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割安か──バリュエーション指標
どう動くか──介入シナリオと行動確率
提案は通るか──株主構成と議決権の壁
下値は堅いか──配当・増配・自社株買い余力
出口はどこか──シナリオ別試算値
過去の打率は──実績と勝率
撤退の兆候は──エグジットシグナルと検知条件
まとめ──スコアの構成と根拠
1. 割安か──バリュエーション指標
今の株価は割高か割安か。PBR・PER・NC比率などの指標 から、複数のアプローチで株価水準を検証します。
データ期間の見方
前実 直近の確定決算(有価証券報告書・決算短信)の数値
今予 会社が発表した今期の業績予想に基づく数値
※ 株価・時価総額は前営業日終値
ROICスプレッド前実 ?
ROIC 3.8% − WACC 3.7%
業種内ポジション
アクティビストは同業他社との比較で経営改善余地を主張する。中央値からの乖離が株主提案の根拠となる。
← 低い 業種中央値 高い →
ROIC vs WACC
ROICがWACCを上回れば価値創造、下回れば価値破壊。アクティビストはスプレッドがマイナスの企業に対し、事業再編や資本配分の見直しを要求する根拠とする。
← 価値破壊 ROIC 3.8% | WACC 3.7% 価値創造 →
→ 実質PBR(株価純資産倍率)1.31倍は業種中央値2.22倍を41.0%下回り、資産面での割安さは残る(モデル計算・将来非保証)。
EV/EBITDA(企業価値倍率)6.41倍も業種中央値17.69倍を下回る。しかしROE(自己資本利益率)5.45%の低迷が低評価の主因である。ROIC(投下資本利益率)3.78%は資本コスト3.67%を辛うじて上回る水準にとどまる。資産効率の向上が要求の論拠となる。
参考:年足(暦年)の株価推移。株式分割・併合は最新基準に遡及調整済み。過去データであり将来を保証するものではない。
参考:週足の株価推移。紫の水平線は推定取得単価(撤退圧力発動水準)、マーカーは大量保有報告書提出時点の保有比率。過去データであり将来を保証するものではない。
根拠データ
判定基準
実質PBR :
含み益(不動産・政策保有株等)を加味した純資産に対する株価倍率。業種中央値との乖離で割安/割高を判断する基礎指標。1.0倍未満: 割安圏、1.0-1.5倍: 中立圏、1.5倍以上: 割高圏。
EV/EBITDA :
企業価値(時価総額+有利子負債−現金)÷ EBITDA。キャッシュフローベースの企業価値評価。業種中央値比0.8未満: 割安圏、0.8-1.2: 中立圏、1.2超: 割高圏。EBITDAが取得できない場合はPER(清原式)で代替。
ROICスプレッド :
ROIC − WACC。プラスなら資本コスト以上の利益を創出(価値創造)、マイナスなら価値破壊。10%超: 強い価値創造、0-10%: 中立水準、マイナス: 価値破壊。
NC比率(清原式) :
ネットキャッシュ(流動資産+投資有価証券×70%−負債合計)÷時価総額。高いほどアクティビストが還元強化を要求する根拠が強くなる。
割安度の検証
NC比率(清原式) 前実 ?
= 流動資産 18,090億円 + 投資有価証券×70% 1,080億円 − 負債合計 18,330億円
セクター相対評価
株主資本は有効に使われているか
計算パラメータ(Beta / WACC / ROIC)
指標 値
Beta(1年)?
0.90
株主資本コスト前実 ?
6.4%
WACC前実 ?
3.7%
ROIC前実 ?
3.8%
EVA 前実 ?
7億円
ROE
5.5%
売上高純利益率 前実 ?
5.9%
総資産回転率 前実 ?
0.13回
財務レバレッジ 前実 ?
6.96倍
賃貸等不動産(隠れ資産)
時系列データ(過去5年)
決算期 簿価 時価 含み益
2024-12
44,112
41,490
-2,622
単位: 百万円
出典: EDINET有価証券報告書 (S100XSG3) 、大量保有報告書 (S100Z0JK)
【編集部注】
割安さは残る。だが、それだけでアクティビストが動くとは限らない。
2. どう動くか──介入シナリオと行動確率
大量保有報告書は出した──次の問いは、純投資のままか、経営に変化を求めるか。報告書の文言・過去の行動パターン から、介入の方向性と確率を読みます。
行動確率?
過去25件中5件(2026-08-23時点の調査)
→ 行動確率20.0%(過去25件中5件)は、このアクティビストが公開アクションに踏み込む可能性の低さを示す。
同社のPBR(株価純資産倍率)1.30倍やROE(自己資本利益率)5.45%は改善の余地を残す。しかし、オービスは公開対話を選ばず、直近で保有比率を9.95%から8.86%へ減らした。過去のサンドラッグ等の事例と同様に、静かに売却を進める蓋然性が高い。
主要戦略: 株主還元方針変更 / 副次的な戦略: 自社株買い要求
共同保有者・貸株・担保契約:いずれも本報告書に記載なし
根拠データ
判定基準
行動確率 :
このアクティビストの過去の全保有案件のうち、実際にエスカレーション(株主提案・対話要求等)に移った比率。75%なら4件中3件で行動に転じた実績。保有目的文言はテンプレート化されていることが多いため、文言一致ではなく全案件ベースで算出。灰色固定表示。
ISS/Glass Lewis基準該当 : 一般公開基準への形式的該当を示す。実際の個別推奨は非公開(有料レポート)のため「反対推奨された」と断定するものではない。
過去投資先での実績
行動パターン
過去25件中、明示的な行動(法的係争、株主提案、公開書簡)に踏み込んだのは5件にとどまる。残る20件は明示的行動なしの階層に分類される。法的係争型1件の勝率は100.0%、公開書簡型3件の勝率は66.7%である一方、明示的行動なし階層の勝率は41.7%であり、関与の度合いがリターン実績に影響を与える傾向が観測される(過去実績・将来非保証)。
行動タイプ別の成績(過去25件、リターン確定 17件)
行動強度
件数
1年超過勝率
超過R中央値
E 法的係争型
1件
100.0% (1件)
26.1%
D 株主提案型
1件
0.0% (1件)
-56.8%
C 公開書簡型
3件
66.7% (3件)
1.7%
B 会社対応のみ観測
0件
—
—
A 明示的行動なし
20件
41.7% (12件)
-13.0%
※ 過去実績。投資判断の保証ではない。D階層(株主提案型)の結果内訳(可決/譲歩/否決)は下記カード個別参照。
過去投資先での行動履歴(全25件) :過去の新規報告銘柄について、実際の行動と保有目的を対比(当該企業は除外)。
実際の行動
AGM結果
[代表取締役会長] 21.63%、合計 50.32% で過半数支配)。廣瀬泰三は代表取締役社長だが大株主リストには登場せず、雇われ経営者ポジション。山本家 2 人で 50% 超のため、株主提案は事実上否決可能。これが Orbis アクションが可視化に至らない構造的理由
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
-19.2%
2年超過:
-36.4%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
edinet_silver(履歴データ)、maonline.jp/db/companies/9989/shareholding(7件の変更報告書時系列、一次デー…
1年超過リターン:
-18.0%
2年超過:
-21.5%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+20.7%
2年超過:
+8.0%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
公開書簡
オービスから Genky 経営陣への公開書簡は不検出、Genky 側 IR にも対応開示なし、純投資ステータスと整合。保有推移は初回 5.1% → 6.13% (2024-06) → 4.72% (2024-09 一時 5% 割れ) → 5.0
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+6.0%
2年超過:
+51.0%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
係争
ードシップの一環」と公言、アオキに対する活動報道もなし。なお同社向けには別途 Oasis Management が 2023-05 に 5.50% 保有報告のうえ 2024 年に社長解任提案・損害賠償提訴へ進展しておりアクティビスト負担は Oasis 側に集中
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+26.1%
2年超過:
+20.0%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
株主提案
2023-03-14 の株主提案受領: ポールトゥウィン HD は「株主提案に対する取締役会意見に関するお知らせ」を適時開示しており 6 月総会向けに何らかの株主提案が提出された事実は確認できる。提案者名は本調査時点では特定不能だが、創業者三名 (橘民義、本重光孝、松本公三) が大株主に名を連ねること、橘氏が 2023-12 に 5% 突破報告を行い段階的に 7.1% まで買い増している事実から、創業者株主による提案であった可能性が高く、オービス由来の積極株主提案である蓋然性は低い
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
-56.8%
2年超過:
-93.7%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+54.4%
2年超過:
-4.0%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
-12.3%
2年超過:
-28.0%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+22.0%
2年超過:
+14.4%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
公開書簡
「公開書簡」や「株主提案」の形ではないが、CEO 清水隆史氏が公式に「株主還元方針見直しは Orbis Investment Management の提案を受けたもの」と明言 (Bloomberg / Tire
メディア報道
「公開書簡」や「株主提案」の形ではないが、CEO 清水隆史氏が公式に「株主還元方針見直しは Orbis Investment Management の提案を受けたもの」と明言 (Bloomberg / Tire Business 報道経由)。水面下のエンゲージメント成功型。2023-07-07 の保有目的変更「重要提案行為等」は株主還元強化と資本政策見直しを会社側に強く要求するシグナル → 翌
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+1.7%
2年超過:
+37.0%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
-19.0%
2年超過:
-80.7%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
edinet_silver(履歴データ)、株探kabutan.jp、IRBANK irbank.net、businesswire.com(オービス公式声明、一次…
1年超過リターン:
-13.6%
2年超過:
-29.8%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
-45.2%
2年超過:
-62.5%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+31.5%
2年超過:
+83.0%
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
公開書簡
2025 年 4 月 13 日 Bloomberg 経由でツルハ・ウエルシア統合案に公開反対表明。2025 年 5 月 15 日 BusinessWire 経由で公開書簡 "Orbis Responds to Public Statements by Tsuruha on Proposed Tsuruha-Welcia Merger and Subsequent Te
AGM結果
リスクは「最大保有比率 10.29% でも単独では支配権変更を阻止できない」点 — 創業家票 + イオン既存 41.18% で統合議案 72.29% 可決、オービスの主張する 15,500 円には届かず 2,900 円で決着。コバンザメは TOB 公表 (2025-04-11) 〜 価格引き上げ (2025-12-02) の 8 ヶ月窓で売却すれば 3
メディア報道
金オファーで実施されるべき」「ツルハ取締役会は対抗提案を積極的に募るべき」「ツルハがウエルシアに支配権プレミアムを支払う必要はない」と主張。ISS および Glass Lewis も統合反対を推奨 (報道ベース)
勝ちパターンは (1) 創業家支配・ガバナンス問題が顕在化した銘柄で業界再編 (TOB) 機運が立ち上がる局面 — オアシス (2023) → イオン株取得 (2024 年 2 月) → オービス
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
-47.1%
2年超過:
-37.0%
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当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
メディア報道
公開書簡なし、株主提案なし、報道ベースのエンゲージメント言及なし、IRBANK 上の保有目的記載も「純投資」のまま終始。撤退の解釈: HOME'S 本業の収益悪化 (2022/9 期セグメント利益急減) と海外事業の構造的赤字を背景とした
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
-38.8%
2年超過:
-50.0%
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実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
+20.1%
2年超過:
+97.9%
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実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
edinet_silver(保有履歴、確定2件分)、irbank.net(E09662投資先一覧・6951株式情報、3件目の8.85%データは未確認区分)、Ya…
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
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実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
edinet_silver、報道ベース(株探、みんかぶ、日本経済新聞、Yahoo!ファイナンス[アイフィス株予報]、株式新聞Web、M&A Online)、アグ…
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
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当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
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当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
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当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
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当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
実際の行動
目立った行動は確認できませんでした(純投資で完結)
参照ソース(1件) / 調査: 2026-08-23
1年超過リターン:
リターン未確定(1年未経過)
EDINET保有目的「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
残り20件を表示 ▼
※ 実行動データは Claude Code WebSearch 経由で調査・格納(activist_action_history_gold)。超過リターンは TOPIX 対比・報告翌営業日始値基準・1年/2年経過時点の値。
保有目的文言の変遷(事由変更 5件 / 同一事由 21件)
▼ 保有事由が変更された銘柄:
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと。
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
該当事項なし
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
該当事項なし
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと。
当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資
純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと。
同一事由の 21件を表示
※ 事由変更ありの行は左線ハイライト。報告日リンクからEDINETの1次情報を確認できます。
出典: 大量保有報告書 (S100Z0JK)
【編集部注】
静かに売却を進めるとしても、株主構成の壁を崩せるかは別問題だ。
3. 提案は通るか──株主構成と議決権の壁
株主提案は通るか。固定株主の壁と浮動株の構成 から、アクティビストの議決権戦略が成立する条件を検証します。
安定株主比率前実 (2025-12期) ?
壁の合計(鈴木式準拠)
安定株主比率は議決権ベース、アクティビスト保有は株券等保有割合ベースのため分母が異なります(概算)。 市場での売買のしやすさは「浮動株比率(JPX基準)」で別途示しています。
市場流動性の目安 — 浮動株比率(JPX基準) : 40.0%(JPX基準・2026-03-31時点)
→ 実質安定株主比率45.0%は高く、創業者関係者が議決権の過半数に迫るため株主提案の可決は困難。
筆頭株主の株式会社熊谷正寿事務所が36.62%を保有する。さらに創業者個人が9.22%を保有する。両者の合計は45.84%に達し、強固な議決権ブロックを形成する。過去の情報・通信業における確定案件は1件中0勝(過去実績・将来非保証)。議決権行使による正面突破は現実的ではない。アクティビストは水面下の対話による合意形成を模索せよ。
根拠データ
判定基準
安定株主比率 :
鈴木式準拠固定株分析(独自拡張版、v6.0 議決権ベース、2026-04-30〜)。A(その他法人) + B(政府) + D(個人大株主) + E(政策保有金融×0.7) + F(外国戦略株主) + G(オーナー系ファンド) + H(持株会×0.5) − I(国内VC控除)。分母=議決権総数(発行済株式総数 − 自己株式)。C(自己株式)は議決権ゼロのため計算式から除外し、参考値として表示。鈴木氏の見解では、30%を超えるとアクティビストにとっては狙いにくい銘柄となる(70%以上: 壁が極めて厚い、30-70%: 中間水準、30%未満: 議決権構造上の障壁が低い水準)。
アクティビスト保有比率 :
最新の大量保有報告書に基づく保有比率。参考情報として灰色表示。
オーナー持株比率 :
CEO・関連資産管理会社の合計保有比率。20%超: 拒否権に近い水準、5-20%: 中間水準、5%未満: 低水準。
外国法人等保有比率 :
海外機関投資家・ファンド等の保有比率。外国法人等の比率が高い企業は株主還元・ガバナンス改善への圧力が強い傾向があり、アクティビストの提案が賛同を得やすい環境を示す。
安定株主比率の内訳(鈴木式準拠・2025-12期)
所有者別構成(法定開示区分)
金融機関 17.5%
証券会社 0.8%
その他法人 33.4%
外国法人等 27.5%
個人その他 20.8%
自己株式 7.5%
大株主一覧(上位10名)
# 株主名 所有者区分 持株比率 保有株数(株)
1
株式会社熊谷正寿事務所
その他法人
36.6%
35,716,000
2
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
金融機関
13.8%
13,431,000
3
熊谷正寿
個人その他
9.2%
8,990,000
4
CEPLUX-ORBISSICAV(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
外国法人等
4.8%
4,637,000
5
株式会社日本カストディ銀行(信託口)
金融機関
4.5%
4,361,000
6
THEBANKOFNEWYORKMELLON140051(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)
外国法人等
1.8%
1,706,000
7
THEBANKOFNEWYORK133612(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)
外国法人等
1.6%
1,566,000
8
ORBISINSTITUTIONALFUNDSLIMITED-ORBISINSTITUTIONALGLOBALEQUITY(OFO)FUND(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
外国法人等
1.5%
1,449,000
9
STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY505001(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)
外国法人等
1.4%
1,333,000
10
ORBISOPTIMALSAFUNDLTD(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
外国法人等
1.1%
1,064,000
1
株式会社熊谷正寿事務所
その他法人
36.6%
35,716,000株
2
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
金融機関
13.8%
13,431,000株
3
熊谷正寿
個人その他
9.2%
8,990,000株
4
CEPLUX-ORBISSICAV(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
外国法人等
4.8%
4,637,000株
5
株式会社日本カストディ銀行(信託口)
金融機関
4.5%
4,361,000株
6
THEBANKOFNEWYORKMELLON140051(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)
外国法人等
1.8%
1,706,000株
7
THEBANKOFNEWYORK133612(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)
外国法人等
1.6%
1,566,000株
8
ORBISINSTITUTIONALFUNDSLIMITED-ORBISINSTITUTIONALGLOBALEQUITY(OFO)FUND(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
外国法人等
1.5%
1,449,000株
9
STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY505001(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)
外国法人等
1.4%
1,333,000株
10
ORBISOPTIMALSAFUNDLTD(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
外国法人等
1.1%
1,064,000株
支配構造リスク
リスク項目 判定 詳細
オーナー管理
判定結果 CEOまたは資産管理会社が大株主5%以上に該当せず
非該当
-
親子上場
判定結果 該当する上場大株主なし
筆頭株主 株式会社熊谷正寿事務所(36.6%)
非該当
-
筆頭株主が上場企業
−
-
上場大株主あり(20%超)
−
-
政策保有・相互保有
# 銘柄名 コード 株数 時価 持ち合い
1
CMEGroupInc.
−
40,000株
N/A
無
1
CMEGroupInc.
−
40,000 株
時価 N/A 百万円
合計 1銘柄
対時価総額比率 N/A
MINIMAL
対時価総額比率N/A
対時価総額比率 N/A
銘柄一覧(1銘柄)
1
CMEGroupInc.
−
40,000 株
時価 N/A 百万円
合計 1銘柄
対時価総額比率 N/A
保有比率の推移
2023-12-22〜2026-09-07 で
5.01% → 8.86%
(全5回報告・平均 0.96%/回)
買い増し
→ 2023-12-22から2026-09-07の間に保有比率は5.0%から8.9%へ増加(+3.9pp)。
【過去の類似パターンとの照合】
現在のパターン: 約2年9ヶ月の保有期間中、5.01%から最大9.95%まで段階的に買い増した後、直近で8.86%へ1.09pp減少。
類似事例:
スギホールディングス(2025年)
パターン: 5%前後での増減を繰り返し、一時4.66%まで減少。
その後の行動: 保有目的を純投資に維持したまま、その後5.01%へ再保有。
結果: 経営陣への公開提案は行わず、資本政策の推移を静かに監視。
サンドラッグ(2026年)
パターン: ピーク8.25%から4.94%まで段階的に減少。
その後の行動: 公開アクションを起こさず、5%未満へサイレント売却。
結果: 法定開示義務ラインを下回り、追跡が途絶。
ユニプレス(2025年)
パターン: ピーク9.86%から3.59%まで段階的に減少。
その後の行動: 純投資目的のまま段階的に売却。
結果: 公開対立を経ずにポジションを縮小。
パターン分析:
過去のドラッグストアや自動車部品セクターでのサイレント売却パターンと類似しており、公開対立を経ずに段階的に保有比率を縮小させる蓋然性が高い。
過去の行動パターン詳細と、理論株価から見た株価の位置づけは以下のセクションで分析します。
ガバナンス
取締役・監査役一覧
代表取締役グループ代表会長兼社長執行役員・CEO
8,990,000株
8.3%
取締役グループ副社長執行役員グループ代表補佐グループインフラ部門統括
143,000株
0.1%
取締役グループ副社長執行役員・COOグループ代表補佐セキュリティ事業担当
55,000株
0.1%
取締役グループ副社長執行役員・CFO グループ代表補佐
39,000株
0.0%
取締役グループ副社長執行役員グループ決済部門統括GMOペイメントゲートウェイ株式会社代表取締役社長
7,000株
0.0%
※「社外」はEDINET開示の役職名に基づく分類。
出典: EDINET有価証券報告書 (S100XSG3)
【編集部注】
正面突破が困難な局面で、下値を支える原資は十分に備わっているのか。
4. 下値は堅いか──配当・増配・自社株買い余力
株価が下がったらどこまで耐えられるか。ネットキャッシュの厚みと株主還元の実績 から、下値を支える原資と還元姿勢を検証します。
総還元性向前実 ?
(配当+自社株買い)÷純利益(前期確定)
ネットキャッシュの時価総額カバー率(NC比率)
NC比率が高い企業は「使っていない現金」が多く、アクティビストが増配・自社株買いを要求する根拠になる。株価の下値を支える安全域の目安。
→ ネットキャッシュ比率(NC比率)11.76%と総還元性向33.62%は、下値を支える原資と還元姿勢が中程度であることを示す。
FCF(フリーキャッシュフロー)利回りは10.39%と高く、還元の原資を稼ぐ力は備わる。現在の総還元性向は業種中央値19.62%を上回る。一定の還元姿勢を示すため、追加の還元要求に対する会社側の反論の余地は大きい。
根拠データ
判定基準
配当利回り :
1株あたり配当 ÷ 株価。現在の水準での基本指標。
総還元性向 :
(配当+自社株買い)÷純利益。80%未満: 健全水準、80-100%: 高水準、100%超: 利益以上に還元しており持続不能。
配当性向 :
① AI推定配当性向: このアクティビストの過去の増配要求実績(1件以上)と財務指標を統合してAIが推定した配当性向。
② シミュレーション配当性向: 過去実績なしの場合、MAX(業種配当性向中央値, 50%)を仮定値として使用。これは仮定に基づく試算であり、予測ではない。
増配余力 :
NC比率が高いほど現金余剰が大きく、配当性向を引き上げても財務の安全性を損なわない。総還元性向100%超は持続不能。
本銘柄は無配(または配当シミュレーション非対象)のため、増配シミュレーションは省略しています。
配当・還元データ
NC比率? 前実
11.8%
余剰現金あり。増配原資は一定
FCF利回り? 前実
10.4%
FCF潤沢。増配の持続可能性が高い
業種配当性向中央値? 前実
19.6%
現在33.6%は既に業種を上回る水準
出典: EDINET有価証券報告書 (S100XSG3)
【編集部注】
還元の原資は中程度。しかし、肝心の上値となる試算値の不在。
5. 出口はどこか──シナリオ別試算値
何が起きたら、いつまでに、いくらで売れるのか。出口が見えなければ全体像が掴めない。
ここまでの分析を統合 し、カタリストのスケジュールとトリガー条件から3シナリオの出口を描きます。
理論株価試算値?
データ制約あり(3モデルのみ算出可能)
現在株価: 4,091円
データ制約:
算出可能な理論株価モデルが3モデルのみのため、3シナリオの信頼性は限定的です。
→ 理論株価試算値はモデルA(実質PBR (株価純資産倍率)指針モデル)の6,952円(モデル計算・将来非保証)のみが算出されている。
現在株価4,091円は、この試算値を41.2%下回る水準にとどまる。利益や配当ベースのモデルはデータ不足により算出不能である。実質支配株主が45.84%を保有する構造である。だから、理論値への収斂を促すカタリストの発生は想定しにくい。アクティビストはサイレント売却を進めており、出口は市場での段階的な処分となる蓋然性が高い。
理論株価5モデル vs 現在株価(4,091円)
EV/EBITDA逆算
7,687円(+87.9%)
赤線 = 現在株価
根拠データ
判定基準
3シナリオ試算値レンジ :
5つの理論株価モデルの最小値〜最大値。現在株価がレンジのどこに位置するかで割安/割高を視覚的に把握。
理論株価5モデル :
A: 実質PBR是正 / B: 事業価値+余剰現金(清原式) / C: 配当還元 / D: EV/EBITDA逆算 / E: DOE逆算
アプローチ系統 — 資産ベース: A・E / 利益ベース: B・C / キャッシュベース: D。同じ系統のモデルは近い値になりやすい。
理論株価試算値 = 現状の実力を業種標準で測り直す2モデル(事業価値+余剰現金・実質PBR是正)の平均。
配当還元は還元政策の変更を仮定した条件付き試算のため、この算出には含めない。
算出できたモデルが1本の場合はその値を用いる。いずれも算出不可の場合は表示しない。
推定取得単価 : 大量保有報告書の記載から逆算。アクティビスト側の損益分岐であり、撤退圧力の発動水準。
3シナリオのトリガー条件
強気
+89.0%
7,733円
会社側が自律的なROE向上策や大幅な追加還元策を公表すること。
中立
+69.9%
6,952円
会社側の資本政策に大きな変化がなく、アクティビストも追加の売却を行わずに静観すること。
弱気
+69.9%
6,952円
保有比率の減少トレンドが継続し、5%の法定開示義務ラインを割り込むこと。
理論株価5モデル比較
▶ 計算式
当社EV/EBITDA 6.41倍 → 業種中央値 17.69倍 で再評価
EBITDA 34,200百万円 × 17.69倍 = 理論EV 605,101百万円
▶ 計算式
BPS 3,151円 × 業種PBR中央値 2.22倍 × 還元アップリフト 1.11倍
※ 業種DOE 2.71% → ターゲット 3.0% への引上げを仮定した条件付き試算値
▶ 計算式
実質PBR 1.31倍 → 適用PBR 2.22倍(業種中央値2.22倍)
現在株価 4,091円 × 2.22 ÷ 1.31
※理論株価試算値は現状の実力を業種標準で測り直す2モデル(清原式・PBR是正)の平均。配当還元は還元政策の変更を仮定した条件付き試算のため含めない。算出できたモデルが1本の場合はその値を用いる。モデル計算であり将来を保証するものではない。
このアクティビストの過去の行動パターン
パターン分析(AI抽出値):
過去のドラッグストアや自動車部品セクターでのサイレント売却パターンと類似しており、公開対立を経ずに段階的に保有比率を縮小させる蓋然性が高い。
※ 上記はAIが抽出した参考値です。SQLによるルールベース集計ではありません。
出典: 大量保有報告書 (S100Z0JK) 、EDINET有価証券報告書 (S100XSG3)
【編集部注】
出口は市場での処分となる。だが、このファンドの過去の勝率が成否を分ける。
6. 過去の打率は──過去17件でTOPIXに勝てたか
このアクティビストは過去、市場平均に勝てたか。勝率が低くても、個別の需給・財務条件が違えば結果は変わる──その違いをS1〜S5で多面的に検証してきました。
期待値スコア: -4.81
→ 実額ベースの1年勝率は47.1%と半数近くがプラスを確保した。
ただし、TOPIX超過勝率は35.3%(過去17件)にとどまり、市場平均を上回る難しさを示す(いずれも過去実績・TOPIX超過・報告翌営業日始値基準・将来非保証)。このアクティビストは長期バリュー投資を志向する。そのため、1年時点の成績は低位に沈みやすい。直近のポールトゥウィンHD等でも、長期保有を前提とした静かな関与を続ける。
根拠データ
判定基準
大量保有報告書が公開された翌営業日の始値 を基準に、その後の株価パフォーマンスを検証しています。
「勝ち」= 報告書公開翌営業日の始値を起点に、1年後の株価リターンがTOPIXを上回った案件
対象:オービスの過去25件の大量保有案件(うち1年以上経過し成績が確定した17件で勝率を算出)
勝率: 60%以上は市場平均を上回る傾向、50%未満は市場平均を下回る傾向。
超過リターン中央値: プラスなら市場平均を上回る実績。
※ リターンは報告翌営業日の始値から一律1年後の株価で算出しており、アクティビストの途中撤退は考慮していません。
開示翌日基準の成績(報告翌営業日始値)
(参考)絶対リターン:
1年勝率 47% / 平均+3.5%、
2年勝率 69% / 平均+17.8%
過去投資先の個別実績(25件)
※ リターンはTOPIX超過リターン(報告翌営業日始値基準)。新規報告のみ。
出典: 大量保有報告書 (S100Z0JK)
【編集部注】
長期保有を前提とするが、途中で売却に動く兆候を見落とせば意味がない。
7. 撤退の兆候は──エグジットシグナルと検知条件
4つの撤退シナリオ について、観測データと警戒条件を整理します。
撤退兆候?
4項目中0項目が警戒(2項目は手動確認)
平均保有期間: N/A
→ 保有比率が9.95%から8.86%へ減少し、段階的な売却フェーズに入った蓋然性が高い。
実質支配株主が議決権の45.84%を掌握する強固な構造が立ちはだかる。だから、公開対立を避けてポジションを縮小させる過去のサイレント売却パターンと整合する。現在株価は理論株価試算値(モデル計算・将来非保証)を下回る。しかし、議決権構造上の障壁から撤退の動きが先行していると読める。
根拠データ
判定基準
撤退兆候チェックリスト (4項目):
各項目について「兆候なし / 注視 / 警戒」の3段階で判定。警戒が1項目以上でパネル赤、注視のみで灰、全て兆候なしで緑。
① 保有比率減少 : 大量保有報告書の変更報告から自動判定。2回連続で減少した場合に警戒。
② 要求達成 : 主要要求(増配・自社株買い・ガバナンス改革等)が実現し保有継続の動機が消滅した場合に警戒。現在は手動確認。
③ 対話膠着 : 株主総会での提案否決が複数回続き対話にも応じない状態が長期化した場合に警戒。現在は手動確認。
④ バリュエーション到達 : 株価が理論株価試算値に到達、またはPBRが業種中央値に収斂した場合に警戒。自動判定。
撤退シナリオ別チェック
観測データ:
保有比率 8.86%(直近変動-0.05pp) →S3
警戒条件:
保有比率が2回連続で減少した場合
判定方法: 自動判定(大量保有報告書の変更報告から前回比較)
観測データ:
配当性向33.6%(業種中央値19.6%)
警戒条件:
主要要求(増配・自社株買い・ガバナンス改革等)が実現し、保有継続の動機が消滅した場合
観測データ:
安定株主比率 45.0%、社外取締役比率 →S3
警戒条件:
株主総会での提案否決が複数回続き、経営層が対話にも応じない状態が長期化した場合
警戒条件:
理論株価試算値に到達、またはPBRが業種中央値に収斂した場合
判定方法: 自動判定(PBR・理論株価と閾値の比較)
本チェックリストは撤退兆候の有無を整理したものであり、売買タイミングの助言を構成するものではありません。
出典: 大量保有報告書 (S100Z0JK) 、EDINET有価証券報告書 (S100XSG3)
【編集部注】
撤退の動きが先行する中で、すべての要素を統合した全体像はどうなるのか。
8. まとめ──スコアの構成と根拠
S1〜S7の分析を4つの軸で集約した総合指標。スコアの計算過程とデータ品質 を開示します。
コバンザメスコア?
/ 10.0
財務 1.9 + 行動 0.7 + 株主構成 0.8 + 実績 0.0
※ 本スコアは、財務面の割安度・アクティビストの行動特性・株主構成・過去案件の実績を定量評価した分析指標です。投資判断を推奨するものではありません。
リスク要因: TOPIX超過勝率 35% / 無配
→ 総合スコア3.4は、財務面の評価が判断の主要な根拠であることを示します。情報・通信業では、2026年6月の株主提案対象企業数が52社と過去最多を記録しました。しかし、対象企業は筆頭株主の熊谷正寿事務所などが議決権の45.84%を保有します。だから、株主提案による改善要求の可決は困難と読めます。オービスは同社株の保有比率を9.95%から8.86%へ減少させました。同ファンドは他社のサイバーエージェントでも保有割合を5.97%へ減らしています。実質PBR (株価純資産倍率)1.31倍は業種中央値2.22倍を下回ります(モデル計算・将来非保証)。乖離率は41.0%に達します。資産面の割安さは残るものの、議決権構造上の障壁から撤退の動きが先行していると読めます。
根拠データ
判定基準: コバンザメスコアの算出方法
コバンザメスコア(0.0〜10.0)
4つの分析軸を重み付け平均した総合指標。
composite = (財務×0.30 + 行動×0.35 + 株主構成×0.25 + 実績×0.10) ÷ 5.0 × 10.0
割安か+下値は堅いか(財務 ×30%)
バリュエーション・資本効率・株主還元余力。§1と§4の分析がこの軸に対応。
5=極めて割安+還元余力潤沢、0=割高+効率的。
どう動くか+撤退の兆候は(行動 ×35%)
本気度・行動確率・戦略予測・撤退リスク。§2と§7の分析がこの軸に対応。
5=AGGRESSIVE+高勝率+エスカレーション、0=撤退兆候。
提案は通るか(株主構成 ×25%)
議決権構造・株主構成・浮動株比率。§3の分析がこの軸に対応。
5=壁が薄い+浮動株潤沢+票読みHIGH、0=壁が厚く変更困難。
過去の打率は(実績 ×10%)
アクティビストの過去案件バックテスト。§6の分析がこの軸に対応。
TOPIX超過勝率×超過リターン中央値。データ不足時は0.0。
データ品質
HIGH=データ十分で信頼性高い / MEDIUM=一部欠損あり / LOW=重要データ欠損。
※本スコアはモデル計算値であり、投資判断を示すものではありません。将来のリターンを保証・予測するものではなく、スコアの高低は売買の推奨を意味しません。
スコア内訳
各軸スコアはS1〜S7の分析データを入力としたAIによるモデル計算値であり、ルールベースの算出ではありません。
同一データに対して実行ごとに微小な差異が生じる場合があります。
AI分析プロセス
アクティビスト意図: サイレント売却による段階的撤退
データ品質:
PARTIAL
財務分析:
HIGH
ガバナンス分析:
HIGH
株主構成分析:
MEDIUM
一部の財務データ(PER、配当利回り等)が未取得であるため、利益・配当ベースの理論株価モデルが算出されていません。
ステージ間分析
⚠ ステージ間の矛盾:
財務分析ではPBR 1.30倍やROE 5.45%の低迷から資本効率の改善余地を指摘しているが、株主構成分析では実質支配株主が議決権の45.84%を掌握しており、株主提案等の可決が構造的に極めて困難であるという不整合。
矛盾解消: この不整合は、アクティビストが公開対立による正面突破を諦め、保有目的を純投資に留めたまま、サイレント売却による段階的なポジション縮小(9.95%から8.86%への減少)を選択している状況と整合的に説明されます。
✔ ステージ間シナジー:
実質安定株主比率45.0%と実質支配株主の議決権45.84%の双方が、アクティビストの介入効果を減退させる方向でシナジーを発揮している事実。
相互作用効果:
財務的な改善余地(資産効率の低さ)が存在するにもかかわらず、強固な議決権構造が障壁となり、アクティビストの行動確率が低下し、結果としてサイレント撤退を促す相互作用。
調査トピック: 情報・通信業の再編と株主提案動向 / GMOインターネットの2Q決算と防衛策 / オービスの保有比率減少と他社動向 | ※ AI生成・外部情報参照