回っている場合、増配の論拠になる
  • 配当性向(予想): 予想1株配当÷予想EPS。利益のうちどれだけ配当に回しているかを示す
  • DOE: 株主資本配当率(Dividend on Equity)。配当総額÷株主資本。利益変動に左右されにくい安定配当指標で、3%以上が高水準の目安
  • 配当成長率(前年比): 前年度の1株配当からの増減率。増配傾向にあるかを確認する指標
  • 配当CAGR(3年): 直近3年間の配当の年平均成長率。継続的な増配トレンドの有無を示す
  • 自社株買い余力: ネットキャッシュから算出した自社株買いの原資額。余力が大きいほど、アクティビストが自社株買いを要求する根拠になる
  • 自社株買い余力比率: 自社株買い余力÷時価総額。5%以上なら十分な水準

出典: EDINET有価証券報告書 (S100YINV)

【編集部注】 還元姿勢は高い。上値の目安となる出口水準を試算する。


5. 出口はどこか──シナリオ別試算値

何が起きたら、いつまでに、いくらで売れるのか。出口が見えなければ全体像が掴めない。
ここまでの分析を統合し、カタリストのスケジュールとトリガー条件から3シナリオの出口を描きます。
3シナリオ試算値レンジ?
弱気1,413円〜強気5,159円

現在株価: 2,875円

→ 試算値レンジは1,413円から5,159円と広く、現在株価は中立試算値を上回る(モデル計算・将来非保証)。

現在株価2,875円は理論株価試算値1,639円を75.4%上回る。これは介入への思惑が先行して織り込まれたためと読める。推定取得単価2,430.5円に対しては18.3%の上振れにとどまる。本業の収益力改善が実現した場合の潜在的な上値は5,159円に達する。これはEV/EBITDA(企業価値倍率)から算出した試算値である。取締役会への参画を通じた構造改革の進捗が、上値への収斂を左右する。

理論株価5モデル vs 現在株価(2,875円)
事業価値+余剰現金
1,413円(-50.9%)
EV/EBITDA逆算
5,159円(+79.4%)
配当還元
1,502円(-47.8%)
DOE逆算
2,360円(-17.9%)
実質PBR是正
1,865円(-35.1%)
理論株価試算値
1,639円(-43.0%)
推定取得単価
2,430円
赤線 = 現在株価
根拠データ
判定基準
3シナリオ試算値レンジ:
5つの理論株価モデルの最小値〜最大値。現在株価がレンジのどこに位置するかで割安/割高を視覚的に把握。

理論株価5モデル:
A: 実質PBR是正 / B: 事業価値+余剰現金(清原式) / C: 配当還元 / D: EV/EBITDA逆算 / E: DOE逆算
アプローチ系統 — 資産ベース: A・E / 利益ベース: B・C / キャッシュベース: D。同じ系統のモデルは近い値になりやすい。
理論株価試算値 = 現状の実力を業種標準で測り直す2モデル(事業価値+余剰現金・実質PBR是正)の平均。
配当還元は還元政策の変更を仮定した条件付き試算のため、この算出には含めない。
算出できたモデルが1本の場合はその値を用いる。いずれも算出不可の場合は表示しない。

推定取得単価: 大量保有報告書の記載から逆算。アクティビスト側の損益分岐であり、撤退圧力の発動水準。
3シナリオのトリガー条件
シナリオ試算値現在株価比トリガー条件(何が起きたら)
強気 5,159円 +79.4% 取締役会へのアクティビスト推薦取締役の就任と、政策保有株式の売却を原資とした大規模な自社株買いの公表。
中立 1,639円 -43.0% 取締役派遣交渉が合意に至るも、本業の収益力改善(ROE10%目標)の進捗が緩慢で、株価がレンジ内で膠着。
弱気 1,413円 -50.9% 取締役派遣提案が総会で否決されるか、または対話が完全に決裂し、アクティビストが保有比率を5%未満へ縮小し始めること。
下値参照 2,430円 -15.5% 推定取得単価。これを下回ると撤退圧力が発動する水準
強気 +79.4%
5,159円
取締役会へのアクティビスト推薦取締役の就任と、政策保有株式の売却を原資とした大規模な自社株買いの公表。
中立 -43.0%
1,639円
取締役派遣交渉が合意に至るも、本業の収益力改善(ROE10%目標)の進捗が緩慢で、株価がレンジ内で膠着。
弱気 -50.9%
1,413円
取締役派遣提案が総会で否決されるか、または対話が完全に決裂し、アクティビストが保有比率を5%未満へ縮小し始めること。
下値参照: 2,430円(-15.5%) — 推定取得単価。撤退圧力発動水準
理論株価5モデル比較
モデル理論株価現在株価比
事業価値+余剰現金(清原式)
PER(清原式) 41.4倍 → 業種PER中央値 17.4倍 で事業を再評価し、NCを加算
NC 68,613百万円 + 適正事業価値 210,029百万円 = 理論時価総額 278,642百万円
→ 理論株価: 1,413円
1,413円 -50.9%
EV/EBITDA逆算
当社EV/EBITDA 17.14倍 → 業種中央値 31.03倍 で再評価
EBITDA 32,430百万円 × 31.03倍 = 理論EV 1,006,309百万円
理論EV 1,006,309百万円 − 純有利子負債 -11,346百万円 = 理論時価総額 1,017,655百万円
→ 理論株価: 5,159円
5,159円 +79.4%
配当還元
配当性向をMAX(業種中央値35.8%, 50%)=50.0%とした場合
潜在EPS 61.6円 × 業種PER中央値 17.4倍 × 還元アップリフト 1.40倍
→ 理論株価: 1,502円(分母は業種整合利回り 2.05%)
※ 還元政策の変更を仮定した条件付き試算値。理論株価試算値の算出には含めない
1,502円 -47.8%
DOE逆算(3%ターゲット)
自己資本配当率(DOE)を業種水準2.37%からターゲット3.0%へ引き上げた場合
BPS 1,612円 × 業種PBR中央値 1.16倍 × 還元アップリフト 1.27倍
→ 理論株価: 2,360円
2,360円 -17.9%
実質PBR是正
実質PBR 1.78倍 → 適用PBR 1.16倍(業種中央値1.16倍)
現在株価 2,875円 × 1.16 ÷ 1.78
→ 理論株価: 1,865円
修正純資産 3,109億円(不動産含み益データなし)
※ 実質PBRを業種中央値に機械的に収斂させた参考値。高ROE企業では控えめな試算となる傾向があります
1,865円 -35.1%
理論株価試算値
現状の実力を業種標準で測り直す2モデル(清原式・PBR是正)の平均。配当還元は還元政策の変更を仮定した条件付き試算のため含めない。モデル計算であり将来を保証するものではない。
算出可能モデル数: 2件 → 試算値: 1,639円
1,639円 -43.0%
下値参照(推定取得単価)
推定取得単価 2,430円 に対し現在株価 2,875円(乖離 +18.3%)。
※推定取得単価は大量保有報告書記載の取得価格・株数から加重平均で算出(提出日: 2026-10-22)
2,430円 撤退圧力発動水準
事業価値+余剰現金(清原式)
1,413円 -50.9%
▼現在
▶ 計算式
PER(清原式) 41.4倍 → 業種PER中央値 17.4倍 で再評価
NC 68,613百万円 + 適正事業価値 210,029百万円 = 理論時価総額 278,642百万円
EV/EBITDA逆算
5,159円 +79.4%
▼現在
▶ 計算式
当社EV/EBITDA 17.14倍 → 業種中央値 31.03倍 で再評価
EBITDA 32,430百万円 × 31.03倍 = 理論EV 1,006,309百万円
配当還元
1,502円 -47.8%
▼現在
▶ 計算式
配当性向 MAX(業種中央値35.8%, 50%)=50.0%
潜在EPS 61.6円 × 業種PER中央値 17.4倍 × 還元アップリフト 1.40倍
※ 還元政策の変更を仮定した条件付き試算値。理論株価試算値の算出には含めない
DOE逆算(3%ターゲット)
2,360円 -17.9%
▼現在
▶ 計算式
BPS 1,612円 × 業種PBR中央値 1.16倍 × 還元アップリフト 1.27倍
※ 業種DOE 2.37% → ターゲット 3.0% への引上げを仮定した条件付き試算値
実質PBR是正
1,865円 -35.1%
▼現在
▶ 計算式
実質PBR 1.78倍 → 適用PBR 1.16倍(業種中央値1.16倍)
現在株価 2,875円 × 1.16 ÷ 1.78
理論株価試算値
1,639円 -43.0%
▼現在
下値参照(推定取得単価): 2,430円 — 撤退圧力発動水準

※理論株価試算値は現状の実力を業種標準で測り直す2モデル(清原式・PBR是正)の平均。配当還元は還元政策の変更を仮定した条件付き試算のため含めない。算出できたモデルが1本の場合はその値を用いる。モデル計算であり将来を保証するものではない。

📝 指標の説明
  • 事業価値+余剰現金(清原式): 今期予想純利益とNCを計算元に、PER(清原式)を業種中央値PERで再評価し、ネットキャッシュを加算した理論株価。事業の利益力を業種標準で評価した「フェアな値段」。これより安ければ市場が事業価値を過小評価している。
  • 実質PBR是正: 前期末の修正純資産ベース。修正純資産×業種中央値PBRで算出。資産ベースの理論株価。PBRが業種中央値に収斂する想定。含み益が大きい企業ほどこのモデルでの理論株価が高くなる。
  • EV/EBITDA逆算: 前期実績EBITDAベース。業種中央値のEV/EBITDA倍率でEBITDAを再評価し、負債と現金を調整して株価を逆算。グローバルM&Aで最も使われる尺度。買収される場合の「値段」に近い。
  • 配当還元: 今期予想EPSベース。潜在EPS×業種PER中央値×還元アップリフト。増配後の想定DPSを業種整合利回り(業種配当性向中央値÷業種PER中央値)で割り引いた理論株価。増配要求が通った場合の潜在株価。配当性向引き上げの余地が大きいほど理論株価が高くなる。
  • DOE逆算: BPS(株価÷PBR)×業種PBR中央値×還元アップリフト。自己資本配当率(DOE)を業種水準からターゲット3%へ引き上げた場合の理論株価
  • 推定取得単価: 大量保有報告書に記載される取得価格と株数の加重平均。複数回の報告がある場合は直近の値を使用。これがアクティビストのコスト。この水準を意識して行動するため、撤退・追加投資の分岐点になる。
  • 理論株価試算値: 現状の実力を業種標準で測り直す2モデル(清原式・PBR是正)の平均。配当還元は還元政策の変更を仮定した条件付き試算のため含めない。算出できたモデルが1本の場合はその値を用いる。モデル計算であり将来を保証するものではない
このアクティビストの過去の行動パターン
銘柄行動内容結果
マネーフォワード(2025年) 創業者を上回り筆頭株主に浮上し、経営陣との対話を継続 経営への発言力が実質的に最大化する段階に移行
トプコン(2023年) KKRによるMBOを支持し、共同保有分を含め完全エグジット 非公開化による構造改革の支援と rollover 投資の実行
サン電子(2025年) アクティビスト連合による取締役新体制への移行を支援 社外取締役の追加や代表取締役の異動が実現
パターン分析(AI抽出値):
過去の類似ケースでは、保有比率が15%から20%に達した段階で、取締役派遣や経営陣との合意に基づく構造改革が具体化している。本件でも、臨時株主総会招集請求の予定公表を経て、取締役会への参画交渉が本格化する可能性が高い。
※ 上記はAIが抽出した参考値です。SQLによるルールベース集計ではありません。

出典: 大量保有報告書 (S100Z2JF)、EDINET有価証券報告書 (S100YINV)

【編集部注】 現在株価は理論値を上回る。実現性を測るため過去の打率を紐解く。


6. 過去の打率は──過去6件でTOPIXに勝てたか

このアクティビストは過去、市場平均に勝てたか。勝率が低くても、個別の需給・財務条件が違えば結果は変わる──その違いをS1〜S5で多面的に検証してきました。
勝率(1年)?
6件中
超過リターン中央値?
TOPIX対比・1年

期待値スコア: -5.1

→ 1年超過勝率は16.7%(過去6件中1件)にとどまり、市場平均を上回る実績は限定的である。

(過去実績・報告翌営業日始値基準・将来非保証)ただし、この数値は短期的な株価の方向性のみを測定した結果にすぎない。バリューアクト・キャピタルは3年から5年の長期保有を基本とする。過去のJSR(4185)やトプコン(7732)では、数年をかけて非公開化による完全退出を達成した。長期的な企業価値向上を志向するスタイルであり、1年時点の実績だけで実力を測るべきではない。直近の三和ホールディングス(5929)でも、中期経営計画の策定など実質的な成果を上げている。

根拠データ
判定基準
大量保有報告書が公開された翌営業日の始値を基準に、その後の株価パフォーマンスを検証しています。
「勝ち」= 報告書公開翌営業日の始値を起点に、1年後の株価リターンがTOPIXを上回った案件
対象:バリューアクト・キャピタルの過去8件の大量保有案件(うち1年以上経過し成績が確定した6件で勝率を算出)

勝率: 60%以上は市場平均を上回る傾向、50%未満は市場平均を下回る傾向。
超過リターン中央値: プラスなら市場平均を上回る実績。

※ リターンは報告翌営業日の始値から一律1年後の株価で算出しており、アクティビストの途中撤退は考慮していません。
開示翌日基準の成績(報告翌営業日始値)
期間 勝率 リターン中央値 リターン平均値 対象件数
3ヶ月 25% -19.0% -9.4% 8
6ヶ月 25% -25.5% -10.8% 8
1年 17% -30.6% -21.2% 6
2年 33% -61.0% -27.1% 3
3ヶ月 8件
勝率
25%
中央値
-19.0%
平均
-9.4%
6ヶ月 8件
勝率
25%
中央値
-25.5%
平均
-10.8%
1年 6件
勝率
17%
中央値
-30.6%
平均
-21.2%
2年 3件
勝率
33%
中央値
-61.0%
平均
-27.1%

(参考)絶対リターン: 1年勝率 50% / 平均+5.0%、 2年勝率 33% / 平均+15.4%

📝 指標の説明
  • 期待値スコア: 勝率×超過リターン中央値。プラスなら「平均的に市場を上回る」ことを示す総合指標。スコアがプラスのアクティビストは、過去に市場平均を上回る成果を出してきた実績がある。
  • 勝率: このアクティビストの過去投資先のうち、同期間のTOPIXリターンを上回った銘柄の割合。50%超なら市場平均に勝つ確率が高い
  • リターン中央値: TOPIX対比の超過リターンの中央値。典型的なケースでの実力を示す。外れ値の影響を受けにくい
  • リターン平均値: TOPIX対比の超過リターンの平均値。大きなリターンを出した銘柄の影響を受けやすい
  • 対象件数: 分析に使用した過去の投資先銘柄数。多いほど統計的信頼性が高い
  • 絶対リターン vs TOPIX超過リターン: 絶対リターンは株価の変動率そのもの。超過リターンは同期間のTOPIXリターンを差し引いた値。相場全体が上がった時に超過リターンがマイナスなら、市場に劣後しただけで実額ではプラスの場合もある。両方を見ることで実力を正確に把握できる。
  • スタイル: 積極介入型=株主提案・委任状争奪を積極的に行う / 建設的対話型=対話重視で改善を促す / パッシブ型=大量保有のみで積極的な働きかけは少ない
  • 算出方法の注意: リターンは報告翌営業日の始値から一律1年後(365日後以降の最初の営業日終値)の株価で機械的に算出しており、アクティビストの途中撤退は反映されていません。
  • 1年+決着: 1年経過して成績が確定した案件に加え、1年以内に現金による公開買付け等で上場廃止となり成績が確定した案件を含めた集計。保有期間が案件ごとに異なるため、上の「1年」行とは期間の前提が異なる。
  • 決着案件の判定: 上場廃止の理由は大量保有報告書に基づく機械判定であり、買付者の報告が欠落している場合に現金決着を取りこぼす方向に誤ることがある。
  • 株式移転による上場廃止の除外: 持株会社設立等により承継会社の株式を受け取った案件は、投資が継続しているため成績が確定しておらず、いずれの集計からも除外している。
過去投資先の個別実績(7件)
初回報告日 銘柄 リターン(1年) リターン(2年)
2025-10-09 サン電子(6736) -30.6% N/A
2025-07-24 マネーフォワード(3994) -44.8% N/A
2024-09-25 三和ホールディングス(5929) -2.8% -61.0%
2023-12-25 日本光電工業(6849) -11.8% -64.3%
2023-05-23 トプコン(7732) -37.8% +43.9%
2026-03-12 マックス(6454) N/A N/A
2026-02-12 日本特殊陶業(5334) N/A N/A
サン電子 (6736) 2025-10-09
1年
-30.6%
2年
N/A
マネーフォワード (3994) 2025-07-24
1年
-44.8%
2年
N/A
三和ホールディングス (5929) 2024-09-25
1年
-2.8%
2年
-61.0%
日本光電工業 (6849) 2023-12-25
1年
-11.8%
2年
-64.3%
トプコン (7732) 2023-05-23
1年
-37.8%
2年
+43.9%
マックス (6454) 2026-03-12
1年
N/A
2年
N/A
日本特殊陶業 (5334) 2026-02-12
1年
N/A
2年
N/A

※ リターンはTOPIX超過リターン(報告翌営業日始値基準)。新規報告のみ。

出典: 大量保有報告書 (S100Z2JF)

【編集部注】 短期の打率は低い。長期保有の途中で撤退する兆候の有無を調べる。


7. 撤退の兆候は──エグジットシグナルと検知条件

4つの撤退シナリオについて、観測データと警戒条件を整理します。
撤退兆候?
4項目中1項目が警戒(2項目は手動確認)

平均保有期間: 16ヶ月

📝 指標の説明
  • 撤退兆候: 4つの撤退シナリオ(保有比率減少・要求達成・対話膠着・バリュエーション到達)の該当状況を示すパネル。警戒1項目以上で赤、注視のみで灰、全て兆候なしで緑
  • 平均保有期間: このアクティビストの過去案件における平均保有期間。保有期間が短いファンドは早期売却リスクが高い。長いファンドは腰を据えて改善を求める傾向。
  • エグジットシグナルスコア: 50点満点で撤退リスクの総合度を数値化したもの。5つのシナリオ(保有比率減少・要求達成・議決権敗北・需給反転・バリュエーション到達)の合計。STRONG_HOLD(0-15)=撤退リスク低い / HOLD(16-25)=当面継続 / MONITOR(26-35)=継続監視 / STRONG_EXIT(36-50)=撤退の蓋然性が高い。スコアが高いほどアクティビストが撤退に近い状態。追加報告書の提出頻度と合わせて見ると予測精度が上がる。

→ 自動判定のバリュエーション到達が警戒を示すが、現時点で撤退の兆候はない。

保有比率は20.01%へ増加した。報告書には臨時株主総会の招集請求と取締役3名の解任および選任の予定が明記された。これは経営介入への強い意思を示す。現在株価は理論株価試算値1,639円を上回る(モデル計算・将来非保証)。ただし推定取得単価2,430.5円を18.3%上回る水準にとどまる。利益確定を急ぐ段階ではないと読める。

根拠データ
判定基準
撤退兆候チェックリスト(4項目):
各項目について「兆候なし / 注視 / 警戒」の3段階で判定。警戒が1項目以上でパネル赤、注視のみで灰、全て兆候なしで緑。

① 保有比率減少: 大量保有報告書の変更報告から自動判定。2回連続で減少した場合に警戒。
② 要求達成: 主要要求(増配・自社株買い・ガバナンス改革等)が実現し保有継続の動機が消滅した場合に警戒。現在は手動確認。
③ 対話膠着: 株主総会での提案否決が複数回続き対話にも応じない状態が長期化した場合に警戒。現在は手動確認。
④ バリュエーション到達: 株価が理論株価試算値に到達、またはPBRが業種中央値に収斂した場合に警戒。自動判定。
撤退シナリオ別チェック
● 兆候なし ① 保有比率減少
観測データ: 保有比率 20.01%(直近変動+1.00pp) →S3
警戒条件: 保有比率が2回連続で減少した場合
判定方法: 自動判定(大量保有報告書の変更報告から前回比較)
─ 自動検知の対象外 ② 要求達成
観測データ: 配当性向52.3%(業種中央値35.8%)
警戒条件: 主要要求(増配・自社株買い・ガバナンス改革等)が実現し、保有継続の動機が消滅した場合
─ 自動検知の対象外 ③ 対話膠着
観測データ: 安定株主比率 23.0%、社外取締役比率 →S3
警戒条件: 株主総会での提案否決が複数回続き、経営層が対話にも応じない状態が長期化した場合
● 警戒 ④ バリュエーション到達
観測データ: 実質PBR 1.78倍(業種中央値1.16倍の1.5倍)、推定取得単価 2,430円 → 現在株価 2,875円 →S1
警戒条件: 理論株価試算値に到達、またはPBRが業種中央値に収斂した場合
判定方法: 自動判定(PBR・理論株価と閾値の比較)

本チェックリストは撤退兆候の有無を整理したものであり、売買タイミングの助言を構成するものではありません。

出典: 大量保有報告書 (S100Z2JF)、EDINET有価証券報告書 (S100YINV)

【編集部注】 現時点で撤退の兆候はない。すべての要素を統合して全体像を示す。


8. まとめ──スコアの構成と根拠

S1〜S7の分析を4つの軸で集約した総合指標。スコアの計算過程とデータ品質を開示します。
コバンザメスコア?
/ 10.0
財務 1.2 + 行動 3.5 + 株主構成 2.0 + 実績 0.0
財務
1.2/3.0
30%
行動
3.5/3.5
35%
株主構成
2.0/2.5
25%
実績
0.0/1.0
10%
合計
6.7
/10

※ 本スコアは、財務面の割安度・アクティビストの行動特性・株主構成・過去案件の実績を定量評価した分析指標です。投資判断を推奨するものではありません。

リスク要因: TOPIX超過勝率 17% → 実質PBR1.78倍は業種中央値を54.2%上回り、資産面での割安さは見られません(モデル計算・将来非保証)。しかし食料品業界では他社へのアクティビストの関与が活発です。味の素(2802)やサッポロホールディングス(2501)が該当します。バリューアクト・キャピタルは保有比率を20.01%まで引き上げました。他社での1年超過勝率は16.7%にとどまります(過去実績・将来非保証)。ただし同ファンドは長期保有を基本とします。取締役派遣を通じて企業価値向上を志向するスタイルを維持しています。総合スコア6.7は、この長期的な経営介入の姿勢を反映しています。

根拠データ
判定基準: コバンザメスコアの算出方法
コバンザメスコア(0.0〜10.0)
4つの分析軸を重み付け平均した総合指標。
composite = (財務×0.30 + 行動×0.35 + 株主構成×0.25 + 実績×0.10) ÷ 5.0 × 10.0

割安か+下値は堅いか(財務 ×30%)
バリュエーション・資本効率・株主還元余力。§1と§4の分析がこの軸に対応。
5=極めて割安+還元余力潤沢、0=割高+効率的。

どう動くか+撤退の兆候は(行動 ×35%)
本気度・行動確率・戦略予測・撤退リスク。§2と§7の分析がこの軸に対応。
5=AGGRESSIVE+高勝率+エスカレーション、0=撤退兆候。

提案は通るか(株主構成 ×25%)
議決権構造・株主構成・浮動株比率。§3の分析がこの軸に対応。
5=壁が薄い+浮動株潤沢+票読みHIGH、0=壁が厚く変更困難。

過去の打率は(実績 ×10%)
アクティビストの過去案件バックテスト。§6の分析がこの軸に対応。
TOPIX超過勝率×超過リターン中央値。データ不足時は0.0。

データ品質
HIGH=データ十分で信頼性高い / MEDIUM=一部欠損あり / LOW=重要データ欠損。

※本スコアはモデル計算値であり、投資判断を示すものではありません。将来のリターンを保証・予測するものではなく、スコアの高低は売買の推奨を意味しません。

スコア内訳
分析軸スコアウェイトデータ品質?
割安か+下値は堅いか(財務)?2.0 / 5×30%HIGH
どう動くか+撤退の兆候は(行動)?5.0 / 5×35%HIGH
提案は通るか(株主構成)?4.0 / 5×25%HIGH
過去の打率は(実績)?0.0 / 5×10%期待値マイナス
コバンザメスコア?6.7/ 10.0

各軸スコアはS1〜S7の分析データを入力としたAIによるモデル計算値であり、ルールベースの算出ではありません。 同一データに対して実行ごとに微小な差異が生じる場合があります。

AI分析プロセス
アクティビスト意図: 取締役派遣による経営介入の本格化
データ品質: VERIFIED 財務分析: HIGH ガバナンス分析: HIGH 株主構成分析: HIGH

ステージ間分析

⚠ ステージ間の矛盾:
  • 財務分析では実質PBR1.78倍と割安感に乏しい(OVERVALUED)と判定されているが、株主構成分析では現在株価2,875円が推定取得単価2,430.5円を18.3%上回る高乖離(HIGH_DEVIATION)となっており、市場の介入期待が先行して織り込まれている点。
  • 財務分析では総還元性向77.93%とすでに高く追加還元の余地は乏しい(LOW)とされているが、ガバナンス分析ではアクティビストが取締役3名の解任・選任提案という強硬な要求(AGGRESSIVE)を突きつけている点。
矛盾解消: アクティビストの真の狙いは単なる追加還元(配当や自社株買い)の要求ではなく、取締役会への直接参画を通じた根本的な資本配分と収益力の改善(子会社の構造改革など)にあり、財務分析の還元余力不足とガバナンス分析の強硬姿勢は矛盾せず整合する。
✔ ステージ間シナジー:
  • 安定株主比率23.0%という極めて低い防衛力(ガバナンス分析)と、アクティビストの保有比率20.01%(株主構成分析)が組み合わさることで、会社側が総会での対決を避けるために取締役派遣や構造改革の要求を受け入れざるを得ない強い圧力が生じている点。
相互作用効果:
  • 議決権構造上の優位性を背景とした臨時株主総会招集請求の予定公表が、会社側に対して中期経営計画2030に掲げた収益改善策(ROE10%目標など)の実行を強く促す相互作用をもたらしている。
調査トピック: 食料品業界のM&A動向 / バリューアクトの投資方針 / 軽減税率引き下げの影響 | ※ AI生成・外部情報参照



出典:
・EDINET有価証券報告書 (S100YINV)
・EDINET半期報告書 (S100X1G2)
・大量保有報告書 (S100Z2JF)
⚠ 重要なお知らせ (Disclaimer)
本レポートは、当サービスが独自に開発したアルゴリズムによる計算結果・統計データを提供するものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。 理論株価試算値・スコア等はモデル計算に基づく参考値であり、将来の価格・リターンを保証するものではありません。 データは複数の公開情報源から自動取得しており、正確性を保証するものではありません。重要な判断の際は、必ず1次情報(EDINET・TDnet・企業IR等)でご自身で確認してください。 投資判断はご自身の責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当サービスは一切の責任を負いません。